2024年03月28日

40代の人事が転職を成功させるには?気を付けるべきポイントや成功事例など

管理部門・士業の転職

一般的に転職は35歳までと言われることが多いため、「40代で人事に転職するのは難しいのでは」と考える方は少なくないでしょう。しかし、実際のところ、40代の人事でも転職に成功した事例は多数あります。

本記事では、40代人事の転職を成功させるポイント注意点志望動機例などについて解説します。

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40代の人事も転職は可能!

40代や50代でも転職に成功した事例は多くあり、「35歳転職限界説」は過去の定説となりつつあります。重要なのは年齢そのものではなく、年齢に見合ったスキルや経験があるか、それらが企業のニーズにマッチしているかどうかです。希望条件によっても転職できる可能性は変わります。

そのため、40代の人事でも転職は十分可能であり、諦める必要はありません。近年における人事の求人は増加傾向にあり、売り手市場が続いています。経験豊富で即戦力となる人材を求める企業も多いため、40代人事のニーズは高いです。

一方で、40代となると20代や30代の人材に比べて求人や採用枠の母数が少ないという現実もあります。そのため転職を望むのなら少しでも早めに行動を起こし、準備を万全にしたうえで取り組むことが大切です。これらの点については次章以降で詳しく解説します。

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40代で人事の転職に成功する人・しない人の特徴

ここでは、40代以上で転職に成功する人・しない人の特徴を解説します。

条件にこだわりすぎない

40代以上で転職に成功する人は、条件にこだわりすぎないという特徴があります。
とくに40代や50代は、20代の社会人とは異なり、ある程度の経験を積んできた方が多いため、転職してまた一から地位を築くのに抵抗を感じる方も多いでしょう。

しかし、「年収は○○○万円以上が絶対によい」「管理職からスタートしたい」など、あまりにも細かな条件を設定してしまうと、転職がうまくいかない恐れもあります。
なるべく条件にこだわりすぎないことを心がけましょう

退職理由や転職の動機が明確になっている

退職理由や転職の動機が明確になっている人は、40代以上でも転職に成功する確率が高いでしょう。
退職理由がはっきりしていれば、転職先の希望条件も明確になるので、スムーズな転職活動ができます。

「転職先で何がしたいのか」から「自分がどのような価値を提供できるの か」を正確に導き出せれば、採用担当者からの印象も良くなるでしょう。
一方で「なんとなく気に入らなくてやめてしまった」など、漠然とした理由で退職してしまうような人は、転職を成功させるのは難しいでしょう。

複数の手段を用いて複数の企業に応募している

40代で転職を成功させる人は、転職サイトやエージェントなど複数の手段を用いている場合が大半です。
また手段と同様、応募する企業も1つに絞らない方が転職の成功確率は高まるでしょう。
1つの転職方法や企業に非常にこだわるタイプは、転職に失敗してしまう可能性も大きくなります。

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40代の人事の転職を失敗しないために

40代の人事転職を失敗しないためには、いくつかのポイントに気を付ける必要があります。ここではそれぞれの注意点について、3つのトピックに分けて解説します。

過去に経験した職種や業界で求人を探す

まずは過去に経験してきた職種や業界で、求人を探してみましょう。
人事というとどの業種でも仕事は同じと思う方もいると思いますが、業種や業界によって関わる従業員の特徴や働き方も違います。

同じような職種や業界であれば、前職での経験を活かせる機会も多くなるため、即戦力として貢献できるでしょう。
同じ職種・業界であり、なおかつ前職と同規模の会社の求人があれば、真っ先にリストアップしておくのがおすすめです。

転職先でやりたいことをはっきりさせておく

転職先でやりたいことをはっきりさせておくのも重要です。
たとえば「人事のうちどのような分野をメイン業務としたいのか」「雇用形態や労働環境はどのようなものを希望しているのか」といった事柄になります。

当然こちら側の提示した条件と、企業側が求める条件が一致しないこともあるため、「どこまで譲歩できるのか」をあらかじめ考えておくことが大切です。

内定をもらった後も慎重に行動する

転職を成功させるためには、内定をもらった後の行動も重要です。
内定をもらった場合、内定から入社が決まるまで、数日の猶予があります。心の底から「転職してよかった」と思えるように、「その企業に決めてよいのかどうか」「条件面はちゃんと整理できているかどうか」など、最後のチェック作業をしましょう。

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40代の人事の転職活動におけるポイント

応募先の人事として働きたい理由を明確にする

転職活動を成功させるうえで重要なのは、なぜ応募先企業の人事職に就きたいのかを明確にし、採用担当者へ伝えることです。
たとえば、独自の企業戦略とビジョンに感銘を受けた、人材を大切に考える企業理念に共感した、などが考えられます。

自分の強みを的確に伝える

応募の際には、自分にどのような強みがあるのかも的確に伝えましょう。
これまでに経験してきたことや保有スキル、人事の領域でどの分野を得意としているのかなどを伝えます。
併せて、これらの強みを入社後にどう活かし、どのように貢献できるのかまで伝えられると好印象を与えられます。

管理職はマネジメントスキルをアピールする

管理職としての転職を希望するのなら、過去の実績と併せ、マネジメントスキルをアピールしましょう。
マネジメントスキルには、周囲の人々と良好な関係を構築できるヒューマンスキルのほか、業務の遂行に必要なテクニカルスキル、物事の本質を見抜くコンセプチュアルスキルなどがあります。これら管理職に必須のスキルをアピールすることで、有用な人材であるとアピールできます。

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40代の人事へ転職する際の志望動機例

私はこれまで、人事部門で人材の採用や育成に長く携わってきました。なかでも育成に関しては深く関わっており、個々のスキルを適切に把握し、適材適所な人材配置の実現に貢献してきた実績があります。
貴社では、新たな事業の立ち上げに向けた人材の育成に注力し試行錯誤していると聞きました。私なら、これまでの経験を活かし貴社の人材育成プロジェクトにも貢献できます。いずれは、採用や育成だけでなく、過去に培ってきた経験とスキルを活かし人事全般の業務に関わりたいと考えています。

志望動機を書くときは、「過去の経験を整理する」→「志望企業のスクリーニング」→「企業が求める人材であることの証明」の3ステップで進めます。
自身の経験やスキルによって、企業にどんな貢献ができるのかを明確にしましょう。加えて他者との差別化を図るため今後のキャリアプランなど応募者の個性も提示できるとより効果的です。

40代の人事の転職成功事例

40代の人事の転職成功事例

40代後半で老舗メーカーへの転職に成功

Pさん

Pさん(46歳・男性)

ベンチャー企業
年収:700万円

矢印 矢印

老舗メーカー
年収:600万円


ベンチャー企業に勤めていたPさんは、年齢のこともあり、腰を据えて長く働ける職場への転職を希望しました。
自身が何を重視するかを一番に考え、優先順位を明確にしたうえで転職活動へ取り組んだ結果、老舗メーカーの人事総務へ転職を成功させました。


方向性を明確にして外資系企業へ転職

Hさん

Sさん(40代前半・女性)

事業会社
労務総務業務
年収:450万円

矢印 矢印

外資系企業
労務業務
年収:460万円


事業会社で労務・総務に携わっていたSさんは、労務に注力したいと考え転職を決意します。転職活動では、過去の経験を活かしつつ、新たな業務にも関われる職場で働きたいと方向性を明確にして取り組みました。
その結果、外資系企業の労務への転職を成功させます。方向性の明確化と、自身の望む未来を明らかにしたことが成功の秘訣です。


マネジメント経験を武器に転職成功

Hさん

Nさん(40代後半・女性)

社会保険労務士法人

矢印 矢印

保育所運営企業


社会保険労務士法人でチームのマネジメントおよび給与計算・社会保険手続きに従事していたNさんは、企業人事に携わってみたいと転職を決意します。
スキル不足からお見送りが続きましたが、育成に課題がある企業からマネジメント経験を高く評価され、保育所運営企業への転職に成功しました。Nさんの強みと企業のニーズがうまくマッチした結果です。

人事の転職におけるよくある質問

Q.転職活動で絶対にやるべきこととは?

なぜ転職したいのか、どのような企業に入社し何をしたいのかなどを明確化することです。転職活動の軸を明確にすることで、ミスマッチの回避にもつながります。

Q.業界や業種へのこだわりは絶対に必要?

こだわりがなくても転職は可能です。実際、業界や業種へのこだわりが強くない人でも転職を成功させています。ただ、企業によっては、過去にどのような業界で人事経験を積んだのかを採用の判断基準とするケースもあります。

Q.現職を退職してから転職活動をするのは不利?

退職してしまうとブランクが発生するため、あまりおすすめできません。また、40代となると応募先が限られるためなかなか転職先が決まらず、収入源が途絶えてしまうリスクもあります。

まとめ

40代人事でも転職は可能なので、ポイントを踏まえて転職活動に取り組みましょう。
大切なのは、転職活動の軸を明確にして、そのうえで自分の強みを的確に伝える事です。また、管理職としての転職を希望するならマネジメントスキルのアピールが有効です。
自分の力だけでは転職が難しいと感じるのなら、転職エージェントも積極的に活用しましょう。

管理部門・士業の転職

この記事を監修したキャリアアドバイザー

町田 梓

大学卒業後、新卒でMS-Japanへ入社。企業側を支援するリクルーティングアドバイザーとして約6年間IPO準備企業~大手企業まで計1000社以上をご支援。
女性リクルーティングアドバイザーとして最年少ユニットリーダーを経験の後、2019年には【転職する際相談したいRAランキング】で全社2位獲得。
現在は法科大学院修了生~法務経験者、管理職経験者、弁護士の方までリーガル領域を中心に幅広く担当しております。

人事・総務 ・ 法務 ・ 法律・特許事務所 ・ 社会保険労務士事務所 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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