外資系特化型会計事務所税理士のキャリアパス

税理士のキャリアパス

7つのキャリアフィールド~

税理士のキャリアパスの中でも、「税務+語学力」で勝負をしていくフィールドが、外資系クライアントを主な対象として、税務顧問業務や各種コンサルティング業務を行っていく、外資系特化型会計事務所で働くことと言えます。
外資系クライアントを多く抱えている会計事務所の代表例が、世界最大規模で展開している国際会計事務所グループ系列の税理士法人で、通称Big4と呼ばれる税理士法人です。具体的には、KPMG税理士法人、EY税理士法人、デロイト トーマツ税理士法人、PwC税理士法人(順不同)があげられ、その規模は550~600名程度となっています。また、Big4税理士法人よりは規模感は小さくなりますが、Big4以下の国際会計事務所グループ系列の税理士法人においても、多数の外資系クライアントを抱えています。更には、そこから独立開業した外資系特化型の会計事務所も複数存在します。具体的な法人の例を挙げると、BDO税理士法人、株式会社フェアコンサルティング、CaN International 税理士法人、などがあります。
しかしながら、外資系に特化した会計事務所数は、そこまで多くはないということも特徴です。日本でビジネスを行っている企業は、当然のことながら、外資系企業ではなく日系企業がほとんどであると言えます。また、外資系企業の多くは、ビジネスのマーケットが大きな首都圏に集中している為、地方には外資系特化型の事務所はないと考えて良いと思います。
外資系特化型の会計事務所が、どのようなサービスを提供しているかというと、主には次のような業務があげられます。
まず、1つ目が「アウトソーシングサービス」です。日本支社や支店に、管理部門が置かれていない為、日々の記帳、月次・年次決算、給与計算・社会保険手続き、銀行口座管理等を代行するのがアウトソーシングサービスです。そして、2つ目が「レポーティング業務」です。これは、日本支社や支店において、どのような業績が上げられたのかを、本国に対して報告する作業のことで、月次決算の内容を本国の言語や会計基準に修正した資料を作成し、本国に対してレポーティングを行います。場合によっては、テレビ電話等を使用して、本国の上席とミーティングを行うこともあります。3つ目が、「各種コンサルティング業務」になります。一言でコンサルティング業務と言っても様々なものがありますが、国際税務や、M&A関連業務といったものをイメージして頂くと宜しいかと思います。また、日本の進出支援であったり、マーケティングであったり、場合によっては日本マーケットから撤退する支援をするような場合もあります。いずれの業務にも共通することは、税務会計の知識や経験に加え、語学力をはじめとする国際感覚や、外資系企業のビジネス文化を熟知していないと行えない業務と言えます。
こういったキャリアを積んでから、次にどのような選択肢が広がっているのかと言えば、独立開業や、同様のサービスを提供している会計事務所への転職等が上げられますが、外資系企業の経理・財務職に転職することもメインのキャリアパスと言えます。将来的に、外資系企業のCFOやコントローラー等を目指したいと考えている方には、お勧めしたいキャリアの一つと言えるのではないかと思います。

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