公認会計士(監査法人)職務経歴書サンプル
職種毎に異なるアピールポイントを意識して書いた職務経歴書と、意識せずに書いた職務経歴書では、たとえ同じ経歴であったとしても評価に大きな差が出ます。各職種特有のポイントを押さえ、魅力的な職務経歴書を作成しましょう。
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職務経歴書のポイント
過去に担当したクライアントの業種・売上・従業員や、上場・外資などの市場区分はもちろんのこと、監査業務のご経験の場合は自分の役割(担当か主査か)も忘れずに記入しましょう。
合わせて、担当した勘定科目の内訳等も記入すると経験内容がしっかりと伝わります。
アドバイザリーなどの非監査業務のご経験がある場合は、評価につながるため忘れずに記入するようにしましょう。
- 担当したクライアントについては、業種・規模だけでなく市場区分まで出来るだけ詳細に
- 主査以上の経験はあるか、ある場合は何社程度を担当していたか
- アドバイザリーなどの非監査業務の経験はどの程度あるか
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公認会計士(監査法人)向け
職務経歴書サンプル
職務経歴書
20●●年●月●日
(氏名を記入)●● ●●
要約
- 3行~5行程度でご経歴をおまとめください。
- 下記の職務経歴を見ていただけるかの重要な部分です。自分に興味を惹くように①簡単かつ明解に②強みをアピールして、記載ください。
職務経歴
●●監査法人(在籍期間:●●年●月 ~ 現在) |
---|
|
●●年●月:●●部所属
●●年●月:シニア昇格
●●年●月:マネージャー昇格
- 直近の経験から経歴を記載いただくのが一般的です。
- 会社説明を詳細かつデータを示すことで、調査能力や興味度合い、プレゼン能力を測ることができます。
会計監査業務
1. 業務内容- 箇条書きで業務内容の詳細を記載ください。
- 担当勘定科目の記載もお願いします(監査レベルをわかる指標となります)。
- ポイントはあくまで相手は監査業務・手続きを知らないものとして書くことです。
- あくまで守秘義務を守る範囲で、具体的に記載することがポイントです。
- 主査経験のあるものは「主査を担当」と記載ください。
(1) 法定監査(金融商品取引法及び会社法適用会社●社/会社法適用会社●社)
- 東証プライム上場大手製薬会社及び連結子会社5社:主査を担当
- 東証スタンダード上場小売業及び連結子会社2社
(2) 任意監査
- 投資有限責任組合法監査
私募ファンドの契約・スキームの適正性、未公開株の投資損失引当金の見積り等 - 公益法人監査:国立大学の収支監査
ロイヤリティ監査
- ライセンスのロイヤリティを収益とする企業に提出される、ロイヤリティ・レポートに虚偽の記載がない旨を報告する任意監査業務を担当
SEC登録関連監査業務
- SEC基準による過去3会計期間に係る有価証券報告書等の監査業務
- 主に、固定資産関連科目、投資関連科目、引当金関連科目、連結財務諸表全般を担当
- 日本会計基準から米国基準へのGAAP調整内容の検証手続
デューデリジェンス業務
1. 東証プライム上場大手製鉄会社による新興上場合板会社買収に先立つ企業詳細調査- 分析的手続、実査、視察、質問及び関連資料の閲覧等による資産の実在性及び評価並びに負債の網羅性に関する検証手続
- 各種財務分析(増減分析、回転期間分析など)
- 担当弁護士とのディスカッション
- クライアントへの調査報告書作成
- このように詳細な業務内容を記載し、相手にイメージさせることがポイントです。
上場申請書類(Ⅰの部、Ⅱの部)の作成支援業務:東証スタンダード上場予定の●●会社
- 上場関連書類における記載金額・数値・内容の検証及び各項目の整合性検証
- 上場関連書類の記載内容等に関する質問事項への回答業務
アニュアルレポート作成支援業務
- アニュアルレポートの英文財務諸表作成支援
- 英文財務諸表に対して監査報告書を発行する任意監査を担当
その他業務
- 研修講師経験:テーマ「●●」
- 出版著書(共著):「●●」
株式会社●●(在籍期間:●●年●月 ~ ●●年●月) |
---|
|
●●年●月:新人研修として各部署の事務業務を行う
●●年●月:主計部に配属
●●年●月:主任に昇格
- ご経験された業務は出来る限り詳細・網羅するようにご記載ください。
また、詳細に実際の従事した業務内容を記載ください。
実績
職務内容
経理・財務業務- 月次及び年次決算処理
財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)作成
管理資料作成、会計伝票起票、データ照合、決算整理
法人税、都道府県民・市町村民税、事業税、消費税申告書納付処理 - 部門別予算実績管理
- 資金繰り業務(銀行対応、借入金残高管理、手形割引、入金予定確認)
- 標準原価 月次管理及び半期改訂
- 経費、営業外損益、原価差額の実績集計及び内容分析
資格・免許・PCスキル
- 公認会計士登録:●年●月
- Word、Excel(マクロ関数使用経験あり)、Power point
- SAP/R3、弥生会計、勘定奉行
語学力
- TOEIC●●点(●●年●月)
- イギリスへの留学経験(●●年●月~●●年●月)
上司が英語圏の外国籍の者だったため、報告時に口頭ならびに文書にて英語使用の経験があります。実際に英語にてプレゼンテーションを行った経験はないものの、英語での会議の出席経験はあることから、業務上で使用する英語のヒアリングは問題ございません。
また元より英語に興味があり、学生時代イギリスへ留学しました。今後、職務上、更なる英語力向上をさせる意志があります。
- 上記のように英語力でアピールできることがあれば、記載したほうがより先方がイメージしやすく、好印象です。
自己PR
- 業務上での対応等やご自身の性格をうまく表して記載ください。
- 今後の方向性や目標が明確な方は、ご記載いただいてもよろしいかと思います。
特記事項
- 離職期間等、選考上マイナスになりそうな点、懸念に感じられそうな点があれば事情説明に使用してください。
(転職回数が4回以上の方や、在籍期間1年以内での転職、半年以上の離職期間 等)
そういった事情が無ければ、この項目は消して頂いて問題ございません。 - 退職理由を記載する場合は、あくまで簡潔に1~2行程度で記載して下さい。
- 退職理由は長文になるほどネガティブな内容になる傾向があります。
具体的かつ簡潔に記載することをお勧めします。
また、「キャリアアップのため」「一身上の都合」は、内容が不明確のため避けた方が良い表現です。
(例:採用時との労働条件相違のため、家族の介護のため、等) - 職務経歴書は2枚ないし3枚程度で記載ください。
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公認会計士が外資系企業に転職するメリットは何ですか?
公認会計士が外資系企業に転職するメリットは、「自分のペースで仕事ができる」「日系企業に比べて年収が高い」の2つです。 外資系企業は良くも悪くも実力主義のため、成果を出すことができていればプライベートの時間も確保しながら仕事をすることができます。 また、日系企業に比べて年収が高い傾向がありますが、福利厚生は日系企業の方が充実しているため、年収と福利厚生のどちらを重視するかを検討する必要があります。
公認会計士は外資系企業でワークライフバランスを重視した働き方が出来ますか?
外資系企業は日系企業に比べて実力主義な傾向が強いため、自分で労働時間を管理することができます。 また、今では日系企業でもリモートワークを採用している企業が多いですが、外資系企業は日系企業よりもリモートワークが普及しているため、働き方という意味でも外資系企業ではワークライフバランスよく働くことが可能です。
公認会計士は外資系企業でどのような部門に配属されることが多いですか?
公認会計士が外資系企業に転職する場合、「アカウンティング部門」もしくは「ファイナンス部門」のいずれかが有力な選択肢となります。 アカウンティング部門は、日系企業でいう経理部に当たり、ファイナンス部門は日系企業でいうと予算管理部門と経営企画部門のちょうど間ぐらいの立ち位置になります。
公認会計士が外資系企業で働くにはどのようなスキルが求められますか?
公認会計士が外資系企業で働くには、本国の経営陣や従業員とビジネス的な会話ができるレベルの語学力が必要です。 また、本国の所在地にもよりますが、US-GAAP、IFRS/IASといった海外の会計基準と日本の会計基準の違いをしっかりと理解しておく必要があります。 日本の公認会計士だけでなく、USCPAなどを取得しておくと外資系企業への転職には有利になります。
公認会計士が外資系企業に就職・転職するハードルは高いですか?
公認会計士が外資系企業に就職・転職するハードルは決して低くはありませんが、IFRS(国際財務報告基準)に関する知識と経験がある方には転職のチャンスがあります。 また、一定の英語スキルも必要にはなりますが、入社時に極端に高い語学力が求められるわけではありません。 尚、管理職を目指す場合は本国や他国の拠点とやり取りをするためにも、英語力は必須となります。
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