採用担当者が40代経理人材に求めるスキルと経験

経理・財務
2018/08/29

採用担当者が40代経理人材に求めるスキルと経験

20180829topics.jpg

40代の経理経験者が転職を考える場合、採用側は実務の熟練度だけでなく、何らかの実績を応募者側に求めるようになります。
経理職の実績として分かりやすいものは、経費削減目標や減税対策など、経理職だけで達成するというよりも、会社や部署を挙げて取り組む課題が多いという特徴です。

今回はそれを踏まえて、40代の経理人材が転職を考える際に、どのようなスキル・経験をアピールすると効果的なのか、ご紹介していきます。

40代経理経験者が転職を考える場合、マネジメント経験が鍵になる

20代からずっと経理畑で仕事をしてきた方であっても、管理職の椅子には届かなかったという方は少なくありません。
それゆえ、自分のキャリアを正当に評価してくれる環境で長く働きたいという希望から、40代で新天地を求めて転職をするケースも多いようです。

しかし、40代の場合、単なる経理実務経験の豊富さだけでなく、マネジメント能力も求められるようになります。
具体的には、主任職などの役職についた経験があるか、パート・アルバイトの勤怠評価を行っていたかなどです。
対外的なもので言えば、会計ソフトの導入担当者を務めるなど、何らかの業務改善に携わった経験もプラスに働きます。

求人条件や事業規模によっては、40代であっても一般職での採用は十分考えられますが、ある程度キャリアを活かした転職先を探す場合は、客観的に評価しやすい実績をアピールする必要があります。
その最たるものの一つが、他者との折衝を必要とする「マネジメント」なのです。

40代・経理の転職は、資格よりも実務経験が優遇される傾向

40代経理人材の転職では、経理における資格の優位性はあるのでしょうか。
結論から言うと、無いよりはあった方が好ましいですが、100%必要な資格というものはありません。
実務を経験している人間の方が勝手が利くことを採用担当者も知っています。そのため、40代であれば経理経験が豊富であることを見込めるため、資格が無くても、これまでの経歴や実務経験をアピールすれば、採用担当者に高く評価していただけるケースは十分に考えられます。

経理職御用達の資格の一つとしては、日商簿記があります。
会社の規模にもよりますが、日商簿記2級を取得していれば、中小企業規模の一般的な業務は一通り行えるレベルとされています。
しかし現実には、教科書通りの仕訳を切る場面はそうそうありません。

実務独特の処理の一つに「マイナス仕訳」というものがあります。
勘定科目や金額を誤ってしまった為、修正仕訳を切る際、あえて同じ科目で金額をマイナスして相殺するというものです。
学校でそのような方法は教わりませんが、経理業務に携わる者の間では常識です。

極めて初歩的な例を紹介しましたが、高度になればなるほど資格で扱わない場面は稀になるはずですですので、40代というこれまで積み重ねてきた経験経理経験を存分にアピールしましょう。

転職後、社内ルールに染まれる柔軟性があるかどうかを採用担当者は見ている

過去に経理職での転職を全く経験していない40代の方は、先に挙げた経理実務独特の処理に加え、各社が持つ「社内ルール」にも注意する必要があります。
領収証を例に挙げて紐解いてみましょう。

税務上重要な資料である領収証に関する取扱いは、厳密に行う必要があります。
日付・金額・\マークの有無・印紙の割印などが、概ね各社の共通項となります。しかし、会社や業種によっては、独特の習慣があるものもあります。

たとえば葬祭業の場合、喪主と葬儀代の振込人名義とが異なるケースがままあります。
この場合、領収証を切るとしたら振込人の名義で切るのが原則になりますが、喪主を経由しての支払いになるので、喪主の名前で切ってくれなどと言われることも想定されます。

このあたりのイレギュラーな状況に経理担当者としてどう対応するのかは、会社によってルールが異なります。
そもそも領収証を発行しないという会社や、但し書きの所に詳細を記載して発行するケースもあります。
これらの社内ルールを熟慮する姿勢が新しい環境では求められるため、柔軟性を示すエピソードを用意しておきましょう。

管理職のキャリアパスを想定して40代を採用するケースも少なくない

採用担当者の思惑として、40代の経理経験者に対しては、管理職への登用を考えている場合も少なくありません。
年齢を考えると、それ相応のコミュニケーション能力を備え、なおかつ実務も熟知していることが想定されるからです。
よって、失敗につながりやすいのは、この点における採用側と応募者とのミスマッチになります。

応募者側がキャリアアップを望んでいるのであれば、願ったりかなったりという展開になりますが、入社したばかりの人が管理職になるという風土を受け入れられない職場も少なくないのが現状です。
採用後のギャップに対応できず、転職後早期に退職を検討せざるをえない状況に追い込まれる例も少なくありません。
このような現状も踏まえつつ、自分自身が現状、会社に対して経理部内のどれくらいのポジションで仕事をしたいのかに思いを向け、転職先や条件を選ぶ必要があります。

40代をはじめとしたミドル層の転職は、やはり若年層に比べると厳しくなる場合もあることは否めません。
しかし、経理職は株式会社共通のルールに基づいた職種のため、アピールできるだけの実績が十分にあれば、幅広い業種で転職の可能性が広がります。

現場で経理業務に支障をきたさずにやっていくためには、過去に培ってきた実力に加え、新しいルールに積極的に順応していく柔軟性も問われます。
そのためには、謙虚な人格を磨くとともに、一日も早く経理実務を自信の身体に浸透させる努力が必要になります。
言い換えれば、40代の転職には、人間力は避けて通れないファクターと言えるかもしれません。

体力が衰える分、知性や経験を活かせる経理職は、40代からの転職を考えるには理想的な職種の一つです。
物怖じせず、自分の希望にマッチする環境選びに妥協せず、道を切り開いていきましょう!

>> 【経理のおすすめ求人】経理経験者が転職して年収を上げるには!?

【おすすめ記事】
経理は基本のスキルが一番大事!人事評価が上がる基本のスキル3選!
退職表明をしてから短期決戦の転職活動! 40代・経理マネージャーの転職成功事例

会員登録すると、キャリアのご相談や非公開求人のご紹介、履歴書の自動生成などの様々なサービスをご利用いただけます。

会員登録すると、キャリアのご相談や非公開求人のご紹介、履歴書の自動生成などの様々なサービスをご利用いただけます。

初めてご訪問の方へ

管理部門特化型エージェント No.1
MS-Japanのサービスをご覧ください!

最新求人情報や転職に役立つ情報をメールで配信します。

アドバイザーが直接あなたの可能性を診断!