公認会計士が歩む経理のキャリアとは?

経理・財務
公認会計士
2018/10/12

公認会計士が歩む経理のキャリアとは?

公認会計士が歩む経理のキャリアとは?

公認会計士の実社会における活躍しているフィールドは、時代を追うにつれて広がりを見せています。今までは監査法人に勤務している公認会計士こそが、王道で優秀だとされてきましたが、公認会計士のキャリアはそれだけではありません。たとえば、大企業の経理部に勤務する道はいかがでしょうか。

公認会計士という国家資格の可能性

公認会計士は、弁護士や不動産鑑定士と並ぶ、文科系の日本三大国家資格のひとつといわれます。企業の監査業務は公認会計士が法律上独占しており、税理士登録も可能です。公認会計士試験も、経済系の国家試験として最難関といわれます。

経営コンサルティングファームで、会計や税務の専門家として知見を提供することもできます。経営コンサルタントのクライアントの多くは大企業ですので、経理や税金の話は重大な関心事です。

また、株式市場への新規上場(IPO)を目指す、急成長中のベンチャー企業の幹部、たとえばCFO(最高財務責任者)として関わる公認会計士は、そのベンチャー企業にとって大きな存在感を示すことができるでしょう。上場準備の段階では監査法人によるチェックが必須となるのですが、公認会計士であれば監査法人が指摘するであろう点を前もって把握して、先回りして修正させることができるのです。その結果、上場の実現が早まることもあるでしょう。

一方で、大企業の経理や財務の担当者として勤務することも、公認会計士のキャリアとしては有効な選択肢です。インハウス会計士としての生き方はチャレンジよりも堅実さや安定を求める方にとって、魅力ある道といえます。

監査法人から企業経理へのキャリアチェンジ

監査法人から企業経理へのキャリアチェンジ

監査法人に所属する公認会計士は、キャリアの年数と比較して、他の専門職よりも給与水準が一般的に高いとされています。待遇に関しては満足度が高い職種です。

しかし、業務量が慢性的に多く、多忙を極めることが多いため、「お金が貯まる一方で、使うプライベート時間がない」「収入はあっても、人間関係が疎かになる」と嘆く会計士が少なくないのです。

そこで、崩れてしまったワーク・ライフ・バランスを取り戻して、人生の幸福度を回復させるために、大企業の経理部などに転職する道が、監査法人勤務の公認会計士の間で注目されているのです。大企業の経理部に勤めていれば、定時で帰れる機会も増えるでしょうし、収入も高水準で安定しやすいです。

大企業の経理は、どんな仕事をするのか?

監査法人も、財務諸表の総合的なチェック業務を介して大企業と関わりますが、あくまでも契約で結びついた関係性です。大企業を外側から見ているのです。しかし、大企業の中へ飛び込んで経理の仕事をすると、また違った味わいや発見、刺激が得られるかもしれません。

監査法人では、監査業務が中心ですので、業務内容にそれほどバリエーションはないかもしれません(クライアントの業種にバリエーションがある点は魅力的です)。また、財務諸表のチェックという客観的な立場で企業と関われる特徴もあります。

一方で、大企業に勤務するインハウス会計士であれば、正確で国際会計基準に則った財務諸表を実際に作成する当事者の立場となります。また、ひとつの企業内で経理だけではなく税務や経営企画などにも関わる機会があるでしょう。
また、資金調達を戦略的に行うための将来的な財務プランを策定する役割を担うこともありますし、株主や取引先などの多数の利害関係者に対して、適正な企業情報を開示するIR業務に携わることがあります。IR情報の大半は、企業の売り上げや負債など資本力に関する内容であり、ここでも公認会計士が活躍できる場面が多いです。

実際に監査法人から経理になった会計士の満足度は?

もちろん、監査法人から経理に転職すれば、幸福な働き方が必ず手に入るとは限りません。公認会計士自身のキャラクターや能力、適性によって、監査法人のほうが活躍できる人と、企業の経理部のほうが合っている人で分かれます。

監査法人は、数人の会計士でチームを組んで仕事を進めることもありますが、基本的には膨大な監査業務を、素早く正確にこなす職人気質の人が向いています。よって、たとえ仕事が忙しくてプライベート時間がほとんどなくても、そのこと自体が苦痛でなく、夢中で没頭できる時間も多ければ、監査法人の中で勤務し続けて、評価されたほうがいいでしょう。監査法人のパートナーなど幹部に出世して、経済的自由と時間的自由を手に入れる生き方のほうが向いているかもしれません。

企業の経理部も職人的な業務は多いですが、他の部署や経営陣に対して、必要な提案をして動いてもらったり、情報を受け取ったりするコミュニケーション能力も求められます。組織の中でチームワークを維持しながら働くことに幸せを感じる人は、監査法人から企業経理へ転職したほうが満足度が上がるでしょう。

まとめ

資本主義社会において公認会計士という職業は、偏ったこだわりさえ捨てれば、多様な可能性があり、食いっぱぐれることはありません。その可能性のひとつが、企業の経理として活躍するインハウス会計士です。もし、監査法人での働き方が辛くなってきたら、選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

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