2019年02月28日

2019年以降の人事・総務の転職市場はどうなるのか?2018年のデータから読み解く

管理部門・士業の転職

2018年の人事・総務の転職市場も比較的好調でした。
多くの企業から求人依頼があり、人手不足を感じる企業が年々増えているように思えます。
人事・総務経験者も転職を希望する方は増えており、弊社経由で転職成功する方も増えました。

では人事・総務経験者に限定して、実際に転職を希望している方は、どういった方だったのか。
またどのような方が転職を成功させたのかをあらゆる視点でまとめましたので、ご確認ください。

>> 【人事・総務】2019年度上半期の振り返りはコチラ

人事・総務経験者の転職活動を開始する時期とは

 人事・総務経験者の転職活動を開始する時期とは

人事・総務経験者の転職活動を開始する時期で一番多かったのは、6月でした。
人事であれば、1月~3月は新卒向けの会社説明の準備の最中ですし、4月入社の新入社員を迎え入れる準備をするなど、徐々に忙しくなる時期かと思います。
また4月~5月は、新人社員の研修と面接設定などで自身のキャリアを考える時間がないほど余裕はありません。
総務についても1月~5月までは社内行事の準備等で、何かと忙しない時期だと思います。

ですので、比較的余裕が出始める6月以降に転職活動を開始する人が多いのかと予想できます。
2番目に多いのが10月でしたので、内定式が終わり、研修などもひと段落したタイミングで開始する方もいました。

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人事・総務経験者が希望する職種とは

 人事・総務経験者が希望する職種とは

人事・総務経験者の転職希望職種は、圧倒的に同じ職種である「人事・総務」職でした。
後ほど、「転職希望者の年齢について」にて転職希望者の年齢データも公表するのですが、弊社に登録している人事・総務経験者の多くは、30代と40代です。
30代・40代の方がこれまで経験したことがない職種にチャレンジするよりも、これまで経験した人事・総務で力を発揮したいと思う方が多いようです。

しかしこれまでのキャリアを活かして、他職種に行く方も少なからずいます。
例えば、人事経験者で社労士資格を取得していれば、社会保険労務士事務所の転職希望する方もいます。また中小企業等で総務職に就いているものの、仕分け業務なども行っていることを理由に、より専門性を高め、ご自身のキャリアアップのために経理・財務職を希望する場合もあります。
転職希望職種を多少やったことがある方が他職種を希望するケースもあります。

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人事・総務経験者の年収状況とは

 人事・総務経験者の年収状況とは

人事・総務経験者が転職活動を開始する際に得ている年収にて1番多いゾーンは、400万~699万のゾーンです。約半数がこのゾーンにいます。
30代の平均年収が400万程度、40代の平均年収が490万程度ですので、30代・40代で400万~699万のゾーンにいるのは、ある程度平均値だと思います。

また、人事・総務職にて700万円以上もらっている30代・40代の方たちが共通している項目があります。
共通項目は、下記です。

  • 10年以上の経験がある
  • 係長以上の役職者
という点です。

10年以上の人事・総務職に就かれているので、スキル・知識面での評価は上々だと思います。またマネジメント職に就かれているということは、組織の最適化を図り、部下の育成などもしなければいけないため、人事・総務業務以上に負荷のかかる業務を担っています。
ですので、平均年収よりも高い年収を得ているのです。

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人事・総務経験者の転職活動を開始する年齢について

 人事・総務経験者の転職活動を開始する年齢について

人事・総務経験者が転職活動を開始する年齢で1番多い年齢層は、40代です。僅差で30代が2番目でした。
30代・40代で役職に就いている方も見受けられ、これまで行ってきた業務に自信をお持ちの方も多くいらっしゃいました。
例えば、採用責任者として採用スケジュールを決め、各種準備の指揮を執るなど責任の重い仕事を担当してきた方などです。
そういった方たちは、他社でも即戦力として十分に活躍できます。

また30代・40代で自身のキャリアプランを真剣に考え始める方も多く、キャリア相談する方もいらっしゃいます。

一方で50代以上の人事・総務経験者もエネルギッシュに働いている方が多く、これまでの経験を活かし、新天地で活躍したいと考えている方が積極的に転職活動を行っています。

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人事・総務経験者はどれくらいの経験年数で転職を始めるのか

 人事・総務経験者はどれくらいの経験年数で転職を始めるのか

人事・総務経験者が転職活動を開始する経験年数で一番多かったのは、10年以上でした。
長期キャリアを築いている人が転職を希望する大半は、転職回数が少なめで1社に勤めている期間が長い方たちです。
多くの転職希望者の転職理由は、下記のような点が挙げられます。

●転職理由

  • 更なるキャリアアップ
  • 年収アップ
  • ワークライフバランス
  • やりがいを求めて

経験年数を問わず上記4点は、働く上で重要なポイントと言えます。

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転職を成功させている人事・総務経験者とは

ここまでは、2018年に弊社に登録して頂きました人事・総務経験者データから読み取れる情報をまとめました。以下では、2018年に弊社経由で転職を成功させた人事・総務経験者のデータから読み取れる"どんな人が転職を成功させている"のかを読み解きます。
これから転職活動する方や少しでも転職に興味がある方など、今後の参考にしてみてください。

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転職を成功させた人事・総務経験者の平均活動期間

 転職を成功させた人事・総務経験者の平均活動期間

人事・総務経験者が転職を成功するまでに活動した日数の中で一番多いのは、31日~60日でした。2番目に多いのが61日~90日、3番目に多いのが~30日と3か月程度で約77%が転職を成功させています。

転職活動期間の目安として、3か月間を目標に活動するのは良いかもしれません。 この3か月間の間に行うことは、下記になります。
※下記は、転職エージェントを使用した場合です。

  1. 弊社の様な転職エージェントに登録
  2. 履歴書・職務経歴書の作成
  3. キャリアアドバイザーと面談し、希望条件を共有
  4. キャリアアドバイザーから送られる求人情報に目を通し、興味があれば面接日程の調整
  5. 複数回の面接
  6. 内定取得後、勤めている企業に退職交渉
  7. 内定企業先から必要書類の提出があれば、提出
上記は、あくまでもざっくりとした内容なのですが、皆さんが苦労されるのが②履歴書・職務経歴書の作成です。
どんな内容を書けば良いのかなど自身のアピールポイントを把握するのに苦労されるようです。そのような場合は、キャリアアドバイザーなどからアドバイスを貰い、作成することをおススメします。

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転職を成功させた人事・総務経験者の年齢とは

 転職を成功させた人事・総務経験者の年齢とは

転職希望者と同様に人事・総務経験者の転職を成功させた年齢で多い年齢層は30代・40代です。
人手不足な企業が多く、若手を育てていくというよりかは、人事・総務の経験がある即戦力の人材を求めています。
また30代・40代は働き盛りで、尚且つ未来の幹部候補として受け入れを希望する企業も多いです。 そのため、30代・40代の人事・総務経験者を求める企業が増加しています。

30代・40代の人事・総務経験者からすると様々な求人の紹介が来るため、自身が定めている希望条件やこれだけは譲れない最低条件などから求人を精査でき、その中から面接調整などの次のステップを希望することが可能です。
ですので、より条件の良い企業を中心に転職活動ができ、その中から新天地に転職するチャンスがあります。

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転職成功している人事・総務経験者の決定年収とは

 転職成功している人事・総務経験者の決定年収とは

人事・総務経験者が転職成功後に得られる年収で一番多いのは、400万~699万円でした。
年収自体は、平均年収~多少上回る程度の年収にて転職を成功された方が多かったです。

たとえ提示された年収が転職前の年収と同じだとしても、内定先企業の年収の上がり幅や今後想定されるであろう年収、福利厚生、業務のやりがいなどを長期的な目線で見た際に、自身にとってメリットがあるのかを見極めると選択しやすくなります。
そういった内容は、なかなか質問しづらいと思いますので、例えばキャリアアドバイザーから聞いてみるなどして、情報を仕入れてください。

また年収700万円以上の転職を成功させた方の多くは、部長候補などマネジメント職を前提とした求人で転職しています。
前職でマネジメント経験がある方、またはそれと同等のスキルをお持ちの方は、ぜひ求人応募してみてください。

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転職成功させた人事・総務経験者の事例

①(40代男性)
前職:東証一部上場システム会社の人事
年収:910万

内定先:東証一部上場インターネットサービス会社の人事総務部長候補
年収:930万(前職より20万円UP)
内定までの期間:43日間

人事・総務経験歴が10年以上あり採用業務から労務・教育研修など様々な業務を対応でき、またマネジメント経験も豊富なため、ご紹介企業から高評価でした。

②(30代男性)
前職:東証一部上場の小売企業の人事リーダー
年収:540万

内定先:エネルギー企業の人事総務部
年収:630万(前職より90万UP)
内定までの期間:42日間

前職では新卒採用の立ち上げを経験するなど様々な業務を経験してきています。またお人柄も良く、業務への取り組む姿勢も真面目な印象があり、その点が評価されて、内定に致りました。

経験してきたことをしっかりアピールできる人が内定を獲得しています。
またいくら人事・総務の経験があったとしても、面接に臨む態度が準備できていないと内定が出る可能性を下げてしまいます。そういう点も意識して、面接に臨みましょう!

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2018年の転職動向を踏まえて、2019年以降の転職市場はどうなるのか

2018年の人事・総務の転職市場は、求人企業と転職希望者が増加していて活発的な印象でした。
引き続き、2019年も人手不足の状況は変わらず、企業が求職者を求める声は増えてくると思います。しかし、求職者側の動向は、少しずつ減少傾向にあり、ますます求職者有利の状況が続くと思われます。

そのため人事・総務のスキルが高い方が転職活動を開始すると様々な企業を紹介されるでしょう。

また人手不足を解消するのは、人だけではなく様々なシステムやツールも解消に役立ちます。そういったシステムやツールを使いこなせる人材は、今後より市場価値を増すと思います。
ですので、すでに使用しているシステムやツールがある際は、履歴書・職務経歴書に記入してみましょう。まだ使用したことがない方は、入念に情報収集を行い、自分なりに何が良いのかまでまとめられると良いかもしれません。

転職を希望する方の動機はいろいろあると思います。
「年収を上げたい」・「やりがいのある仕事をしたい」・「ワークライフバランスを整えたい」など。
上記で挙げたようにスキルや経験があり、転職をお考えの方は、ぜひ転職をスタートしてみください。しっかりと期日を決めて、必要最低限の条件を決めれば、自分が行きたい企業が見えてくると思います。
一方で、スキル面や経験面で不安があったり、履歴書や職務経歴書の作成に自信がない方は、転職エージェントや知人などに相談してみてください。
その際に「なんで転職したいのか」・「自分の長所と短所」・「譲れないものはなにか」などを話してみてください。そうすれば、様々な意見を貰い、改良できるはずです。

弊社MS-Japanであれば、人事・総務に精通したキャリアアドバイザーが転職をサポートします。
履歴書・職務経歴書の作成補助から面接アドバイス、今後のキャリアプランまで一緒に作り上げていきます。
また弊社でしか取り扱っていない求人も多く、さまざまな求人から選択可能です。

転職活動をスタートさせたい方は、ぜひ弊社にご登録して、新しい未来を掴み取ってください!

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