経理の転職市場の現状は?

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経理の転職市場の現状は?


経理職で転職を考えている方の中には、今までに経理の実務経験のある方も多いでしょう。実務経験があると、業界に縛られず、今までの経験を汎用的に活かした転職の可能性が高まります。

この記事では最新の求人倍率から経理の転職市場の現状まで幅広く解説しておりますので、興味のある方は参考にしてみてください。また、アピールできるスキルや資格についてもご紹介していきます。


最近の経理職の求人倍率事情

厚生労働省の職業別一般職業紹介状況によると、令和3年1月の経理(会計事務の職業)の有効求人倍率は0.57。令和2年12月は0.56。令和2年11月は0.55。令和2年7月は0.58であり、新型コロナウイルスの感染拡大等に伴い、一時は減少傾向にあった経理の求人も、現在は回復傾向にあると言えます。

有効求人倍率そのものも、令和元年から2年にかけて落ち込んでいましたが、令和3年1月の有効求人倍率は前月を0.05ポイント上回り1.10倍となりました。

転職意欲の高さにもよりますが、新型コロナウイルスの感染拡大等を考慮し、転職活動のタイミング自体を検討される方もいらっしゃいます。

一方で、スキルアップ等の前向きな目標を掲げて転職を検討されている場合は、今の時期から情報収集・活動の開始を検討することをおすすめします。求人数自体は通常時と比べてみても改善傾向にあるためまずは転職エージェントに相談し、情報収集から始めることがもおすすめです。

ただし、求人数が回復傾向にあっても、withコロナ時代の現代では、企業側が採用活動に慎重になっていることも事実です。「厳しい状況の中で採用活動を進めるのであれば、よりよい人材を獲得したい」という考えを持つ採用担当者が増えていると推測できるので、転職希望者は自分自身の強みを十分に理解し、しっかりと言語化して伝えることができるように準備が必須です。

【参考URL】
厚生労働省『令和3年1月求人数・求人倍率』

厚生労働省『令和2年12月求人数・求人倍率』

厚生労働省『令和2年11月求人数・求人倍率』

厚生労働省『令和2年7月求人数・求人倍率』

厚生労働省『一般職業紹介状況(令和3年1月分)について』

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経理経験者として、アピールできるスキル

有効求人倍率は年々変動がありますが、スキルの評価には一定の揺るぎない基準があります。年齢などによっても求められるスキルのレベルが異なるため、こちらでまとめてご紹介いたします。

スタッフクラスで求められるスキル

会計ソフトを用いた日常業務がきちんとこなせるスキルが求められます。年齢としては20代の方はスタッフクラスのスキルがあると評価されやすい傾向にあります。

また割り当てられた仕事を正確かつ適切にこなせるスキル、社会人としてのマナーや常識を身につけていることも必須です。日常業務に加えて月次・年次決算業務の経験があるとなお良いと言えるでしょう。

リーダークラスで求められるスキル

日常業務がこなせることはもちろんのこと、組織の仕組みや経理部門全体の流れを把握し、適切な判断ができる力が求められます。月次決算だけではなく本決算のスキル、また30代半ば以降はマネジメント経験への意欲が求められる求人数の割合が増えてくることから、経理職としての決算実務だけでなく、マネジメント経験や意欲がアピールポイントとなることが考えられます。

すでにリーダークラス・マネジメントの仕事をした経験があれば積極的にアピールすることがお勧めです。

マネジメント職に求められるスキル

本決算の取りまとめができるなど、経理として高いスキルを有していることはもちろんのこと、自分自身だけではなく部下のマネジメントができるスキルが求められます。40代以降の方は、マネジメント職を務めることを期待されます。

自身の行なってきたマネジメントの成果をまとめておき、面接等の場でしっかりアピールできるようにしておくことがお勧めです。年齢が上がれば上がるほど、ポテンシャル採用ではなく即戦力として活躍できるかどうかに重点が置かれるようになります。

自分自身の経歴を振り返り、アピールできる功績は、根拠となる数字等と合わせて整理しておくと良いでしょう。自分でうまくまとめられない場合は、転職エージェントなどから客観的な意見を聞くことも有効と言えます。

こちらで紹介したことだけではなく、社内外の人とうまく働くことができるコミュニケーション能力や英語力などもアピールできるスキルと言えます。

【関連ページURL】
Manegy『経理・財務担当者が知っておきたい、経理・財務の転職動向』

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経理経験者として、アピールできる資格


経理職に就くためには資格が必須というわけではありません。しかし、転職する場合は有効な資格を取っておくと、経理職に対する業務理解や知識レベルのアピールにつながりますのでお勧めとなります。以下、資格をいくつか紹介します。

簿記2級以上

経理職として業務を遂行する際には簿記の知識が必須と言えます。そのため、簿記2級以上を取得していると、求人の選択肢が増えたり、企業側からの評価を受けやすい傾向にあります。転職の際には資格よりも実務経験が重要視されるケースも多いですが、資格も取得していてかつ実務経験があると企業側に即戦力として判断されやすいです。

1級は難易度が高いですが、簿記2級であれば独学でも取得できる可能性があります。転職を考えた場合は、キャリアアップのためにも取得しておくことが有効です。

TOEIC

近年、経理の仕事でも英語が必要な時があります。英語を使う頻度や難易度に応じて求められる点数は異なりますが、まずはTOEICの点数を取得することで英語レベルを図る証明になると言えます。

USCPA

英語力が高まってきた方や英語力に自信がある方は、USCPAを取得することもおすすめです。USCPA(U.S. Certified Public Accountantの略)は、日本では米国公認会計士と呼ばれています。その名の通り米国の公認会計士資格です。取得すると、国内だけではなく海外基準で活躍できる可能性が高まります。

公認会計士

国家3大資格と呼ばれる公認会計士も実力のアピールに繋がる資格の一つです。監査・会計のプロフェッショナルとして評価されます。USCPAと合わせて取得していると、より有効です。

ただし、簡単に取れる資格ではないので、専門学校等を活用して計画的に勉強し、取得を目指すことがおすすめと言えます。

税理士

公認会計士と同じく国家資格である税理士も有効な資格の一つです。税務のスペシャリストとして評価されます。難易度は高いですが、税理士は全5科目を1科目から受験することが可能です。

5科目一気に合格する必要はなく、しかも一度合格すれば有効期限はないという特徴があります。数年単位でじっくりと取得を目指してみると良いでしょう。

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まとめ

経理の実務経験がある人は、転職市場で評価されやすいと言えます。ただし、一口に実務経験と言ってもどのようなレベルの仕事を行なってきたかによって企業側の見方は変わります。一般的に年齢が上がるにつれて求められるスキルは高くなってきますので、自身の望むキャリアプランを考えて計画的にスキルアップすることがおすすめです。

また、実務経験と合わせて資格を持っているとより評価されやすくなります。経理の実務に活かせる資格も多くありますので、転職活動前に自分に必要な資格を取得しておくと良いでしょう。

この記事を監修した人

大学を卒業後、大手金融機関に入社し、過払金の減額訴訟対応や営業業務を経験。金融商品の営業を通して、より人に影響を与えられるような仕事に就きたいと考えたことをきっかけにMS-Japanに転職。入社後は現在までキャリアアドバイザーとして勤務し、経理財務・会計事務所スタッフを中心に担当。

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