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SNSの急速な普及は、採用業務にも新しい流れを生み出しています。令和の時代では、採用にTwitterを活用することは珍しいことではありません。会社の利益につながる優秀な人材をTwitter経由で採用することは、効果的な手法です。今回は、なぜTwitterが採用業務に向いているのか詳しく解説した上で、効果的な活用方法、注意点、実際の活用事例などを紹介します。採用を担当している方はぜひ参考にしてみてください。
1.なぜTwitterが採用に役立つのか?
Twitterが採用業務に役立つ主な理由は4つあります。
1-1.ユーザー数が多い
2017年10月時点でTwitterの国内月間アクティブユーザー数は4500万人。世界全体のユーザー数でみても、2018年9月時点で3億3,500万人と圧倒的なユーザー数を誇ります。世界で一番利用されているSNSはFacebookですが、Facebookの国内月間アクティブユーザー数は2019年4月時点で2,600万人。日本国内の利用者数で言えばFacebookよりもTwitterの利用者数が多いことがわかります。採用に活かす上でも、かなり有効なツールです。
1-2.拡散力がある
Twitterの大きな特徴は拡散力があることです。例えTwitterアカウントを開設したばかりでフォロワーが少ない状態でも、拡散効果で多くの人にアプローチできる可能性があります。この点は、リアルな知り合い同士でなければ繋がりにくいFacebookとの大きな違いです。匿名性が高くたくさんの人と気軽につながることができ、より多くの人材に関心を持ってもらえる可能性が大いになります。大企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業でも、採用の手段として使うことが可能です。
1-3.若手へのアプローチがしやすい
Twitterユーザーは、若年層が多いです。総務省の情報通信白書平成29年度版によれば、Twitter利用者の年齢層10代が61.4%、20代が59.9%、30代が30.0%であることがわかっています。しかもアクティブユーザーが多いと言われており、学生含めて若手にアプローチしやすいです。新卒採用にも有効なことから、積極的にTwitterを採用に活用する企業は増えています。
1-4.企業ブランディングができる
どんなに魅力がある企業も知ってもらえなければブランディングが成功しているとは言えません。Twitterを活用すると、より多くの人に自社の魅力を伝えることができます。企業ブランディングに効果的です。今まで自社のことを知らなかった層にも自社の魅力を伝えられるので採用にも役立ちます。
2.採用でのTwitterの活用方法
実際にTwitterを採用活動に活かすやり方をご紹介します。
2-1.求人情報を投稿する
採用業務に活かすなら、求人情報を投稿することが大切です。その際に、ハッシュタグを活用することを忘れないようにしましょう。大量のフォロワーがいない会社の場合、ただ求人情報を投稿しただけでは、ユーザーが見てくれる可能性は低いです。ハッシュタグを活用することで、検索から見つけられる機会が増え、採用業務に活かしやすくなります。
一般的には「#採用」「#就職」「#求人」、また業務の特徴(例:#労務、#人事、#広報など)、会社の特徴(例:#スタートアップ、#ベンチャー)などをハッシュタグとしてつける場合が多いです。海外向けの場合は「#jobs」などもよく見かけます。
求人情報をTwitterに投稿する際には、他の企業のやり方を参考にすることも有効な方法です。どのようなハッシュタグを使っているかの、文章はどうかなど、見てみると良いでしょう。
2-2.ターゲットに役立つ情報を発信する
広告ばかりのツイートは見ていて面白くありません。求人募集ばかり投稿するアカウントは、スルーされてしまいます。Twitterを有効利用したいなら、ターゲットに役立つ情報を発信することが大切です。業界の有益な情報、働いているからこそわかる最新の情報などの発信を行いましょう。すぐに応募がこなくても、役に立つ情報を発信するアカウントとして覚えてもらえれば、注目を集める可能性が高くなります。
2-3.社員や社内の写真を発信して会社を知ってもらう
ただの企業アカウントよりも、会社の様子や働いている人の人となりがわかるアカウントの方が注目される可能性が高いです。社員や社内の写真を発信することで、会社の雰囲気が伝わり、自社に合った人材とマッチングする可能性が高くなります。また採用の場面だけではなく、潜在的な顧客層に会社のファンになってもらえる可能性も高まるので有効です。
2-4.説明会情報の告知をする
応募を検討している人材にとって、説明会の情報をぜひ知りたいものです。説明会などが開催される場合は、早めに告知をしましょう。リツイート機能を使えば、日が迫ってきてから再度告知をすることなども簡単です。
2-5.メディア記事などを投稿する
Twitterは拡散力のあるSNSです。メディア記事などがある場合は、Twitterに投稿することでPV数が上がる可能性が大いにあります。他のツールと上手に連携しましょう。
2-6.応募者の人柄を知る
Twitterの便利なところは、アカウントから発信者の人となりがわかることです。応募者がTwitterアカウントを持っているなら、応募者の普段のツイートを見てみましょう。匿名性が高いことで、普段なかなか表立って言わない本音が見つかることもあります。一緒に働きたいと思える人材かどうか判断する際に役立つツールです。
3.Twitter採用のリスクと注意点
魅力的なTwitterですが、採用のリスクと注意点があります。
3-1.炎上リスクに注意
Twitterは便利なツールですが、炎上リスクがあることを理解しておきましょう。自社のイメージアップに繋がる場合もありますが、軽率な振る舞いなどから大炎上を引き起こし一気に企業のイメージを悪くさせるリスクがあるのです。予期せぬ炎上から倒産してしまうこともあります。Twitterの担当者は、信頼のおける人に任せましょう。あまり真面目すぎてもつまらないと判断されTwitterを有効活用できませんが、炎上を引き起こすような軽々しいふるまいをする人は危険です。ソーシャルメディアポリシーを作り、炎上のリスクを十分に理解した上で、企業のイメージアップにつながる発信ができる人材を厳選して担当を任せることをおすすめします。
3-2.更新頻度を上げる
Twitterはブログや他のSNSに比べて投稿が気軽にできるというメリットがあります。継続がしやすいツールです。だからこそ更新頻度が少ないと、せっかく開設したアカウントを最大限効果的に使うことができないと言えます。更新頻度が少ないとアクティブなアカウントとみなされず、ユーザーの目に留まる可能性が低くなるのです。更新頻度を上げる努力を忘れないようにしましょう。
3-3.続けることが大切
Twitterに限らずSNSを観察しているとわかりますが、アカウントを開設しても継続しないユーザーは多いです。例えすぐにフォロワーが増えなくても、続けていることで徐々にファンがついてきます。Twitterは続けることが大切です。
4.Twitter採用の企業事例
4-1.株式会社DeNA
株式会社DeNAは、DeNA新卒採用公式アカウント(@DeNA_shinsotsu)を開設しています。継続的に運用を続け、面談会の情報やインタビュー記事の発信など情報をこまめに投稿しているのです。新卒採用に特化しており、インターン情報や、新卒で入社した社員の情報などを挙げています。株式会社DeNAの新卒採用に興味がある人は、必ずチェックするアカウントとして知名度も高いです。
4-2.株式会社セールスフォース・ドットコム
セールスフォース・ドットコム採用情報(@salesforceJPjob)を開設しています。インタビュー記事や社員の写真も多く、会社の雰囲気がわかるアカウントです。もちろん求人情報も投稿されています。
5.まとめ
若手の人材を集めたいと思ったら、Twitter採用は効果的です。人材紹介と並行してTwitter採用も試してみましょう。Twitterは自社を知ってもらう良いツールとなります。また、応募者の人となりをチェックする上でも有効です。Twitterにファンが付けば、採用業務だけではなく企業全体のイメージアップにもつながります。ただし、炎上リスクがありますので、運用をする際はリスクを十分に理解した上で適切な投稿を徹底しましょう。初めてTwitter採用をするという場合は、他の企業の事例が参考になります。企業だけではなく警視庁や市役所なども運用しており、幅広い事例を知ることが可能です。
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【参照】
・ガイアックス ソーシャルメディア ラボ「2019年8月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ」
・総務省「特集 データ主導経済と社会変革」
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