レポートREPORT

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    公認会計士  (2021.10.01 ~ 2021.12.31)

    独立開業している傍ら非常勤としての就業を検討する方が急増

    新型コロナウイルス流行以降、独立開業している傍ら、非常勤として合間に仕事をしたいと考える方が急増している。本業において高年収獲得者の登録が多く、特に東海・関西圏では、どの年齢層も平均年収が大幅にアップしており、45歳以上については前回(2021年7~9月)よりも864万円上昇した。内訳として、会計事務所の経営者やBig4監査法人での実務経験者、IPO達成経験者といったハイクラス人材の集客が増加したことが影響している。


    年代別動向


    登録者詳細データ



    税理士 | 有資格者  (2021.10.01 ~ 2021.12.31)

    若年層の税理士試験受験者が減少。税理士の平均年齢が上昇

    求職者の年代別分布について、 45歳以上が、前回(2021年7~9月)は41.8%だったが、今回は51.3%で半数以上を占めた。ここ2~3年、税理士試験受験者数が減少傾向となっている。40代の受験者が増加する一方、20代の若い層の受験者数が減少しているため、税理士の平均年齢が上がってきている。それに伴い、当社登録者の平均年齢も上昇している。最近は、ワークライフバランスを保つために、事務所よりも事業会社への就業を希望する方も増えている。


    年代別動向


    登録者詳細データ


    税理士 | 科目合格者  (2021.10.01 ~ 2021.12.31)

    高齢化と人員不足により、企業・事務所が採用条件の緩和へ

    年代別求職者は、 40歳以上が、前回(2021年7~9月)は半数以上の52%を占めていたが、今回は半数以下の46.3%となった。8月の税理士試験後、合否に関わらず転職活動を開始する若手人材が増えたことが関係していると考えられる。事務所選びの基準として重視されているのが勉強との両立ができる環境かどうかである。仕事をしながら科目合格を目指す方が多く、勉強時間を確保できる事務所を希望する求職者が多かった。企業・事務所側は、高齢化と人員不足により、採用枠を広げている。採用条件を緩和し、年齢と経験のバランスを見ながら採用する企業・事務所が増えている。


    年代別動向


    登録者詳細データ


    弁護士  (2021.10.01 ~ 2021.12.31)

    7月~9月よりも35歳以上の求職者が増加

    年代別求職者は、 34歳以下が、前回(2021年7~9月)は50.9%だったが、今回は47.1%と減少した。首都圏の年収について、前回(2021年7~9月)に比べて、40~44歳は439万円、45歳以上は358万円低下している。前回(2021年7~9月)は高年収者の数名が平均年齢を引き上げていたことに対し、今回は絶対数が増え、幅広い年収帯の求職者が流入したためとなっている。東海・関西圏の年収については、45歳以上の平均年収が、前回(2021年7~9月)よりも447万円上昇している。こちらは今回の流入者の中に高年収者がいたことで平均年収が引き上がっていた。ただ、前回(2021年7~9月)も高年収者はいたため、個人の年収差は大きくない。


    年代別動向


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