レポートREPORT

目次

    経理・財務 部門(2023.7.1 ~ 2023.9.30)

    45歳以上の平均年収上昇。その他業務経験が豊富なベテラン層は高年収
    求職者の年齢内訳は前回(2023年4月~6月、以下略)からほぼ変わらず横ばいだが、20~30 代が全体の56.2%を占め、30代が微増した。平均年収は45 歳以上の平均年収が前回に比べて上昇し、首都圏で19 万円アップの747 万円、東海・関西圏で52万円のアップの612 万円となった。
    45歳以上で平均年収以上の登録者は、決算・財務・管理会計等の基本業務の他に「その他業務」に含まれる経理システム導入・内部監査対応・IR ・M&A ・税務調査対応・与信管理等、幅広い経験を積んでいる方が多く、業務経験の豊富さが年収の高さに比例していることが伺える。50代以上のベテラン層の登録も多いため、即戦力層として検討することもお勧めしたい。


    年代別動向

    年代別動向

    登録者詳細データ

    登録者詳細データ


    人事・総務 部門(2023.7.1 ~ 2023.9.30)

    20代の平均年収がアップ。売り手市場を背景に、若手層へのチャンス広がる
    求職者の年齢内訳は前回(2023年4 月~6 月、以下略)からほぼ変わらず横ばい。
    20代の平均年収は、1年前と比べると首都圏が26万円アップの420万円、東海・関西圏も36万円アップの388万円と上昇傾向、前回からも微増していた。引き続き人事の求人倍率は1倍以上と高く、求職者有利の売り手市場が続いている背景もありそうだ。
    季節トレンドとしては8月後半に社労士試験があり、資格取得を見据えた労務へのキャリアチェンジ希望者の登録も見受けられた。引き続き、売り手市場の背景もあり、若手層へのチャンスが益々広がりそうだ。

    年代別動向

    年代別動向

    登録者詳細データ

    登録者詳細データ


    法務 部門 (2023.7.1 ~ 2023.9.30)

    40代以上の平均年収がアップ、国際法務、戦略法務などの経験者が多かった事が影響か
    前回(2023 年4月~6月、以下略)から40代以上の平均年収が上昇し、首都圏の40~44 歳は217万円アップの839万円、東海・関西圏においても同年代で47万円アップの686万円、45歳以降は103万円アップの814 万円となった。登録者は安定的に確保できているものの、法務ニーズの高まりから求人倍率が高く売り手市場が続き、他職種よりもどの世代も年収が高い傾向。
    季節トレンドとしては、司法試験制度改革後はじめて、7月に司法試験が実施された。翌月8月に短答式試験の合格発表があり、論文式試験の合格発表は11月を予定している。試験後の法科大学院修了生の就職活動スケジュールが例年とさほど変わらないのかどうか、注目したい。

    年代別動向

    年代別動向

    登録者詳細データ

    登録者詳細データ