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中途採用を行う場合、求人広告を出すための広告費、面接対応を行う担当者の人件費をはじめ、採用活動には多額のコストがかかります。しかし、採用コストは意識的に工夫を凝らすことによって引き下げていくことができます。この記事では中途採用にかかるコストを下げるために、見直すべき5つのポイントについてご紹介していきますので、今後の採用活動の参考にしてみてください。
採用コストとは
採用コストとは人材の採用にかかるコストのことであり、求人広告の掲載費のみならず、面接会場を抑えるための費用、面接に携わる担当者の人件費や移動費、採用後の研修を行うためにかかる費用などが含められます。
採用コストを計算するには外部コストと内部コストに分けて考えます。外部コストとは、文字通り外部へと支払った費用のことです。例えば、求人広告を出稿するために広告媒体運営者に掲載料として支払った費用、面接や研修を行うために借りた貸し会議室の賃料、人材紹介サービスを利用して採用した場合に生じる紹介手数料、会社案内など採用活動に用いるためのツール作成費などが挙げられます。外部コストは利用した先からの請求が発生しますので、目に見えやすいコストともいえます。
反面、目に見えづらいのが内部コストです。内部コストは採用活動に携わる担当者の人件費、遠方に面接会場を設ける場合の移動費や宿泊費、遠方から面接に訪れる応募者へ支払う交通費などが内部コストに該当します。このなかでも採用担当者の人件費が大きなウェイトを占めているため、数値として管理しづらいのが内部コストの特徴といえます。人が動く以上、そこにコストは発生するのですから、コスト軽減を図る際にはシビアな視線が要求されます。担当者ごとに採用プロセスにどれほどの時間をかけていたのか管理しつつ、時給換算できるようにするなどしてコスト管理を行っていくと可視化しやすくなります。