採用成功ガイドRECRUIT GUIDE


目次

    中途のスカウト型採用が今注目されている理由

    新型コロナウイルスの世界的な大流行に伴い、スカウト型採用を実施する企業が増えています。スカウト型採用とはどのようなものなのか、従来の採用手法との違いなどを解説しました。また、スカウト型採用のメリット・デメリットについても紹介しています。スカウト型採用は、現代に合った採用手法の一つです。自社に導入したい方向けに、スカウト型採用サービスの選び方や、サービスについてもまとめているので、参考にしてみてください。

    コロナで注目!中途採用で増えるスカウト型採用(ダイレクトリクルーティング)


    2020年、新型コロナウイルス(COVID-19)がパンデミック(世界的な大流行)を引き起こしました。その影響は、中途採用の現場にも生じています。令和2年7月の有効求人倍率は、1.08倍。令和元年12月の有効求人倍率1.68倍以降、実に7ヶ月連続低下しています。しかし、中途採用を続けている企業があることも事実です。新型コロナウイルス対策を実施し、かつ効果的に中途採用を行う手法の一つとして、スカウト型採用(ダイレクトリクルーティング)を実施する企業の増加が加速しています。

    スカウト型採用は、企業が自ら動き、自社に合った人材を探してアプローチをかける、攻めの採用手法です。従来の求職者の応募を待つスタイルとは一線を画しています。自社が必要とする人材に能動的にアプローチできるので、効率的です。

    スカウト型採用が広がった背景には、労働者人口の減少などが関連していると考えられています。従来型の採用手法だけに頼っていては、労働力の確保が難しくなったため、より積極的なスカウト型採用を導入する企業が増えたのです。また、一昔前までは終身雇用が当たり前でしたが、時代が変わり現代では転職は珍しいことではなくなったことも、普及を後押しした要因の一つと言われています。技術の発達とともに、気軽に個人にアプローチできるSNSが発達しスカウト型採用を実施しやすくなったことも関係しているでしょう。

    スカウト型採用のメリット


    スカウト型採用のメリットは大きく3つあります。

    ①採用コストを抑えることができる

    スカウト型採用は工夫次第で採用コストを抑えることが可能です。極端な話、SNSを活用すれば0円で採用につながる場合もあります。従来型の採用の場合、求職者から応募してもらうために、求人広告を出す、人材紹介会社を介して、求職者からの応募を待つ必要がありました。当然、求人広告費や人材紹介費などの外部コストが発生します。対してスカウト型採用の場合は、社員がSNSやメール、イベントでの声掛けなどを行なって求職者にアプローチをするので、外部コストが少なくて済みます。大幅なコストカットを期待することができるのです。

    ②潜在的な求職者にアプローチできる

    スカウト型採用は、自社が必要とする人材にピンポイントでアプローチすることが可能です。また、潜在的な求職者にもアプローチすることができます。潜在的な求職者は、積極的に転職活動をしていない場合が多く、従来型の手法では、掘り起こしをすることが厳しい存在でした。しかし、スカウト型採用なら、企業側から直接アプローチをし、潜在的な求職者にもコンタクトをとることが可能です。また、個別でやりとりするため、入社意欲を高めやすくなります。

    ③自社の採用力を伸ばすことができる

    スカウト型採用は能動的な採用手法です。どのようにアプローチすれば成功するのか、また失敗するパターンはどのようなものかなど、要因分析がしやすく、自社にノウハウがたまり採用力を伸ばすことができます。精度が高まるほど、高い効果を期待できやすいです。

    スカウト型採用のデメリット

    スカウト型採用のデメリットは大きく3つあります。

    ①人事担当者の負担が大きくなる

    スカウト型採用の場合、採用までの工数が増えます。また、従来型の場合は他社にアウトソーシングできていた業務も人事担当者が行わないといけなくなるので、負担が大きくなることがデメリットです。企業側からアプローチするので、対象の見極めが必要になり、また、求職者に響くスカウトメールの作成が必要になるなど文章力も求められます。新しく導入する場合、通常の業務を行いつつ、スカウト型採用の業務も行わなければいけなくなるので、企業側が人事担当者に配慮することが必要です。

    ②ノウハウがたまるまで時間がかかる

    スカウト型採用は魅力的な手法ですが、成果がでるノウハウが蓄積されるまでに時間がかかります。一時的に採用効率が下がる場合があることを考慮しましょう。中長期的な視点で、勝ちパターンを見つけるまで粘り強く工夫しながら取り組むことが大切です。

    ③大量採用ができない

    個別にアプローチをするため、大量採用は難しいです。加えて、アプローチした人材全員が、自社に興味を持ってくれるとは限りません。アプローチした人材が興味を引くようなスカウトメールを作成できるようにするなど、工夫をしていく必要があります。

    スカウト型採用サービスの選び方

    スカウト型採用を実施する企業が増えたこともあり、スカウト型採用サービスが増えてきました。選び方には3つのコツがあります。

    ①登録会員をチェックする

    スカウト型採用サービスを利用する場合は、そのサービスに登録している会員の情報をチェックしましょう。スカウト型採用では、自社が必要としている人材にアプローチしますが、登録している会員が、自社が求めている人物像とマッチングしていなければ十分な効果を期待できません。サービスによって、強みは異なりますので、自社に合ったサービスを選びましょう。

    ②サポート体制を確認する

    特にスカウト型採用を初めて導入する場合、サポート体制は重要な確認ポイントとなります。初めて導入する企業は、サポートがしっかりしているスカウト型採用サービスを選ぶことがオススメです。一口にサービスといっても様々なものがあります。自社の課題解決に親身になってくれるかどうか、事前に問い合わせて確認をしておくことが大切です。なお、スカウト型採用に慣れている企業の場合は、サポート体制よりも登録会員をチェックするなど、優先度を間違えないようにしましょう。

    ③コストを計算する

    スカウト型採用サービスを導入した場合のコストを、事前に計算しておくこともポイントです。月額料金はかかるのか、成果報酬はあるのかなど、各サービスの料金プランをよく確認し、冷静に検討しましょう。複数のサービスを見比べて、比較検討することも有効です。

    管理部門・士業に特化したスカウト型採用サービス「MS Jobs」

    MS-Japanでは、管理部門・士業特化型の人材紹介会社として30年間蓄積してきたノウハウを活かし、スカウト型採用サービスを提供しています。 キャリア層の転職希望者に支持されており、登録者の80%以上が実務経験年数3年以上の即戦力人材です。 難関資格の取得者にも多数ご登録いただいており、専門性の高い人材採用に貢献致します。 成功報酬型なので、採用コストも最小限に抑えることができます。 管理部門・士業領域の人材にお悩みの方は、是非こちらのページをご確認ください。

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    まとめ

    人口減少に加えて、新型コロナウイルスの影響で変わりつつある採用現場。スカウト型採用は、これからの時代に合った採用手法と言えるでしょう。成果が出るまでに時間がかかる手法ではありますが、ノウハウが蓄積され成果がでるようになれば、様々なメリットが期待できます。
    従来型の採用手法にはない良さがありますので、これまでの手法と合わせて導入してみてはいかがでしょうか。スカウト型採用で十分な成果が出るようになったら、この手法だけに特化するやり方もあります。採用手法も時代の変化に合わせて、柔軟に対応していく姿勢が大切です。

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