採用成功ガイドRECRUIT GUIDE


目次


    どれほど社会が発展しても、ヒトが重要な経営資源の一つであることに変わりはありません。従業員一人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮し、のびのびと仕事をするためには、人材マネジメントが必要です。今回は、人材マネジメントとはどのようなものなのかをはじめ、重要性や具体的な方法などを解説しました。人材マネジメントの運用は離職率の低下にもつながりますので、ぜひお役立てください。

    1.人材マネジメントとは?


    人材マネジメントとは、事業の目的・目標を達成するための経営戦略を実行するために、従業員を活用するための人材や組織に係る戦略のことです。構成要素としては、採用、人材育成、人材配置、異動、人事評価、報酬、福利厚生などです。構成要素はいわゆる人事の業務全般を指していますが、人事マネジメントにおいては、構成要素を単独で扱うのではなく、一体的に扱う必要があります。 経営戦略の実現には、重要な経営資源である人材や組織の戦略的な活用が必要不可欠です。

    人材マネジメントという概念がはじまったのは、1920年頃と考えられています。アメリカでは1900〜1910年代に鉄鋼行などの独占的大企業雇用が拡大しました。しかし、労災や病欠の増加、大規模な労働争議などが勃発します。その結果、産業民主主義による労使協定と人間観を基にする人事労務管理、すなわち今の人材マネジメントが誕生したのです。1960年代になると、集団的労使関係から、個々の従業員を活用する流れへと移ります。戦略的に人的資源を管理する考え方が台頭してきたのは1980年代です。現代では、人材マネジメントを重視している企業ほど発展しているとされており、より注目が集まっています。

    経営資源要素として、ヒトの存在は昔から重要視されていましたが、現代社会がVUCA※時代に突入したことで、改めて人材マネジメントが見直されているのです。 ※Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)の4つの頭文字から取った言葉です。

    2.人材マネジメントの重要性


    人材マネジメントが重要な理由は主に3つあります。

    2-1.会社の成長に必要な人材を生み出すことができる

    人材マネジメントにおいて、まず経営戦略に基づき人事戦略を立てます。人事戦略が明確化されているので、会社の成長に必要な人材像も明らかです。経営戦略に則った人材育成の仕組みを作ることができ、経営に必要な人材を育成することが可能です。会社が発展するためには、優秀な人材が必要不可欠です。人材を育成する仕組みが整っていれば、会社の成長を後押しできます。

    2-2.従業員一人ひとりを大切に扱うことで、従業員のモチベーションも上がる

    従業員の多様化や終身雇用制度の崩壊などの時代の変化などが原因となり、従業員のモチベーション低下が問題になっています。人材マネジメントをすることで、従業員一人ひとりを大切に扱い、モチベーションが上がるように管理することが可能です。マネジメントの基本は、日常におけるこまめなコミュニケーション。普段の仕事から従業員一人ひとりの話を傾聴するなどの取り組みにより、個々のモチベーションは向上します。

    2-3.離職率が下がり、人材不足を解消できる

    人材マネジメントが行き届いた会社は、成長力があり、従業員からも支持されます。居心地がよく、待遇も良いことから離職率が下がり、新入社員も採用しやすくなるので人材不足が解消しやすいです。人材マネジメントの重要性を理解して、日々マネジメントを実施するは、会社にとっても従業員にとっても、良い結果をもたらします。

    3.人材マネジメントの具体的な方法


    人材マネジメントの具体的な方法は多岐に渡ります。こちらでは主な方法をご紹介します。

    3-1.社内でできる取り組み

    ・採用戦略を立てる
    人事戦略に基づいた採用戦略を立て実施をすることは、会社にとって為になります。会社が本当に必要としている人材を採用することができるので、会社の発展を促すことが可能です。また、採用戦略を立てる段階で、無駄な行程がないか見直すことができ、採用コストを抑えてより効果的な採用方法を選ぶことができるようになります。

    ・研修・資格の補助制度を作る
    研修・資格の補助制度を作ることは、人材育成に効果的です。社員のモチベーションの向上につながり、社員一人ひとりが自発的に能力を高める環境を作ることができます。研修制度や資格の補助制度があることは、求人の場においても自社をアピールする材料にすることが可能です。

    ・配置や異動の最適化
    適切な人事配置は、社員のモチベーションや生産性の向上につながります。適材適所の人材配置を心がけ、適切な異動を行うことで、組織力が強化されやすいです。

    ・報酬・福利厚生の見直し
    報酬や福利厚生は、社員にとって重要な要素をなります。報酬や福利厚生が適切かどうか適度に見直しをすることが必要です。

    3-2.システムを導入する

    ・人事評価システム
    便利なシステムを導入することで、マネジメントの効率化につながります。人事評価システムを導入すれば、評価の質の向上、運用の効率化、コスト削減、評価結果をマネジメントに活用しやすくなるなどの効果を期待することが可能です。

    ・タレントマネジメントシステム
    タレントマネジメントとは、従業員の基本情報や能力などをデータ化して、マネジメントに活かす手法です。タレントマネジメントシステムを導入することで、タレントマネジメントの効果を高めることができます。例えば日清食品ホールディングスは、タレントマネジメントシステムを導入し、人事の活性化に努めています。

    3-3.外部に依頼する

    人材マネジメントについて、信頼できる外部のコンサルタントなどに依頼をする手法も有効です。外部のプロを活用するメリットは、経験が豊富で最新情報にも詳しいことから、社内だけでは得られない刺激を得ることができることなどが挙げられます。

    4.人材マネジメント成功のポイント


    成功のポイントは主に3つあります。

    4-1.会社全体の理念や方向性の共有が重要

    人材マネジメントは、人材の力を最大限に高めることを目的としています。その為、会社全体の理念や方向性を共有し、組織戦略と一貫性を持たせることが重要です。企業が一体となって取り組むことで、人材マネジメントの効果を引き出すことができます。情報の共有もしっかりと行いましょう。従業員一人ひとりが個人の力をいかんなく発揮できるようにサポートすることが肝心です。

    4-2.人材を財産として大切に扱う

    人材を財産と認識して大切に扱うこともポイントです。従業員を大切にし、昇進など目に見えた評価が受けられる環境を整備することができれば、離職率の低下や組織力が上がるなどの様々な良い効果を期待することができます。多様性を受け入れ、従業員一人ひとりが重要な資源であることを理解した上で人材マネジメントを行うことが大切です。

    4-3.システムを使用しても人間味は大切に

    現代には便利なシステムがたくさんあります。必要に応じてシステムを取り入れることは有効な手法です。ただし、人間味も大切にしましょう。日頃の何気ないコミュニケーションなども、人材マネジメントに繋がります。時代が大きく変わってもデール・カーネギーの名著「人を動かす」は未だに売れ続けています。人を動かすには人の立場に身を置き、誠実な肝心を寄せるなど、人間味を大事にすることが必要です。

    5.まとめ


    人材マネジメントを成功させれば、離職率は下がります。重要な経営資源であるヒトが、最大限活躍できる場所を提供するためにも、人材マネジメントをしっかり行うことが大切です。人材マネジメントに誠実に取り組むことは、会社にとっても良い効果をもたらします。まずは、組織戦略を確認し、会社の方向性等を把握した上で人材戦略を練りましょう。

    便利なシステムを活用することはおすすめですが、人間味を忘れないこともとても大切なポイントです。人材マネジメントは何気ないコミュニケーションからも始めることができます。雇用した人材が活躍できるように、人材育成を行ったり、日頃の業務を見直すなど、できることを実施していくことが肝心です。

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