採用成功ガイドRECRUIT GUIDE


目次


    街中を歩いていて、何気なく広告に目を留めた時、そこには人の心をつかむキャッチコピーがあります。 これは採用の現場でも同様で、人の目に留まるウィットに富んだキャッチコピーは、その会社に対する読み手の興味を刺激します。

    採用向けキャッチコピーと聞くと、新卒採用に向けたフレッシュ・斬新なニュアンスが目立ちますが、実は中途採用でもユニークなキャッチコピーは利用されます。 この記事では、キャッチコピーが持つ効果・中途採用で好まれるキャッチコピーの傾向に触れつつ、実際に多くの人の心をつかんだ採用キャッチコピー10点をご紹介します。

    1.キャッチコピーの効果


    採用に限らず、どのようなものが対象であっても、キャッチコピーに求める最大の効果は「訴求」です。 コピーの対象となるものの特徴を端的に伝え、付加価値を付け、人の記憶に残すことが目的です。

    人の心に残るキャッチコピーを作ると、そのコピーは長い間多くの人に親しまれ、お店なりサービスなりの特徴として「社会の記憶」となります。 コピーライターとして有名な糸井重里氏の「おいしい生活」は、1982年に作られた西武百貨店のコピーですが、多くの人が発信された当時の衝撃を覚えています。 「生活」の形容詞として「おいしい」を選ぶという感覚が、とても新鮮だったことを物語っている好例です。

    このように、多くの人の心に残るコピーは、長年鮮明な印象を残し、結果的にブランディングにもつながります。 採用の現場でもまた、そのような感覚でコピーを作ることが求められるのです。

    2.中途採用で好まれるキャッチコピー

    キャッチコピーを作る際には、そのコピーを見る人の心理を想像する必要があります。 新卒と中途では会社に求めるニーズが異なるため、その点を理解した上でキャッチコピーを考えなければなりません。

    新卒者は、そもそも会社で正社員として働いた経験がないわけですから、不安要素をできるだけ減らせる希望に満ちたコピーに心動かされます。 これに対して中途採用の場合、転職する理由をベースにコピーを組み立てる必要があるため、漠然としたコピーではかえって人が離れてしまいます。 よって、中途採用で好まれるコピーには、自社の強みと求職者の希望をマッチングさせる要素が含まれています。 給与・人間関係・スキルアップなど、求職者が転職で実現したいことが、ダイレクトに届くメッセージ性が重要です。

    3.キャッチコピーの作り方

    基本的なキャッチコピーの作り方は、以下の3点に集約されます。 それぞれの流れを見ていきましょう。

    ターゲットを明確にする

    どの会社にも長所・短所があり、トレードオフの関係になっている要素も少なくありません。 自社が提供できるメリットを踏まえた上で、それを必要とするターゲットを明確にしましょう。

    訴求内容を作る

    ターゲットが決まったら、実際にどんな点をキャッチコピーで訴求したいのかを考えます。 人間関係の良さなのか、給与や福利厚生の充実なのか、ターゲットのメリットに沿う内容をまとめましょう。

    キーワードに落とし込む

    訴求内容を端的にまとめると、結局はどういうことなのか、単純なキーワードにまとめます。 「人間関係→アットホーム」・「給与や福利厚生→社長が太っ腹」など、より分かりやすいイメージでコピーを作り込みます。

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    4.採用キャッチコピー10選


    基本的なキャッチコピー作成の手順が分かっても、発想を柔軟にして考えなければ、なかなか心に届くコピーは生まれません。 そこで、発想の転換や方法について考えるために、特に優秀なキャッチコピーを10点取り上げました。 それぞれに解説をつけていますので、キャッチコピー作成の参考になれば幸いです。

    大和ライフネクスト株式会社

    「 」、ツケテいこうぜ。    

    『カッコツケテいこうぜ』にかけたものと思われる、ひねりの利いたコピーです。 “「 」”の中に自分の考え・信念が入ったり、お客様の幸せ・笑顔が入ったりと、その場その場で解釈が変わります。 読んだだけでは何を意味しているのか分かりませんが、“「」”という会話で使われるカッコをコピーに入れることで、人と人とが接する中で生まれる会話・感情といったものを大事にしている、サービス業ならではの目線を表現しているものと推察されます。

    森下仁丹株式会社

    オッサンも変わる。ニッポンも変わる。

    「第四新卒採用」という名目のもと、年齢・性別を問わず深い社会人経験を積んだ人材を採用する方向性を定めた、森下仁丹株式会社のコピーです。 採用に際して動画も作成しており、その中で語られる言葉が、紹介しているコピー以上に真に迫ります。 熱意を持って仕事に臨んでいた時の気持ちを、人生経験豊富なオッサンが取り戻したら、日本は良い方向へ変わるのではないかという期待感が感じられます。

    大成建設株式会社

    地図に残る仕事。

    自分が手掛けた建造物が、世界中で地図となって残るシーンを連想させる、すがすがしいコピーです。 こちらもアニメCMが放映されており、一つひとつのストーリーが、建造物を建築している担当者につながっています。 「この飛行場・道路・トンネルは、私たちが作ったんだ」と胸を張って言える姿は、誰の目にも輝かしく映りますから、就職後の未来をイメージさせる意味では非常に優秀なコピーと言えます。

    トゥモローゲート株式会社

    ようこそ、ブラックな企業へ。

    一見するとドキッとさせられるキャッチコピーですが、当然ながらその裏にはきちんとしたロジックがあります。 公式サイトの採用ページでは、自社に関する噂とその実態を対比させるような形で、会社の雰囲気やメリットを求職者に伝えています。 あえて「ブラック」であることを主張し、そこに含みを持たせるのは、実験的ですが効果的でした。

    ヤマト運輸株式会社

    道なき道を、進もう。

    東日本大震災で、ヤマト運輸の社員が独断で本部に了解を取らず、被災地で荷物を運んでいたというのは有名な話です。 瓦礫の山の中、道路を走る宅急便のトラックの姿には、まさにこのコピーがふさわしいでしょう。 どのような状況下においても、自ら考え道なき道を進む社員を募集するという、ヤマト運輸の信念が見て取れます。

    ヴィクセス株式会社

    総理大臣の様に働き、殿様の様に遊べ

    どういう社員が欲しいと思っているのか、ハッキリとアピールしている点で優れたコピーです。 総理大臣の様に一日中忙しく働いた後は、殿様になったつもりで遊び倒そうという、メリハリを付けた働き方がコピーから感じられます。 採用ページでは、人の力を信じて頼ること・助け合うことにも触れられており、魅力あふれる構成となっています。

    株式会社バンダイナムコエンターテインメント

    アソビきれない毎日を。

    世界に35の拠点を持ち、ゲーム会社として多くのヒットソフトを世に送り出している、バンダイナムコの遊び心あふれるコピーです。 目まぐるしく変わっていく状況下を遊びつくそうという強気なコピーは、決して楽ではないけれど楽しいという社風をイメージさせてくれます。

    タキイ種苗株式会社

    激動の世界を生き抜くタネを。

    「激動」という強烈な印象を与える単語と、「タネ」という可愛らしい単語のギャップが面白いキャッチコピーです。 時代の変化はいつも唐突ですが、それでも小さな種を植えることから人間の営みは始まるという、覚悟が込められた表現に感じられます。

    株式会社ドリコム

    3歩先をつくろう

    人々が期待するところから、さらに先の提案をしようという、進取の精神が感じられるコピーです。 進化の早いインターネットの世界において、新しい挑戦を次々に行ってきた自社の実績を踏まえ、同じように未来を見据えて活動できる仲間を募集していることが分かります。

    株式会社講談社

    さあ、ものがたりをはじめよう。

    コミックや小説など、様々な物語を作り出し、出版してきた会社ならではのキャッチコピーです。 誰かに伝えたい物語と、自分自身が講談社で紡ぎ出す物語とをかけたフレーズは、誰の心にも透き通るように、自然に染み込みます。

    5.まとめ


    キャッチコピーの好例を読み解いていくと、そこには確かに伝えたい相手がいて、エッセンスを絞っていることが分かります。 中途採用に向けてキャッチコピーを考える場合は、必ず伝える相手を想像し、その上で心にしなやかに届くフレーズを選ぶ必要があります。

    とはいえ、人事担当者はコピーのプロではありませんから、最初は思うように求職者への訴求ができないと感じる場面に遭遇するでしょう。 行き詰まる都度基本に立ち返り、ターゲット・訴求内容・キーワードを練り上げながら、納得のいくものを作り上げる姿勢が求められます。

    始めから最高のものを作ろうとせず、ブレーンストーミングの要領でキーワードを出し続けていれば、やがてしっくり来るキーワードが生まれるはずです。

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