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    採用動画を作るコツと効果的に活用している企業の事例4選

    機材やソフトの充実によって動画の編集が身近なものとなり、誰もがオリジナル動画をネットで公開できるようになった今日、採用の現場でも動画が用いられるようになっています。文字や静止画に比べて圧倒的な情報量を含められる動画を上手くネット上で活用できれば、採用コストを抑えながら精度の高い採用を実現できます。
    この記事では採用動画について、作成のコツや活用事例も含めつつご紹介していきますので今後の参考にしてください。

    採用動画を取り入れるメリット

    採用動画を活用する3つのメリットを見ていきましょう。

    伝わる情報量が多い

    動画は映像、音声、文字で構成されており、視覚と聴覚にダイレクトにアプローチできるため、文字で伝えられる情報量の5000倍のボリュームを視聴する人に伝えられると言われています。情報量が多ければ多いほど、求職者が自社のイメージを鮮明に抱きやすくなるため、その後の応募へとつながる可能性も高まっていくと期待できます。

    印象に残る

    動画は豊富な情報量を見る人へ与えられるため、見た人に自社の印象を根付かせる効果が期待できます。社内イベントやミーティングの様子などを動画に含めれば、文字や静止画だけでは読み取れない情報を得やすくなるため、より自社への理解を深めてもらうことができるとともに、その動画を見た応募者は自ずと就業意欲の高い人材である可能性が高まるなどのメリットを期待できます。

    多くの人に見てもらえる

    採用動画をYouTubeやSNS、自社のホームページなどに掲載することで、世界中の人々に自社の採用について知ってもらうことができます。オフラインでは出会えなかった人材からの応募が期待できるだけでなく、無料で利用できる媒体も多いので採用コストの軽減を図ることができます。掲載期間に制限がないため、常に自社をPRすることができます。

    採用動画の活用事例


    採用動画を上手く活用して採用を成功させるには、採用活動における課題をイメージしながら動画の内容を構成していくのがポイントです。

    (母集団形成)企業の認知アップ

    なかなか応募者が集まらないのであれば、母集団の形成を目的とする内容を動画にするのがおススメです。十分な数の応募を得られない根底には、採用市場における自社の認知度の低さがあるため、その改善を図ります。 例えば、会社説明会の内容をそのまま動画として公開する方法は認知度の向上を期待できます。自社のホームページやSNS、求人広告などにリンクを貼っておくだけで、数多くの求職者に自社を知ってもらえる可能性が高まるためです。オフラインの企業説明会であれば、参加するための時間や費用がかかるため、参加を見送っていた求職者もオンラインであれば気軽に覗くことができるなど、採用動画の活用は母集団形成に有効です。

    (選考)ミスマッチを減らす

    応募者が集まるものの、なかなか採用まで結び付かないのであれば、求職者に自社を深く知ってもらうことができる内容の動画を構成します。動画の中に、自社の日常を多めに取り込んだり、社員のインタビューなどを取り入れたりするといいでしょう。どのような人がどういった価値観を持って働いているのかを知ることで、求職者はより精度の高い判断をしやすくなります。

    採用動画を作るポイント

    採用動画を作成するからには、採用に結び付けられる動画を作成しなければなりません。採用動画を作る際には、以下の3点をまず意識します。

    ペルソナを設定する

    採用動画を見た結果、応募してもらうには、その動画を見る人の心に刺さる内容でなくてはいけませんので、どのような人に向けて採用動画を作成するのかを意識することはとても大切です。この際、具体的な人物像を描くために、ペルソナの設定から取り組んでみるのが有効です。行動や価値観、ライフスタイルなどを詳細に設定していくため、できあがったペルソナに向けて作成する動画の内容は自社の求める人材像に近い人物からの応募をより得やすくなります。

    目的を決める

    何のために採用動画を作成しているのかが不明瞭であれば、誰の心にも刺さらない動画となってしまいかねません。自社への応募を促すための動画と、自社の求める人材像に近い人物からの応募を得るための動画は内容が異なってくるためです。前者の場合には会社説明会の様子を動画にすべきであり、後者の場合には自社の日常を伝えられる映像が効果的なので、採用動画の作成にあたっては、作成の目的を明確にすることが大切です。

    自社で制作するか外注するか

    機材やソフトが充実し、誰でも動画編集が身近なものとなったと言っても、自社にそれらを使いこなせる人材がいるとは限りません。作成してみた動画を公開するのに躊躇うようであれば、外注で作成するのもひとつの手段です。採用動画の公開は、自社のイメージを大きく左右するものであり、標準的なクオリティは必須としたいところです。動画制作会社のみならず、クラウドワーカーの活用などを選択肢に入れれば、リーズナブルな価格で外注できるでしょう。

    採用動画活用の事例4選

    マルコメ株式会社

    マルコメ君というキャラクターを用いたCMがかつて話題になったよう、宣伝広告が上手いマルコメ株式会社は採用動画を上手く活用しています。営業部に密着し、普段どのような仕事に従事しているのか、どういった人が働いているのか、しっかり伝わってくる内容となっています。職場の雰囲気や仕事の進め方なども伝わるように構成されていますので、同社への応募を検討している求職者にとって、これからの判断材料として活用しやすい採用動画に仕上がっています。この動画を見て応募した求職者は、マルコメ株式会社での就業意欲がとても高い人材ばかりとなるでしょう。
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    株式会社タカラトミー

    選考も意識しつつ、応募者の絞り込みを行う採用動画を見ることができます。社員インタビューを中心とした構成となっており、求職者にとって自分が入社してからのイメージを膨らませやすい内容となっています。ミーティングの様子も映されており、社員同士でコミュニケーション豊かなやり取りを行っているのを垣間見ることができるため、とてもポジティブな印象を受けやすい採用動画として仕上がっています。
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    株式会社ロフト

    ロフトの従業員が台本などを用意せず、座談会形式で語り合っているため、株式会社ロフトの本当の姿が伝わってくる採用動画です。入社前後で感じたギャップ、入社してから大変だったことなどを赤裸々に語っていますので、同社への就職を考えている人にはとても参考となる判断材料となっています。ざっくばらんな雰囲気なので、会社説明会代わりとしても利用しやすい仕上がりとなっています。
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    株式会社アーバンリサーチ

    アパレル企業らしく、社員のファッションに対する想いを描いた映像をメインに構成されています。社員それぞれのファッションも映し出されているため、アパレル企業への就業を希望する方にとって、就業後のイメージを描きやすい内容となっています。「想いをもとに、意志とともに。」というコンセプトを明確に掲げ、仕事風景や職場も紹介されていたり、社員のインタビューも取り入れたりと、様々な角度から同社を映し出す動画となっていますので、母集団の形成と求める人物像に近い人材からの採用のどちらも実現しやすい内容となっています。
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    まとめ