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    ダイレクトリクルーティング 効果

    攻めの採用手法として注目を集めているダイレクトリクルーティング。買い手市場の昨今において、優秀な人材に効果的にアプローチできる手法として評価されています。この記事では、ダイレクトリクルーティングを導入した場合にどのような効果があるのかを解説しています。また、ダイレクトリクルーティングを導入している企業についても紹介しているので、ダイレクトリクルーティングに興味がある方、具体的な効果を知りたい方などは、参考にしてください。

    ダイレクトリクルーティングの導入で期待できる効果とは

    ダイレクトリクルーティングの導入で期待できる効果は主に3つあります。

    ①費用を抑えて採用できる!

    求人広告や人材紹介などの従来のサービスは、人材1人あたりの採用コストが高くなりがちです。しかし、ダイレクトリクルーティングであれば、工夫次第で費用を抑えて採用することができます。また、使い込んでノウハウが蓄積されれば、さらに効率よく採用を行うことが可能です。

    ②マッチした人が採用できる!

    ダイレクトリクルーティングは、多様な人材に企業側からアプローチをすることができます。企業側が自社にマッチする可能性が高い人材に声をかけるので、自社に合った人材を採用可能です。また、まだ転職を検討していない潜在的な層にもアプローチすることができるという特徴があります。

    ③採用力が上がる!

    ターゲットの設定、アプローチ方法、求職者とのコミュニケーション、面談のやり方、合否まで、自社で一貫して管理できるので採用に関するノウハウがたまり、採用力が向上します。全てのプロセスを可視化できるので、無駄を省くことができ、業務効率化がしやすいという効果があることも特徴です。

    ダイレクトリクルーティングの費用対効果

    費用対効果が良い例

    ダイレクトリクルーティングの主なやり方は3つあります

    • 外部人材データベースを使う
    • SNSを活用しソーシャルリクルーティングを行う
    • リファラル採用を実施する

    ソーシャルリクルーティングやリファラル採用であれば、採用コストを抑えて採用活動をすることが可能です。また、外部人材データベースを使う場合も、データベース利用料のみや成功報酬のみまたは両方など使うサービスによって、価格設定が異なります。

    知名度の低い企業が、中長期的な効果を見越してダイレクトリクルーティングを行うことは、費用対効果が良い例です。専任の担当者を据え、効果が出るまで粘り強く改善を続けながらダイレクトリクルーティングを行えば、長い目で見た時に自社にマッチした優秀な人材を効率よく採用できる可能性が高くります。

    費用対効果が悪い例

    ダイレクトリクルーティングは、すぐに効果がでる手法ではありません。特にこれまで求人広告や人材紹介サービスに頼っていた企業ほど、成果がでるまでに時間がかかります。自社から声をかけて面談までセッティングしたにも関わらず、従来の求人広告などを利用して自ら応募してきた積極的に採用されたい求職者と同じような質問をしてしまうことは費用対効果が悪い例です。ダイレクトリクルーティングを利用してきた求職者は、どちらかというと受動的ですので、面談をする担当者側もダイレクトリクルーティングであることを考慮して質問を工夫する必要があります。

    また、短期的な視点ですぐに成果を求めてしまうことも良くない例です。ダイレクトリクルーティングという手法の特徴について、まずは社内での理解を促し、新しい手法であることを考慮して採用工程を見直すことが求められます。その為にも、成果が出るノウハウがたまるまで、専従して業務にあたる担当者を決め、将来を見据えてダイレクトリクルーティングを導入していくことが大切です。

    なお、ダイレクトリクルーティングは優秀な人材に効果的にアプローチできる手法ではありますが、決して楽に人材を集められる手法ではありません。手を抜くと、ダイレクトリクルーティングの良さを実感することができなくなりますので注意しましょう。 弊社のダイレクトリクルーティングサービスでは、上記であげた部分を解消するために、エージェント経験のあるものがサポートさせていただき、これまで培ってきたノウハウや採用においての成功パータンを共有させていただきます。/

    ダイレクトリクルーティングの導入で得られる思わぬ効果「採用力」

    ダイレクトリクルーティングを導入することは、優秀な人材を確保できるというだけではなく、自社の「採用力」を高める上でも役に立ちます。具体的に得られる効果について、代表的なものをご紹介しましょう。

    自社の魅力をより考えるようになった

    ダイレクトリクルーティングでは、転職を潜在的に考えている層にもアプローチします。積極的に転職を考えているわけではない層にアプローチしますので、必然的に自社の魅力が最大限伝わるように工夫するようになり、社員が自社の魅力についてより考えるようになるという効果が得られるのです。また、自社を紹介する際の言葉にも磨きがかかり、わかりやすく第三者に自社の魅力を伝えられるようになります。

    自社に合った人材像を積極的に考えるようになった

    ダイレクトリクルーティングでは、企業側からアプローチします。その為、どんな人材であれば自社に合うのかを、積極的に考えるようになるという効果が得られやすいです。

    採用マーケティングを行うようになった

    買い手市場から売り手市場になった昨今において、採用競争は激化しています。採用に関しても、戦略的なアプローチを実施しなければ、望む人材を得られる可能性は低いです。ダイレクトリクルーティングは、受動的ではなく能動的な手法です。ダイレクトリクルーティングの良い効果を得ようとすれば、自然と採用マーケティングを導入することに繋がります。採用マーケティングを実施し、PDCAを回しながら、より高い効果が得られるように工夫するようになるということも、ダイレクトリクルーティングを導入して得られる効果の一つです。

    社内で採用に関する工夫やアイデアが出るようになった

    いかにしてダイレクトリクルーティングで一定以上の効果を出すかについて、社内で工夫する必要があります。特に専従者を据え、ダイレクトリクルーティングに、きめ細かく対応するほど、社内で採用に関する工夫やアイデアが出るようになりやすいです。蓄積したノウハウは、自社の今後に役立てることができます。

    採用担当者のスキルアップに力を入れるようになった

    採用担当者は、これまで外部に任せていたプロセスも担当するようになるため、負荷が増えやすいです。その為、採用担当者自らがスキルアップに力を入れ、効率よく業務を進めるようになります。ただし、採用担当者に任せきりにしないように注意しましょう。周囲がサポートしながらダイレクトリクルーティングに取り組むことで、良い効果が得やすくなります。

    ダイレクトリクルーティングを活用する企業の事例

    楽天モバイル株式会社

    楽天モバイル株式会社は、ダイレクトリクルーティングサービスを導入し、2019年1月から約10カ月ほどで、60名以上の採用を成し遂げています。ダイレクトリクルーティングのメリットの一つであるスピード感を重視し、スピーディーな選考を実施。結果として、優秀な人材を早く多く獲得できるようになりました。

    Chatwork株式会社

    Chatwork株式会社は、主な採用ツールとして、ダイレクトリクルーティングサービスとビジネスSNSを利用しています。ダイレクトリクルーティングを導入したことで、採用活動のスピード感が増し、候補者とのコミュニケーションが密になりました。ダイレクトリクルーティングサービスでの採用にてキャリア層の6~7割を採用していると公表しています。

    株式会社アドウェイズ

    株式会社アドウェイズは、ダイレクトリクルーティングを導入するも当初はなかなか効果を得られませんでした。しかし、Facebookを活用したダイレクトリクルーティングを行うSwitch.を活用すると、自社の念願であった、業界経験者の採用につながったことなどを公表しています。

    まとめ

    ダイレクトリクルーティングを導入することで、採用コストを下げ、潜在的な候補者層にアプローチできるなど、従来の手法にはない効果を期待することができます。また、ダイレクトリクルーティングを導入する段階で、社員が自社の魅力について考えたり、採用マーケティングを実施するなど、採用力を底上げすることにも効果的です。ただし、ダイレクトリクルーティングは一朝一夕で効果が出る手法ではないので、専任の担当を設けて、中長期的な視点から導入することを推奨します。ダイレクトリクルーティングの良い効果を得る為にも、成功している他社の事例を参考にすると良いでしょう。

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