令和3年(2021年)公認会計士試験の日程 試験から合格後の流れ
令和3年(2021年)公認会計士試験の日程 試験から合格後の流れ
新型コロナウイルス感染症拡大等を踏まえて、大幅に日程を延期して行われたため、令和3年(2021年)公認会計士試験短答式は、2021年5月23日(日)の1回のみ実施されます。この記事では、令和3年公認会計士試験の日程や概要をまとめています。
また、過去の合格率といった試験結果の振り返りや合格後の流れや就職活動についても解説しています。
今後の予定を立てるうえで、是非参考にしていただけたらと思います。
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目次
- 令和3年(2021年)公認会計士試験の日程・実施地など
- 実施スケジュール
- 試験日時及び試験科目
- 試験実施地
- 公認会計士試験の難易度と合格率
- 過去5年間の公認会計士試験結果
- 過去5年間の短答式試験合格率
- 公認会計士試験合格後 登録までに必要なこと
- 【超短期決戦】公認会計士試験合格後の就職活動
- まとめ
令和3年(2021年)公認会計士試験の日程・実施地など
下記、令和3年公認会計士試験の概要をまとめています。
実施スケジュール
短答式・論文式試験の日程とそれぞれの合格発表日です。
区分 | 試験日程 | 受験願書 受付期間 | 合格発表(予定) |
---|---|---|---|
短答式 | 令和3年5月23日(日) | 令和3年2月5日(金)~ 令和3年2月25日(木) | 令和3年6月18日(金) |
論文式 | 令和3年8月20日(金)~ 8月22日(日) |
令和3年11月19日(金) |
短答式試験は5月1回のみの実施となり、試験日の約3ヶ月半前から受験願書の受付が始まります。
合格発表は試験日から約1ヶ月後です。
短答式試験の約3ヶ月後に論文式試験が実施されます。
論文式試験は3日間に渡り行われ、約3ヶ月後に合格発表といった日程です。
試験日時及び試験科目
短答式・論文式試験の試験日時と試験科目です。
区分 | 試験日程 | 科目 | 時間 |
---|---|---|---|
短答式 | 令和3年5月23日(日) | 企業法 管理会計論 監査論 財務会計論 |
9:30~10:30 11:30~12:30 14:00~15:00 16:00~18:00 |
論文式 | 令和3年8月20日(金) | 監査論 租税法 |
10:30~12:30 14:30~16:30 |
令和3年8月21日(土) | 会計学 会計学 |
10:30~12:30 14:30~17:30 |
|
令和3年8月22日(日) | 企業法 選択科目(1科目) |
10:30~12:30 14:30~16:30 |
試験実施地
東京都、大阪府、北海道、宮城県、愛知県、石川県、広島県、香川県、熊本県、福岡県、沖縄県、その他公認会計士・監査審査会の指定する場所において行われる予定です。
また、東京は2会場(第I回短答式は「東京理科大学」と「日本大学」)で試験が実施されます。
受験会場を間違えてしまう方が稀にいらっしゃるようですので、十分ご注意ください。
公認会計士試験の難易度と合格率
過去5年間の公認会計士試験の結果を振り返ります。
過去5年間の公認会計士試験結果
平成27年 (2015年) |
平成28年 (2016年) |
平成29年 (2017年) |
平成30年 (2018年) |
令和元年 (2019年) |
|
願書提出者数 | 10,180人 | 10,256人 | 11,032人 | 11,742人 | 12,532人 |
短答式試験受験者数 | 8,620人 | 8,644人 | 9,416人 | 10,153人 | 10,563人 |
短答式試験合格者数 | 1,507人 | 1,501人 | 1,669人 | 2,065人 | 1,806人 |
論文式試験受験者数 | 3,086人 | 3,138人 | 3,306人 | 3,678人 | 3,792人 |
最終合格者数 | 1,051人 | 1,108人 | 1,231人 | 1,305人 | 1,337人 |
合格率 | 10.30% | 10.80% | 11.20% | 11.10% | 10.70% |
公認会計士試験の受験者・合格者ともに増加傾向にあります。
全体の合格率は、10%~11%程で推移しています。
過去5年間の短答式試験合格率
平成27年 (2015年) |
平成28年 (2016年) |
平成29年 (2017年) |
平成30年 (2018年) |
令和元年 (2019年) |
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第I回短答式 | 15.9% | 15.8% | 19.8% | 16.6% | 16.6% |
第Ⅱ回短答式 | 13.9% | 13.5% | 9.7% | 18.2% | 12.7% |
属人ベース | 22.4% | 22.1% | 22.6% | 25.7% | 22.6% |
※答案提出者をベースに合格率を算出
※属人ベースとは、平成29年第Ⅰ回短答式試験及び同第Ⅱ回短答式試験のいずれにも願書を提出した受験者を名寄せして集計したもの
2回の短答式試験を経て合格する割合(属人ベース)は、22%~25%で推移しており、約4人に1人が合格しています。
短答式試験に合格すると、その年の論文式試験に受からなかった場合でも、翌年と翌々年は短答式試験が免除されます。
また、論文式試験にも一部試験科目が免除される科目合格制度があります。
公認会計士試験合格後 登録までに必要なこと
晴れて試験に合格した後、公認会計士の資格を得るためには、2年間の実務経験と3年間の実務補習を経て、修了考査に合格しなければなりません。
実務経験の時期は、公認会計士試験の前でも後でも構いませんが、多くの人は合格後に監査法人などで実務経験を行います。
修了考査は12月に2日間に渡って行われます。
「監査」「会計」「税務」「経営・IT」「法規・職業倫理」の5科目、2日間で合計12時間とハードな日程の試験となりますが、合格率は約70%と比較的高い水準です。
【超短期決戦】公認会計士試験合格後の就職活動
公認会計士論文式試験の結果は、11月中旬に発表されますが、監査法人の就活はそこから2~3週間程の超短期決戦で行われます。
公認会計士試験の合格発表の当日から説明会の予約やエントリーシートの受付が始まり、12月初旬には内定がでます。
短い就活期間の中で、希望の監査法人に入所できるかどうかが決まります。
志望動機を固め、面接準備をしっかりと行い、スタートダッシュを決めましょう。
下記の記事では、合格後の就職活動に関するスケジュールや対策法について解説しています。
・【短期決戦】監査法人に就職するための面接対策、志望動機などのポイント
MS Agentは合格者に対して求人のご紹介や面接対策などのサポートといったサービスを行っています。
合格後の進路を見据えている方は、是非会員登録していただけたらと思います。
まとめ
公認会計士は、難関国家資格の一つですが、合格者の市場価値は高く、監査法人はもちろん、コンサルティングファーム、金融機関、一般事業会社の経理、企画部門で常に求人が発生しています。
最終合格発表が11月と長い戦いですが、まずは短答式試験の突破に集中しましょう。
1日も無駄にしないよう、日々努力を積み重ねていきましょう!!
<参考>
・公認会計士・監査審査会「令和2年試験について」
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