働き方
税理士が独立するためのキャリアパスは?
独立に必要な要素としては、以下2点が大きいでしょう。
①実務経験・スキル
②集客力
税理士として最短で独立を目指す場合、双方をバランス良く身につける必要があります。
キャリアの例としては以下がよくあるルートです。
1.中小・零細企業支援の会計事務所で経験を積む
独立後のクライアント規模と同等のクライアント対応の経験を集中的に積むことができるので、独立後に必要となる実践的スキルを最短で身につけられるのがこのルートです。
クライアント対応、経営者とのコミュニケーション、税務申告業務などを一通り経験し、小規模事務所の組織運営や所長の営業などを間近で見ることができるため、独立後のイメージが湧きやすくなるでしょう。
2.後継者不足の事務所を引き継ぐ
既存の顧客基盤をそのまま活用できるため、独立後すぐに収益を得られる可能性が高いルートです。
ただし、現所長との経営方針のすり合わせやクライアントの引継ぎなど、後継者ならではの難しさもあります。現所長とクライアントの人間関係ができ上がっているからこそ、値上げやサービスラインの変更等、自由度が狭まるというデメリットも把握したうえで、選択する必要があります。
3.業務委託で収入を確保しながら準備する
独立に向けた準備を進める間、業務委託契約で収入を確保する方法です。独立前に勤めていた事務所との関係が良好であれば業務提携等で協力関係を築いて、業務を手伝う対価として報酬を得る方法もあります。
当然ですが、業務委託を受注する場合には実績や信頼関係が重要になるため、業務委託で報酬を得たいと考えている場合は、すでに独立している税理士の先輩との業界内でのネットワーキングも重要になります。
【ポイント】
最短で独立を目指す場合、スキルの習得だけでなく、独立後に安定した収益を得るための顧客基盤づくり、同業者との協力関係が鍵となります。
経験を積む環境を選ぶ際には、独立後の自分を具体的にイメージしながら判断しましょう。
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