2023年04月01日

経理担当者に求められるエクセルへの理解と知っておくべき関数

管理部門・士業の転職

企業によって経理業務のフローも異なるでしょうが、既製ソフトに頼るばかりではなかなかスキルアップできません。
そこからワンランクアップするには、エクセルを使いこなして経理のメンバーが便利だと思えるようなシートを提供できるかどうかが分かれ道といえるでしょう。
一つ一つの業務が差別化しづらい経理という職種だけに、全体の効率アップさせるような働きは自分自身の評価へと直結しやすいものです。
今回は、明日からでも使えるエクセル関数基礎知識もご紹介しております。キャリアアップの第一歩としてご参考になればと思います。

経理人材にとって、エクセルを使いこなせることが大切な理由

経理業務は、ルーティン以外にも、集計表など様々な書類の作成が求められます。
しかし、誰かが作成したフォーマットの文字や数字を打ち変える程度で毎回対応できるわけではありません。
アレンジするにしても、関数を用いることが要されることもあるでしょう。
このようなときに経理担当者として、依頼された内容をスムーズにこなせれば、経理部のみならず、企業全体の業務効率アップに貢献できる人物であると評価されます。
ですが、実際のところ、エクセルが使えない経理担当者は決して少なくありません。
これが意味しているのは、エクセルのスキルを身に付けていくだけでも、自分自身の人材価値を高められるということです。
経理業務はどのような企業であっても不可欠であるため、後々のキャリア形成を考えてみても、エクセルを使いこなすことができるかはとても大切になります。


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やってみると意外に簡単?経理が仕事で使用するエクセル関数

一度作ったエクセルシートは、アレンジされることがあっても、ベースはその後も使い回されていくものなので、使いやすいシートを作成することは諸々の業務効率を上げることに大きな役割を果たします。
そこで必要となってくるのがエクセル関数についての知識なのですが、実際に経理業務に使用する関数はわずかなものであり、決して難しくはありません。

おそらくシートを作るからには、何かを集計する目的のためでしょう。
その際には、SUMという足し算を意味する関数を使用します。きっとオートSUMという機能を使ったり、見かけたりしたことがあると思いますが、オートSUMは一列の数字を単純に足すものであり、SUMの一種です。ここから一歩ステップアップしたものがSUMIFであり、指定した条件によって処理を分け、その条件に合致する項目のデータを集計できますので、次々と入力されるデータを振り分けられることもあり、経理の現場では大変重宝されるエクセル関数です。

<SUM関数の例>

SUM関数の例

<SUMIF関数の例>

SUMIF関数の例


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経理担当者が仕事にもっとも役立てることのできる関数とは

経理担当者として仕事に役立てることのできるエクセル関数としては、SUMIFSとROUND、VLOOKUPが挙げられます。
上記でSUMIFについて触れていますが、SUMIFSはその上位となる関数であり、複数の条件を満たすものを集計する場面で使うものです。
SUMIFは1つの条件指定しかできませんので、SUMIFSを使わなければ目的が達成できない場合も少なくありません。
次に、ROUNDとは、小数点の切り上げ・切り下げを指定するときなどに使用するため、消費税の取り扱いには重宝される関数です。
3つ目のVLOOKUPは、リストから文字列を抽出できる関数です。
扱うことができれば文字データを瞬時に活用できるため、請求書作成などに応用できます。
VLOOKUPは便利なのですが、癖のある関数とも言えるので、使いこなすのはそう簡単ではないものの、裏を返せば、マスターすることがキャリアアップへの近道といえるでしょう。

<ROUND関数の例>

ROUND関数の例

エクセルマスターになるためのオススメな勉強方法とは
エクセルを勉強しようと思えば、専用のテキストを購入してそれに沿ってみたり、ネットでエクセルを学べるホームページを探してみたり、パソコンスクールに通ってみたりと様々な方法があります。
しかし、あまり難しい関数を学ぼうとしても、それを理解できる人が少ないだけに実務上はさほど役立たないものとなってしまう点には注意が必要です。
このため、まずは“他の人よりはちょっと詳しい程度”になることを目標とし、土台となる知識を固めていくように意識することがお勧めです。
身に付けたエクセルの知識を実務で活かし、かつ土台の上に業務を通じて得られる知識を上乗せしていくようイメージすれば、より効率的に学習が可能です。
仕事を通じて得られる知識は、自己学習で得られるものよりも深く根付きやすいことも一因です。


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まとめ

これまで紹介してきたのは、経理担当者として知っておくべきエクセルの関数における基礎知識に過ぎません。言い換えれば“知っていて当たり前”とされる内容かもしれません。
しかし、知識が増えれば、自然と周辺知識も吸収しやすくなり、今後の成長の土台となっていくことでしょう。
経理担当者として自身や部署の仕事の効率アップも兼ねて、これを機会に基礎から勉強してみてはいかがでしょうか。
ちょっとした努力をするだけでも、ライバルと差をつけやすいポイントになってきますので、意識の持ち方ひとつで今後を大きく変えられるものとなるかもしれません。
経理担当者としての人材価値を社会から認められるに、エクセル技術は不可欠なものであることを再確認し、今後の自身のスキルアップを再考してみてはいかがでしょうか。

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