【経理の資格10選】給与・スキルアップにつながる資格はどれ?

経理・財務
2019/11/05

【経理の資格10選】給与・スキルアップにつながる資格はどれ?

経理の仕事は幅が広く、個々人のスキルによって年収や待遇に差が生じます。最初の頃は仕事を覚えるだけで精一杯であった人も、慣れるにつれて何か新しい資格を取り、年収アップやスキルアップしたいと考える方は少なくありません。

一口に資格と言っても様々な種類がありますが、経理の業務に実際に役立つ資格は何でしょうか?
ここでは、経理人材の年収アップやスキルアップに役立つ資格をご紹介します。


経理におすすめの資格1 日商簿記検定 ~幅広い経理の知識を網羅できる基本の資格~

「日商簿記検定」は、日本商工会議所が実施している検定です。
小規模小売店の経理事務に役立つ4級、企業で働く経理担当者に必要な簿記基礎知識が身につく3級、株式会社の経営管理に役立ち財務諸表が読めるようになる2級、公認会計士や税理士などの国家資格への登竜門とされる1級まであります。

日商簿記検定は、幅広い経理の知識を総合的に身につけることができる検定です。
全国の商工会議所で実施されており、学歴や年齢などに関係なく受験レベルを選ぶことができます。その為、キャリアアップの足がかりに最適です。
合格率は実施回によって差はありますが、簿記3級はおよそ4割以上、簿記2級になると難易度も上がるため合格率もぐっと下がり、14%前後。
簿記1級となると、更に合格率は下がり、10%前後になります。
1級は難易度が高いですので、まずは2級を目指してみると良いでしょう。
2級の場合、合格するまでにかかる勉強時間は、個人差はありますが200時間程度と言われています。
1~2ヶ月位、集中して取り組めば独学でも合格できる可能性は高いです。

経理におすすめの資格2 FASS検定 ~経済産業省が発案した経理と財務の実践力を測定する検定~

FASS検定は2005年11月からスタートした比較的新しい検定です。
経済産業省の発案をもとに、先進企業50社の経理・財務幹部が協力して開発しました。
これまでの簿記検定では測定することができなかった実務能力を測ることができる検定として注目されています。
試験内容は「資産分野」「決算分野」「税務分野」「資金分野」の4つから構成されており、日商簿記よりも実務寄りです。
自信をもって経理・財務部門の業務を遂行できるレベルAから、部分的な実務スキルしかない今後の努力を期待するレベルEまでの5段階で評価されます。
FASS検定では実務スキルを測定できるので、社内での実力アピールに効果的です。その為、人材育成の一環として受験を推奨する企業も増加傾向にあります。
実務能力のブラッシュアップのためにも、定期的に挑戦してみることをおすすめします。なお、試験会場は全国200ヵ所、10,800円で受験することができます。

経理におすすめの資格3 税理士 ~税務のスペシャリスト!独立も目指せる国家資格~

税理士は税務のスペシャリストです。
一生活用することができる国家資格であり、一度取得すれば社内社外を問わず評価がグッと高まります。 一般企業で働く場合も高い年収が見込めるほか、独立開業すれば年収1000万円以上を目指すこともできるでしょう。
しかし、その分難易度は高いです。
全部で5科目合格する必要がありますが、どの科目も合格率は10〜20%前後になります。
ただし、税理士試験は1科目から受験することができ、5科目を一気に受験しなくても問題ありません。 一度合格した科目に有効期限はないので、何年かかけて受験することも可能です。
長期的なスキルアップを考えるなら、数年単位で計画を立て、挑戦する価値があると言えるでしょう。

経理におすすめの資格4 BATIC(国際会計検定) ~国際会計基準の簿記検定といえばこの資格!~

BATICの試験は、全て英語で出題されます。日本企業の海外進出が進んでいる昨今、海外基準の会計知識や書類作成実務経験を持っている人をターゲットにした求人はとても多いです。
募集要項にこそ書いてありませんが、グローバル化に力を入れている会社、貿易関連、輸出が多い製造業にお勤めの方には、給与・評価アップに有利に働くでしょう。

試験内容は、英文簿記(英文会計の基礎を理解し、英語で簿記を作成、説明ができる)・国際会計理論(国際会計理論(IFRS)を理解し、国際的基準による財務諸表の作成、分析ができる)の2科目となります。
全文英語による質問・回答形式のため、TOEIC400〜450点程度あれば、英語力としては合格ラインといわれています。
またFASSの様にスコア表示で結果がわかり、下記4つの称号に分類されます。
・コントローラーレベル(スコア数:1000~880)
・アカウンティングマネジャーレベル(スコア数:879~700)
・アカウンタントレベル(スコア数:699~320
) ・ブックキーパーレベル(スコア数:319~200)
※200点未満は、称号が付きません。

今後、外資系や海外に力を入れている企業に転職・就職を考えている方は、最低でもブックキーパーレベルの称号を取得できるように勉強することをオススメします。

経理におすすめの資格5 公認会計士 〜監査・会計のプロ!あらゆる現場で活躍する国家資格〜

公認会計士は監査・会計のプロフェッショナルです。
応用範囲が広いため活躍の場が多く、組織内会計士として働くこともできますし独立開業も目指せます。
実は受験資格はなく、年齢の制限もないため受験だけなら誰でもできる資格です。
ただし、合格するには多大な勉強が必要。
国家3大資格の一つと言われており、医師・弁護士と並んで難易度の高い資格とされています。

試験科目は短答式試験で4科目、論文式試験は6科目です。
数ヶ月程度の勉強で受かる資格ではないので、適切な勉強時間を確保して計画的にコツコツ勉強する必要があります。
合格のために必要とされている勉強時間は3000~5000時間です。
独学は現実的ではないので、スクールなどを活用して合格を目指すことをおすすめします。

経理におすすめの資格6 USCPA 〜グローバルに活躍することができる米国の公認会計士資格〜

USCPAとはU.S. Certified Public Accountantの略で、日本語に訳すと米国公認会計士です。
その名の通り、米国の公認会計士資格であり、日本だけでなく世界で通じる資格として認識されています。
試験はもちろん英語です。学習の過程で実務に欠かせない専門知識を英語で習得できるメリットがあります。
現在では日本でも受験することができるようになっており、キャリアアップなどを目指して受験する人は増加傾向です。
2004年4月以降はコンピュータ形式の試験が採用されています。
出題範囲は広範なので、まんべんなく学ぶことがポイントです。
よりスキルアップしたいなら公認会計士とUSCPAの両方を取得することを推奨します。

経理におすすめの資格7 給与計算検定 〜給与計算業務に特化した資格!実務能力の証明に最適〜

内閣府認可である一般財団法人職業技能振興会が認定している資格です。
企業に欠かせない給与計算業務に関して確かな実務能力があることの証明になります。
2級と1級があり、受験資格がないので誰でも受験することができます。
2級は年2回、1級は年1回しか試験が実施されていないので注意しましょう。
合格率は2018年11月の試験で2級が70.55%、1級は59.19%です。
比較的取得しやすい資格ですので、特に給与計算業務にこれから関わっている人や関心が高い人は取得することをおすすめします。
難易度が高すぎる資格ではなく、自分のペースの学習で合格しやすいです。

経理におすすめの資格8 ビジネス会計検定 〜会計知識が身につく全てのビジネスパーソンに適した資格〜

ビジネス会計検定は財務諸表理解力が身につき、あらゆるビジネスパーソンに役立つ資格です。
簿記検定と似ていますが、簿記検定は財務諸表を作成するための力が身につく検定であり、ビジネス会計検定は作成した財務諸表をもとに企業状況を分析・把握する力が養うことを目的としている違いがあります。
実生活で役立つ会計知識を得ることができるので、多くのビジネスパーソンに適した資格です。
なお、受験にあたって必要な資格はありません。
3級と2級があり、同日に2つの級を受験することも可能です。
各級とも100点満点中70点以上で合格となります。
2019年の3月の合格率は3級で62.4%、2級は48.0%です。
比較的取得しやすい資格ですので、2級でも独学で合格を狙うことは可能と言えます。
より確実に知識を身に着けたいならスクールなどを上手く活用すると効果的です。

経理におすすめの資格9 FP 〜総合的な資金計画が立てられるようになる実用的な資格〜

FPには2種類あります。
1つ目は国家資格であるFP技能士、2つ目が民間資格である「AFP,CFP」です。
特にFP技能士は有効期限がなく一度合格すれば更新の必要がないので人気が高いです。
FP技能士には3級、2級、1級があります。
一般的に評価されるのは2級以上です。
2級FP技能士は、100時間程度の勉強で合格できると言われており、独学でも取得できる可能性が高いとされています。
なお、2級FP技能士に合格すれば、日本FP協会が認定する研修を受講し登録するだけでAFPも取得することが可能です。
より高いレベルを目指すなら1級やCFPを目指す方法があります。
CFPは世界標準資格であり国際的にも評価される資格です。
まずは2級FP2技能士の取得を目指して勉強することを推奨します。

経理におすすめの資格10 TOEIC 〜国内での知名度が高い英語能力を測る資格〜

TOEICとは英語でのコミュニケーション能力を測るための世界共通テストです。
国内では広く知られており、就活や転職、昇進などに役立ちます。
990点満点でそのうちリーディングは495点、リスニングは495点です。
就活でも評価されるのは600点以上とされていますが企業によって何点以上を評価するかは違いがあるので注意しましょう。
なお、国内での知名度は抜群ですが、国際的にはTOEFLやIELTSといった試験の方が認知度は高いです。

これからの自分のキャリアを考えて、価値のある資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
資格を取得することで、年収アップやスキルアップにつなげることができます。
もし試験に合格できなかったとしても、資格取得のために勉強をしてきたことで、知識を整理し、業務をより効率よく処理する能力も磨かれます。
今回は資格に焦点を当ててご紹介しましたが、資格と合わせて実務経験も積み重ねていくことができるとより有利です。

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