2023年11月22日

Big4(コンサル/監査法人/税理士法人)へ転職するには?各社の特徴を抑えて転職成功へ!

管理部門・士業の転職

中堅のコンサルタント会社や監査法人に勤めている場合、20代後半から30代をどのように過ごすのかによって、将来のキャリアは大きく異なってきます。もっと大きな舞台で活躍したいとお考えであれば、Big4への転職が自己実現のための近道となるでしょう。しかし、Big4への道は競争が激しく、転職成功には十分な準備が求められます。

この記事では、Big4への転職を成功させるために各社の特徴についても紹介していきます。実際にBig4への転職に成功された事例もご紹介していますので、是非参考にしてください。

そもそもBig4って?

Big4とは、Deloitte、PwC、KPMG、EYの4つの巨大グローバルファームを指します。それぞれのグループ内にはコンサルティングファーム、監査法人、税理士法人等が所属しており、それらを呼ぶ際に“Big4”という冠を付けて、Big4系コンサル、Big4系監査法人、Big4系税理士法人といいます。
Big4の共通点として、会計コンサルだけでなく、M&Aアドバイザリー・企業再生業務など企業の経営課題をワンストップですべて提供している点が挙げられます。
グループに属している監査法人、税理士法人などと協業することで幅広い分野において、高い専門性を発揮できるため、企業の経営課題をワンストップですべて対応できる体制が整っていることから「総合系コンサルティングファーム」とも呼ばれています


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Big4コンサル各社の特徴

以下に、Big4コンサルそれぞれの特徴についてご紹介していきます。

デロイト トーマツ コンサルティング

デロイトトーマツコンサルティングは、デロイト・トウシュ・トーマツの一員として最大規模の総合コンサルティングサービスを展開しており、クロスボーダー案件を得意としています
外資系であっても人材の成長を重視しており、徹底した人材育成を行っているのが特徴的です。
採用時には“一人前のコンサルタントに成長できるかどうか”を採否の判断基準としており、入社後は社内でしっかり面倒を見ながら、コンサルタントとしての成長を支援する文化が根付いています。

PwCコンサルティング

PwCコンサルティングは、グローバルに広がるPwCグループの一部として、多様な専門知識を持つプロフェッショナルと連携し、幅広いビジネスソリューションを提供しています。
個人の自主性を大切にする社風であり、多様なバックグラウンドを持つ人材が在籍しているため、ダイバーシティが生み出す新たな発想や付加価値を武器にしながらクライアントの経営課題の解決をサポートしています。
「やさしいコンサル」をコンセプトに、フラットでオープンなコミュニケーション文化が育まれており、気軽に上司や同僚と相談できる環境下、チームとして連携しながらビジネスを進められるのが特徴的です。

KPMGコンサルティング

KPMGコンサルティングは、ビジネストランスフォーメーション、テクノロジー、リスク&コンプライアンスの3分野に焦点を当てたサービスを提供しています。
少数精鋭の組織であり、中途採用者も多いため、新しい視点と多様な経験を活かしたプロジェクトが展開されています。
若手でも積極的にプロジェクトに参加し、リード経験を持てるようなチャレンジ精神を大切にする風土であるため、若いうちからプロフェッショナルとしての成長を図りやすい環境です
プロジェクト型のコンサルティングを提供しているので、経営視点を身に付けやすいのも魅力です。

EYストラテジー・アンド・コンサルティング

EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、グローバルに展開するEYグループの一員として、多様なビジネス領域に対する高度なコンサルティングサービスを提供しており、特にデジタル技術とAIの活用に長けています
Big4の中で唯一、パーパス経営の概念を取り入れており、社会的な課題解決にも力を入れているのが特徴のひとつです
比較的穏やかでクールな社風であり、国内外のプロジェクトにおいても多数対応しているなど、海外とのコラボレーションも積極的に行っています。


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Big4(コンサル)の仕事内容

Big4コンサルティングファームは、業務・ITコンサルティング、監査業務、税務アドバイザリー、財務アドバイザリー、戦略コンサルティング、そしてESGコンサルティングなど、幅広く高度な専門知識をもとに多岐にわたるサービスを展開しています
最近では、デジタルトランスフォーメーション (DX) の支援が重要なサービスとなっており、クライアント企業においてデジタル技術の導入と適用を促進しています
これには、戦略的な意図からオペレーショナルな設計、そしてデジタル技術の保守・運用まで、一連のプロセスが含まれます。
これらのサービスは通信、金融、製造業、公共、医療など多くの業界で提供されており、企業の経営層から事業部まで、そして戦略的な課題から実務的な課題まで、広範なニーズを満たすことを目的としています。
また、Big4コンサルティングファームはそれぞれ自身の強みと専門分野を持っており、それらの差異がサービスの特色へと表れています


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Big4への転職で求められるスキルや資格

Big4に転職する際には多くのスキルや資格が求められますが、まず必要となるのが語学力です。
グローバルな環境で働くため、英語のコミュニケーション能力は必須とされており、TOEICのスコアで800〜850以上が求められることもあります。この目安よりも高いスコアを持っていると、転職に際して有利に働くでしょう。
また、ビジネスで使用する英語以外の言語能力も評価される場合があります。公認会計士、税理士、中小企業診断士など、専門的な資格も重要視されます
これらの資格を持っていることで、コンサルティング業務の基本的な知識とスキルを持っていることが認められ、転職の際に有利に働くことがあります。

また、Big4は厳しい成果主義の環境であるため、個人の業務スキルを向上させる意欲と能力が求められます
大規模プロジェクトを任されることもあり、それに伴い、飛躍的な成長の機会も提供されます。
これらのプロジェクトは通常、チームで進められるため、優れたコミュニケーション能力や協調性も要求されます


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Big4への転職成功事例

Big4への転職成功事例MS-Japanを利用し、Big4への転職に成功した2つの事例をご紹介します。

大手監査法人からコンサルファームへ!(20代・公認会計士)

大学在学中に公認会計士に合格し、大手監査法人で順調にキャリアを積み重ねていたものの、監査以外の面からもクライアントに貢献したいとの想いより転職を希望されていました。
当初は転職先について漠然としたイメージを持っているのみでしたが、キャリアアドバイザーとの面談を重ねてご自身が本当にやりたいことを明確にできた結果、FAS系コンサルファームへの転職に成功されました。

もう一度、大手監査法人へ!(30代・公認会計士)

大手監査法人から独立系の会計コンサルティング会社の立ち上げに参画して活躍されたものの、後々になってワンパターンな業務にも違和感を持つようになり、キャリアを見直すことに。
その結果、もう一度大手監査法人でキャリアを再構築したい、今まで経験してこなかった業務にもチャレンジしたい、とのご意向を持つようになりました。
大手監査法人も非監査の業務を積極的に獲得している状況下、会計監査の実務経験者であり、アドバイザリー業務にも積極的に携わっていきたいという姿勢が評価され、比較的スムーズにBIG4監査法人からの内定を得ることができました。


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Big4の求人事例

MS-JapanではBig4を含めたコンサルティングファームや監査法人などの求人も取り扱っています。ここではその一部をご紹介します。

Big4コンサルティングファームからPMI・経営統合コンサルタントの募集です。

ポジション
PMI・経営統合コンサルタント(Transaction Strategy and Execution)
想定年収
700万円 ~ 2000万円
仕事内容
・経営統合関連サービス(プロセス管理および統合価値実現の為の各種アドバイザリー業務)
・会社・部門分割(カーブアウト・セパレーション)・Divesture関連サービス
・事業計画の精査、シナジーマネジメント、組織・業務の統合プランニング

【スタッフ~シニア】大手監査法人にて金融事業部向けのアドバイザリー担当者を募集いたします。

ポジション
金融機関向け財務会計アドバイザリー
想定年収
450万円 ~ 1500万円
仕事内容
・財務会計プロセス等の高度化支援
・内部統制構築・高度化支援
・サステナビリティ・気候変動・非財務情報サービス 等

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まとめ

Big4コンサルティングファームは幅広い業界のクライアントに向けてサービスを提供しており、大規模案件やクロスオーバー案件を取り扱う機会も多いため、Big4でのキャリアは自分自身の成長へと直結していきます
転職を成功させるために求められるハードルは高いものの、入社してから企業としてコンサルタントへの成長をサポートする体制が整っているので、より一層のキャリアアップを希望されているのであれば、この機会に転職を検討されてみてはいかがでしょうか。
Big4への転職に成功するにはこれまでのキャリアや保有資格以外に、人材の資質も問われます。
Big4各社の社風をもっとよく知り、求められる資質を把握したいときには、Big4への転職サポート実績を豊富に持つMS-Japanに問い合わせてみるのも選択肢のひとつです。

この記事を監修したキャリアアドバイザー

篠原 義樹

大学卒業後、不動産会社にて個人向けの営業を経験。その後MS-Japanへ入社。会計事務所・コンサルティングファーム・監査法人・法律事務所・社会保険労務士事務所等の法人側担当として採用支援に従事。現在はキャリアアドバイザーも兼務し一気通貫で担当しております。

会計事務所・監査法人 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 税理士科目合格 ・ USCPA を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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