【2020年度簿記試験】簿記3級・2級・1級の合格率や難易度は?合格後はどうする?

資格
経理・財務
会計事務所・監査法人
キャリア
レポート
2020/07/13

【2020年度簿記試験】簿記3級・2級・1級の合格率や難易度は?合格後はどうする?

日商簿記試験第154回が、2020年2月23日(日)に実施されました。
こちらの記事では、簿記試験の合格率や難易度、資格取得後のこと、また2020年度の日程などについてまとめましたので、今回の試験を振り返るとともに、今後のキャリアを考える参考にしていただければと思います。


1.簿記3級・2級・1級の合格率とその推移は?

過去5回の受験者数と合格率

日程 実受験者数 合格者数 合格率
3級 第149回 2018/6/10 79,412名 35,189名 44.3%
第150回 2018/11/8 88,774名 38,884名 43.8%
第151回 2019/2/24 80,360名 44,302名 55.1%
第152回 2019/6/9 72,435名 40,624名 56.1%
第153回 2019/11/17 80,130名 34,519名 43.1%
第154回 2020/2/23 76,896名 37,744名 49.1%
2級 第149回 2018/6/10 38,352名 5,964名 15.6%
第150回 2018/11/8 49,516名 7,276名 14.7%
第151回 2019/2/24 49,776名 6,297名 12.7%
第152回 2019/6/9 55,702名 10,666名 25.4%
第153回 2019/11/17 48,744名 13,195名 27.1%
第154回 2020/2/23 46,939名 13,409名 28.6%
1級 第149回 2018/6/10 7,501名 1,007名 13.4%
第150回 2018/11/8 7,588名 680名 9.0%
第152回 2019/6/9 8,438名 575名 8.5%
第153回 2019/11/17 9,481名 735名 9.8%

1-1.第154回簿記試験は実受験者は減少

第154回の簿記3級合格率は49.1%、2級の合格率は28.6%でした。実受験者はどちらも前年同時期比べて減少しています。

1-2.過去の合格率

簿記試験の気になる過去の合格率はどうでしょうか。
実施回によって差はあるようですが、2019年度のデータですと、簿記3級はおよそ4割以上、回によっては半数以上の受験者が合格されているようです。
簿記2級の合格率は25%以上と、2018年度と比べると合格率は大幅に上がってます。

簿記1級は、10%前後で推移しています。

まずは転職エージェントに無料相談する

2.簿記3級・2級・1級の難易度ってどれくらい?


標準学習目安 勉強期間の目安
3級 約70時間 約1か月強
2級 約200時間 約3~4か月
1級 約500時間 約6か月強

級ごとの難易度としては、簿記3級は標準学習目安が約70時間のようですので、およそ1日2時間、1か月強の学習で合格される方が多いようです。
簿記2級になると、標準学習目安は200時間程度なので、働きながら勉強される方など1日2時間程度の学習ですと、3~4か月で合格される方が多いようです。
さらに簿記1級は、標準学習目安が500時間程度ですので、働きながら取得する場合、平日2時間、休日5時間の学習時間を取ったとして、約6か月強
集中して1日5時間の勉強を毎日続けたとしても約4か月弱の学習時間がかかるようですので、合格の難易度は結構高そうです。

まずは転職エージェントに無料相談する

3.簿記3級・2級・1級それぞれの合格後はどうする?


3-1.簿記3級取得後は、簿記2級を目指そう!

簿記試験に合格した後は、次の資格取得を目指す方も多いのではないでしょうか。

簿記3級を取得された方は、基本的な会計知識が身に付いたことと思います。ビジネスパーソンとしての基礎知識を広げたいといった方は、次にMOSやFP、TOEICなどの試験に挑戦しても良いかもしれません。
一方で今後、経理・財務の業務をしっかりやっていきたいといった方、会計事務所への転職を目指す方、資格を転職に活かしたいといった方には、次は簿記2級にチャレンジすることをお勧めします。

3-2. 簿記2級取得後は、簿記1級に挑戦する?それとも税理士試験?

簿記2級を取得された方は、経理・財務の実務にも役立つ知識が習得できたことと思います。
さらに経理・財務のスペシャリストとして活躍したいといった方は、次は簿記1級を目指しましょう。
貸借対照表・損益計算書のみならず、キャッシュフロー計算書の知識も得ることができます。
また、今後税理士を目指したいけれど受験資格がないという方は、簿記1級を取得することで受験資格を得られます。

一方で、既に受験資格を持っており、今後税理士を目指したいといった方は、簿記1級を挟まず税理士試験に挑戦しても良いでしょう。
または取得すると税理士登録もできる、公認会計士試験に挑戦するという選択肢もあります。

3-3.簿記1級取得後は、どんな選択肢がある?

簿記1級まで取得されると、かなり専門的な会計知識が身に付いたことと思います。
ここまで来られた方ですと、次には公認会計士や税理士を見据えている方も多いのではないでしょうか。
公認会計士と税理士は一見似ている資格のようですが、仕事の内容や試験制度など、異なる点が多くあります。
今後目指したいキャリアに合わせて適切な選択をしましょう。

一方で、会計の知識はもう付いたので、他の管理部門業務に役立つ知識を得たいという方は、社会保険労務士や、ビジネス実務法務検定、司法書士、中小企業診断士などの資格に挑戦するもの良いでしょう。

3-4. 簿記試験後のキャリアに迷ったら相談しよう!

「簿記の次はどの資格に挑戦すべき…?」
「簿記の資格を活かして転職したいけれど、経理か会計事務所かで迷っている…。」
「未経験でも行ける求人ってどれくらいあるの…?」
そんな悩みをお持ちの方も多いかと思います。
今後目指すキャリアによって、取得した方が良い資格は異なりますし、経理と会計事務所では業務内容をはじめ異なる点もたくさんあります。
今後の方向性を悩まれている方は、まずは情報収集から始めましょう。
MS-Japanでは、すぐに転職を検討していない方向けにも個別相談会を実施していますので、お気軽にご相談ください。

まずは転職エージェントに無料相談する

4. 簿記の資格を取ると転職に有利?


4-1. 簿記2級を取ると転職に有利になりやすい!

就職や転職を考えたときに、少しでも簿記の資格が有利になったらいいな…と思う方も多いのではないでしょうか。結論としては、「日商簿記2級」を所持していると、転職の際に有利になりやすいようです。

それでは、簿記3級は取得しても役立たないのでしょうか。
いえ、そんなことはありません。簿記3級を取得しても、履歴書に記載できますし、簿記の基礎知識はあるということや、向上心という点でも評価してもらえる場合があります。
また、経理・財務の職種のみならず、ビジネスパーソンの基礎知識としても簿記3級の知識は活かされるでしょう。

【おすすめ記事】
簿記2級を取れば未経験でも経理・会計事務所に転職できるのか?
簿記2級の資格を活かして企業経理・管理部門に転職

4-2.未経験経理・会計事務所に転職する場合に必要な簿記の級は?

簿記3級は小規模な企業向けの学習がメインなのに対して、簿記2級は一般的な中小企業向けの会計実務などの知識が付きます。
一般的に経理職の場合においては、簿記の資格がなくても未経験者が採用されるケースはあります。ただ、資格は持っていなくても、「簿記2級程度の知識」など、少なからず経理の素養が求められることが多いため、特に未経験の方は、簿記の勉強をしておいた方がキャリアチェンジに成功しやすいといえます。
また、20代の場合はポテンシャルで採用される場合も多いですが、30代となると求められるレベルも上がりますので、簿記資格を取得しておいた方が、転職できる可能性が上がるでしょう。

一方で会計事務所に未経験で転職する場合は、簿記2級の資格取得が必須となるケースが多いです。
会計事務所は税理士や公認会計士を中心としてより専門性の高い業務を行いますので、税理士や公認会計士の資格は持っていなくとも、せめて簿記2級は持っていてほしいといったところが多いようです。

【おすすめ記事】
簿記2級を取れば未経験でも経理・会計事務所に転職できるのか?
簿記2級の資格を活かして企業経理・管理部門に転職

4-3. 未経験で応募できる、経理や会計事務所の求人ってどれくらいある?

MS-Japanでは、未経験応募可能な求人も数多く扱っています。
経理職で約100件、会計事務所で約200件程度の求人を常時扱っていますので、ご自身に合った転職先を探していただければと思います。
下記から、MS-Japanで取り扱っている非公開求人の一部を検索できます。
こちらから未経験求人を検索できます

まずは転職エージェントに無料相談する

5.簿記取得後の転職成功事例


転職成功者:Kさん(25歳・男性・簿記3級合格)
転職前:非上場企業(施工管理業務)年収280万円
⇒転職後:会計事務所(会計税務コンサルタント)年収300万円

転職成功者:Yさん(30歳・女性・簿記2級合格)
転職前:非上場企業(営業事務)年収250万円
⇒転職後:JASDAQ上場(経理職)年収350万円

転職成功者:Sさん(32歳・男性・簿記1級合格)
転職前:上場企業(経理職)年収550万円
⇒転職後:コンサルティングファーム(会計コンサルタント)年収600万円

下記のページでは、簿記の資格を活用して転職に成功した3名の事例を詳しく紹介しています。
簿記3級・2級・1級試験合格者3名の転職成功事例!

まずは転職エージェントに無料相談する

6.次回に向けて!日商簿記3級・2級・1級試験の概要とスケジュール

5-1. 2020年度日商簿記試験の日程

商工会議所が実施する日商簿記検定、3級・2級は年3回、1級は年2回試験があります。
2020年度の試験日程・申し込み期限・合格発表の実施スケジュールは下記の通りです。

2020年度日商簿記試験 スケジュール

試験日程
3級 第155回 6月14日(日) ※中止
第156回 11月15日(日)
第157回 2月28日(日)
2級 第155回 6月14日(日) ※中止
第156回 11月15日(日)
第157回 2月28日(日)
1級 第155回 6月14日(日) ※中止
第156回 11月15日(日)

5-2.日商簿記試験概要まとめ

受験料、試験科目、合格基準などの概要も、級ごとに異なるのでチェックしておきましょう。

試験概要

受験料 試験科目 制限時間 合格基準
3級 2,850円 商業簿記 2時間 70%以上
2級 4,720円 商業簿記
工業簿記
2時間 70%以上
1級 7,850 商業簿記
会計学
1時間30分 70%以上
ただし1科目ごとの得点は40%以上
工業簿記
原価計算
1時間30分

まずは転職エージェントに無料相談する

7. まとめ

  • ✓2019年度第154回簿記試験の実受験者は前年同時期と比べて減少した。
  • ✓簿記試験の難易度は級ごとに差があり、3級が1か月強、2級が3~4か月、1級が6か月強の学習目安。
  • ✓簿記試験の合格後は、目指すキャリアに合った次の資格取得を目指そう。

まずは転職エージェントに無料相談する

【こちらの記事を読んだ方におすすめ】
簿記2級を取れば未経験でも経理・会計事務所に転職できるのか?
簿記2級の資格を活かして企業経理・管理部門に転職
簿記1級を取得すると、どういった転職先があるか?
2020年の経理財務転職市場はどうなる?2019年データから予想!

▽参照サイト
東京商工会議所 検定試験情報
商工会議所の検定試験 簿記
LEC東京リーガルマインド 級ごとの難易度と特徴

会員登録すると、キャリアのご相談や非公開求人のご紹介、履歴書の自動生成などの様々なサービスをご利用いただけます。

会員登録すると、キャリアのご相談や非公開求人のご紹介、履歴書の自動生成などの様々なサービスをご利用いただけます。

初めてご訪問の方へ

管理部門特化型エージェント No.1
MS-Japanのサービスをご覧ください!

キャリア診断

アドバイザーが直接あなたの可能性を診断!