2024年05月23日

【簿記資格保有者の雇用実態レポート2024】保有級別に平均年収や平均年齢などを解説

管理部門・士業の転職 管理部門・士業の転職

「日商簿記」は、最も認知度の高い経理関連資格です。
級によって難易度は様々で、3級は基礎知識、2級では工業簿記を含む実践的な知識、1級では会計のスペシャリストとしての知識が問われます。

この記事では、管理部門・士業特化型転職エージェント「MS Agent」の登録者データをもとに、簿記資格保有者の保有級別年収に焦点を当て、雇用実態を解説します。

管理部門・士業における簿記保有割合

管理部門・士業における簿記保有割合まず、「MS Agent」に登録している管理部門・士業の転職希望者における簿記資格の保有割合を算出しました。
1級が8.1%と最も取得者が少なく、2級は66.7%と半数以上を占めていることが分かります。
一般的に「転職に有利になるのは簿記2級から」と言われていることから、転職に向けて簿記2級を取得する人が多いと考えられるでしょう。

経理と経理外の職種で保有級の割合

経理と経理外の職種で保有級の割合を比較すると、1級・2級は経理の割合が高く、3級は経理以外の割合が高い結果となりました。

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簿記保有級別に見る平均年収と平均年齢

簿記保有級別に見る平均年収と平均年齢

次に、簿記資格の保有級別に平均年収と平均年齢を算出しました。
平均年収が最も高い級は「1級」の583万円で、「2級」の472万円と111万円の差があることが分かります。
これに対し、「2級」と「3級」の差はわずか16万円であり、「1級」の難易度と市場価値の高さが推察できるでしょう。

平均年齢についても、「1級」の38歳が最も平均年齢が高い結果となりましたが、2~3級についても35歳以上であり、大きな差は見受けられませんでした。【保有級別】年収分布 [1級]【保有級別】年収分布 [2級]【保有級別】年収分布 [3級]

次に、保有級別の年収分布を見ていきましょう。

国税庁による「令和4年分民間給与実態統計調査」では、国内における正社員の平均年収は523万円です。1級では、平均以上となる600万円以上の割合が41.3%となりました。
保有級の高さに伴って高年収を得ている割合が高いことが分かります。

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【年齢別】簿記1~3級保有者の平均年収

【年齢別】簿記1~3級保有者の平均年収

続いて、保有級別の平均年収年齢別に分類しました。
いずれの級でも年齢に伴って平均年収が上昇していることが分かります。

また、各級における最低年収と最高年収の差を比較すると、1級は394万円、2級は268万円、3級は237万円で、級の高さに伴って年収の上昇幅も大きくなると考えられるでしょう。

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【業種別】簿記1~3級保有者の平均年収

【業種別】簿記1~3級保有者の平均年収

一般企業(経理)、一般企業(全職種)、会計事務所、士業事務所全般の4つの業種に分けて、保有級別の平均年収を見ていきましょう。
いずれの業種でも1級保有者の平均年齢が最も高い結果となりました。1級と3級の差は一般企業(経理)で最も大きく、187万円の差があることが分かります。

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【エリア別】簿記1~3級保有者の平均年収

【エリア別】簿記1~3級保有者の平均年収

首都圏と東海・関西圏のエリアに分けて、保有級別の平均年収を算出しました。
いずれのエリアでも1級の平均年収が最も高い結果となりましたが、特に首都圏では1級と3級で146万円もの差があることが分かります。

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簿記資格保有者が勤務する業種

勤務先の業種簿記資格保有者の現在勤める勤務先の業種を分類すると、84.3%が一般企業でした。
一般企業の中でも「製造」が16.4%と最多で、次いで「サービス」10.6%、「IT・通信」9.1%となりました。

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【保有級別】勤務先の従業員数

【保有級別】勤務先の従業員数次に、簿記資格保有者の現在勤める勤務先の従業員数を保有級別に分類しました。
僅差ではありますが、2級が「1,000名以上」の大手企業で勤務する割合が高い結果となりました。

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調査概要

2023年5月13日~2024年5月12日に人材紹介サービス「MS Agent」に登録があった日商簿記資格保有者(1~3級のみ)
調査主体:株式会社MS-Japan
※本調査の平均年収は、小数点以下第1位を四捨五入しています。
※本調査のグラフ内の構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がございます。

■■本リリースの転載・利用に関するお願い■■
本調査結果を掲載・利用される場合は、
出典「MS-Japan調べ(https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12506.html)」と明記をお願いいたします。

簿記資格を活かした転職は「MS Agent」にご相談ください。

今回は、弊社「MS Agent」の登録データをもとに、簿記資格保有者の雇用実態を詳しく解説しました。
日商簿記は、経理関連資格として最も認知度が高く、経理以外の職種でも活かせるビジネススキルが身に就く資格であるため、転職活動に向けて取得する方も多いでしょう。

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