2023年10月17日

簿記3級を活かして経理に転職!未経験での転職はさすがに難しい?

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経理の転職に簿記3級は意味がある?簿記取得で広がるキャリア!「簿記3級は経理の転職に有利に働くのか?」 「簿記3級の知識は、経理業務に実際に活用できるのか?」と考え、取得することを悩まれている方もいるでしょう。

経理の転職で資格は必須ではありません。
しかし、簿記3級を取得していれば、未経験でも転職を有利に進められます。また、経理の基礎知識を習得できますので、転職後の経理業務に役立ちます。

この記事では、簿記3級が経理実務にどのように活用できるか、および簿記2級取得の必要性について解説していきます。


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簿記3級は経理の実務に直結する資格

簿記3級は、経理実務の基礎知識が試験内容であるため「経理の実務に直結する資格」といえます。

経理実務の基礎知識とは、たとえば以下のようなものです。
勘定科目、仕訳、貸方借方、費用収益、売掛金、買掛金、当座預金、普通預金…など。
これらは経理の基本中の基本となり、経理実務を進めるためには大まかな意味を理解し、活用のイメージがつかまなければなりません。
もちろん、未経験者であれば会社もそれなりの教育をしてくれます。

もし、簿記3級の取得により経理の基礎知識についてすでに習得していれば、1から10まで先輩に教えてもらう必要もなく、転職後の経理実務をスムーズに進めていけるのは言うまでもありません。
簿記3級を取得すれば「経理実務のすべてが理解できる」というわけではありませんが、転職後の経理実務をスムーズに進めるうえで、簿記3級取得で得られる知識は大いに活きてくるでしょう。

経理の実務未経験の転職なら簿記3級を取得

実務未経験から経理に転職を考えている場合、簿記の資格を取得することで経理に関する基礎知識を学ぶことが出来た上で、基礎知識を証明することもできる為、評価する企業もあります。
簿記の各等級は各等級の知識やスキルを有していることを前提に勉強が進みますので、3級の取得から始めることをお勧めします。
簿記3級を応募条件にしている企業や応募条件なしの企業に応募する際は簿記3級を取得することで転職時に評価が上がることもあります。
しかし、実際に求人を確認すると応募条件に簿記2級と記載している企業もありますので、簿記3級取得後に2級も取得するとさらに応募できる求人の幅が広がります。

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経理以外の簿記が活かせる仕事は?

経理以外の簿記が活かせる仕事は?

簿記の資格は経理以外にも様々な職種の転職に生かすことが出来ます。

会計事務所、税理士事務所

会計事務所では補助スタッフであっても、会計に関する最低限の知識が必要になります。
その為、企業活動や会計実務を踏まえた適切な処理や分析が出来るレベルと判断される簿記2級を取得していると会計事務所や税務事務所の補助スタッフとして転職できる可能性が高くなります。

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簿記3級・2級・1級の難易度

経理実務で役立つ簿記の資格は、3級・2級・1級の3つがあります。それぞれの難易度を見ていきましょう。

簿記3級

簿記3級の出題範囲は、比較的小規模の会社の商業簿記についての基礎知識です。取得のための勉強により、「仕訳」や「決算」についての基本を習得できます。
近年の合格率は45~55%程度で、勉強時間は100時間程度といわれています。未経験者が簿記の基本を学ぶにはおすすめの資格です。

簿記2級

簿記2級の出題範囲は、簿記3級レベルの基礎知識を踏まえたうえでの、中規模程度の会社における商業簿記と工業簿記です。原価計算など製品のコスト管理について学べるため、製造業の会社へ転職する際には大いに役立つ資格です。
近年の合格率は15%~30%程度で、勉強時間は200時間程度といわれます。簿記2級を取得すれば「経理については一通りわかっている」と評価されることになるでしょう。

簿記1級

簿記1級の出題範囲は、簿記2級レベルの知識を踏まえたうえでの、大企業で必要とされる会計処理です。キャッシュフロー計算書や連結会計、管理会計などが学べますので、取得すれば「経営分析もできる会計のエキスパート」とみなされることになるでしょう。
近年の合格率は5~15%程度で、勉強時間は1,000時間程度といわれています。簿記1級取得者は税理士試験の受験資格も得られるなど、税理士や公認会計士などへのキャリアアップにもつながる資格です。

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経理経験者なら簿記2級を目指しましょう

以上のように、未経験者なら簿記3級の取得により経理への転職を有利に進めることが可能となります。

しかし、経理の経験者なら、自身のスキルをアピールするため簿記2級を取得するのがおすすめです。
簿記2級を取得していると、「一定レベルの経理の知識がある」と認められ、書類通過率も高まるでしょう。
会計事務所から大企業の経理、あるいはコンサルティング会社など、転職先の選択肢は広がるでしょう。


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20代、30代、40代の持っておくべき簿記の等級

20代

20代は第2新卒枠での転職が出来る可能性が高い為、簿記3級を取得してれば非上場企業などの経理に転職できる可能性があります。
また、簿記2級や1級を取得していると未経験であっても上場企業の経理に転職することが出来る可能性が高いため、希望する転職先に合わせて取得する簿記の等級を確認しましょう。

30代

30代実務未経験の場合、経理への転職には簿記2級以上の取得がおすすめです。また、経理の転職には資格以外も重要視されますので、前職の経験やスキルをアピールすると未経験であっても転職できる可能性が高くなります。
また、大企業経理の転職は20代、30代で簿記1級持ちの方が競合になるため、知名度は高くないが待遇が良い「隠れ優良求人」に応募することをお勧めします。

40代

40代の場合、簿記資格を取得していても実務未経験の場合、正社員での経理に転職することは難しいとされています。簿記以外の資格として公認会計士や税理士の資格を取得していれば実務未経験であっても転職できる可能性は高くなります。
また、正社員での転職難易度は高いですが、派遣社員などであれば未経験であっても簿記3級などを取得すれば応募できる求人数は多くなります。

経理の実務経験の有無だけでなく、転職には年齢も重要な要素になりますので、ご自身の年齢に合った簿記の等級を取得するようにしましょう。

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簿記3級保持者と簿記2級保持者の年収比較

簿記3級保持者と簿記2級保持者の年収はどの程度ちがうのでしょうか?
こちらは、弊社の人材紹介サービスを利用して、未経験で経理に転職簿記3級保持者と簿記2級保持者の年収比較した人の決定年収のグラフです。

▼企業未経験で企業経理に転職した日商簿記2級保有者の決定年収

企業未経験で企業経理に転職した日商簿記2級保有者の決定年収

▼企業未経験で企業経理に転職した日商簿記3級保有者の決定年収

企業未経験で企業経理に転職した日商簿記3級保有者の決定年収

こちらご覧いただいても分かりますように、未経験者でも簿記2級の方が年収は高く、全体の82%が300~499万円の間の年収となっています。
会計事務所やコンサルティング業界での経験が豊富な方など、即戦力性を評価された一部のケースにおいては、600万円以上の年収で転職を決定された方もいました。
簿記3級の決定年収は300万円台が大半を占めています。


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経理の求人情報

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上場企業の経理マネージャーやIPO準備企業の経理部長候補などの高年収が見込める求人から、20代・30代向けのスタッフ層求人、 未経験OK求人など、幅広くご用意しております。
サイト上に公開されている求人はごく一部です。会員登録でより多くの求人をご確認いただけます。


まとめ

簿記3級は、経理の実務に直結する資格であり、未経験で経理に転職する際は取得していると有利です。
また、転職後に実務経験をしながら簿記2級を取得すれば、キャリアアップや企業によっては資格手当も期待できます。
未経験から経理への転職を考えている方は、第一歩として簿記3級に挑戦しみましょう。

管理部門・士業の転職

この記事を監修したキャリアアドバイザー

楢本 裕也

大学卒業後、リクルート広告代理店に新卒入社し、中小企業、飲食・小売店などに向け、求人広告営業に従事。
その中で、実際に転職をされていく方などの生の声や気持ちの変化・実情などを知りたいと考え、MS-Japanに入社。
その後はキャリアアドバイザーとして、主に20代~30代の経理財務・会計事務所スタッフを中心に担当する。

経理・財務 ・ 会計事務所・監査法人 ・ 税理士科目合格 ・ USCPA を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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