財務で求められるスキルは?転職で有利な資格はある?

経理・財務
2020/01/17

財務で求められるスキルは?転職で有利な資格はある?

財務は「経理・会計に関する仕事の一部」として捉えられがちですが、財務部のような部署があるように、経理とは異なる業務です。
ただ、融資という業務内容が会社の経営に直接関係してくることから、事業規模によっては部署を設けず、経理部長・課長クラスに業務を任せることもあるようです。
会社の資金繰りに直接関係し、責任が大きい職種であることから、誰にでもできる仕事とは言えません。
今回は、そんな財務職に求められるスキルや資格についてご紹介します。


必要最低限持っておくべき財務のスキル

財務担当者として必要最低限持っておくべきスキルは、ざっくりと言ってしまえば「お金を会社に集め、適切に運用する」ことです。
ただお金を集める手段だけを数多く知っていればよいということではなく、事前に計画を立て、集めた資金を管理し、資金が不足した段階で再び資金調達するということをしなければなりません。

具体的には、
・財務戦略の立案・実行の経験
・事業部ごとの収支把握・資金を補填する手段の確保
など、お金を集めて管理する経験・スキルが問われます。

自社の取引先となる金融機関との関係の強化、戦略について経営者や各部署の部長に理解を求める交渉能力、資金ショートを防ぐための資金管理など、企業にあるお金をいかに効率よく回し、必要に応じて補填できるかが、財務の腕の見せ所だと言えるでしょう。
財務諸表をもとに仕事を進めることが多いため、財務諸表を理解できる知識が必要です。
そのため、会計事務所経験者や公認会計士、税理士などから転身するケースもあります。

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財務担当としてスキルアップしていくには

財務担当者に求められることは、企業によって少し異なります。
財務部が存在し、資金調達に関する独立した部門がある会社であれば、目的は資金調達に限られます。
これに対して、経理部の一員として財務担当者を担う場合は、会計・経理に関連する業務も担うため、幅広く経験することになるでしょう。

いずれにしても、資金調達・管理・運用する財務の仕事は、様々な人と連携して進めるため、高いコミュニケーション能力が求められます。
資金調達の際は、銀行などから借り入れをする必要があるため、金融機関とのパイプを作っていかなければなりません。
資金を運用していく中でも、各部署が納得いくよう説明し、実行していく必要があり、財務としてスキルアップするには、コミュニケーション能力を高めていかなければなりません。
また、簿記、税法、監査、ファイナンスなど幅広い知識や経験も必要となります。

財務として役に立つ資格

財務には、確実に必要な資格というのはありませんが、転職する上で役に立つ資格はあります。

簿記

日商簿記2級では、実務経験がある場合を除き、なかなか財務会計のスキルがあると説得するのは難しいですが、財務でも役に立つ知識なので、取得して損はありません。
日商簿記1級となると連結会計にからむところを深く学べるため、帳簿全体を踏まえて会社・経営幹部を説得する能力が身につきます。

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FASS

実務レベルでの評価に用いられるのはFASS検定で、簿記検定が幅広い会計知識の習得に重きを置いているのに対し、FASS検定では資産・決算・税務・資金という分野に応じた、より実務的な知識が問われます。
特に「資金」の分野に関しては、財務職として深い知識が必要になることから、試験内容を正しく理解している人事担当者・経理部長などは、きちんと評価してくれることでしょう。

スキルや資格があると転職しやすいのか

最後に、スキルや資格の存在が、財務職への転職にどのような影響をもたらすのかについて考えてみましょう。
どの職種にも言えることですが、資格には様々な種類があり、取得したこと自体が評価されるものもあれば、採用に際しプラスアルファとして評価されるものもあります。
よって、スキル・資格があれば転職のハードルは下がるものの、何でも評価されるかどうかとなると、答えはノーです。

財務職は、事業規模の大きな会社では部署が設けられていることも多く、会社で必要とするスキルもある程度決まっています。
そのため、仮に財務職としての経験がなかったとしても、経理職を経験していてFASSのレベルB以上であれば、採用されるケースは十分考えられます。

また、財務に直接関わったことがない場合であっても、何らかのプロジェクトを動かした経験のある営業職・会社の経営計画に携わった経験がある人材であれば、業務経験の内容によっては財務職への転職は可能と判断されるかもしれません。
結論としては、スキルや資格があるだけで財務職への転職は難しいものの、少なからずプラスに評価される実務経験もあると言えるでしょう。
自分のスキルや職務経験をまとめた上で、最終的に求人条件に合致した経歴・資格があった場合は、チャレンジする価値は十分にある職種です。
大きなお金を動かすことの責任と醍醐味を知っているなら、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

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