M&Aコンサルタントを目指す上で役立つ資格とは?
ゆくゆくM&Aコンサルタントとして活躍したいと考えている方の中には、なにか少しでもプラスになればと資格取得を検討している人も多いです。 実のところ、M&Aコンサルタントとして働くうえで必ずしも、取得しておかなければならない資格は特にありません。
しかし、資格を取得することで自分の知識をより確かなものにできるだけでなく、顧客からもより信頼を得ることができるでしょう。 そこで今回は、M&Aコンサルタントを目指す上で役立つ資格の種類や、難易度についてまとめてみました。
M&Aコンサルタントと資格について
一昔前まで、M&Aコンサルタントといえば雲の上のような存在で、ハードルが高いと感じる人がほとんどでした。
しかし、いまや中小企業をはじめ小売店などにもM&Aがおこなわれるケースが増えており、以前に増してM&Aコンサルタントが身近な存在として感じられるようになっています。
M&Aコンサルタントを目指す上で必須となる資格こそないものの、資格があることでより専門性を高めることができるでしょう。
M&Aに関する民間資格とは
M&Aに関連する資格は国家資格と民間資格に分けられ、国家資格には弁護士や公認会計士といった士業が該当します。
ここでは民間資格に着目し、M&Aに関する主な資格をご紹介します。
事業承継・M&Aエキスパート認定資格
M&Aエキスパート認定資格は、金融財団事情研究会と日本M&Aセンターが共同で企画・運営・認定を行っている民間資格です。
難易度はそれほど高くなく、公式問題集を繰り返し学習すれば独学でも十分合格ラインに達することができるでしょう。
M&A業務に従事するうえで、事業承継は避けて通ることができない問題であり、高齢化社会が進む日本においては今後さらに問題を抱える人が増えると予想されます。
受験資格も特にないことから受験しやすいのはもちろん、事業承継およびM&Aに関することを基礎から学べるので、まずこの資格からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また、上位資格として「事業承継シニアエキスパート」や「M&Aシニアエキスパート」といった資格も存在します。
ただし、この2つの資格の受験資格を得るためには所定の講習を修了する必要があることから、先述した「M&Aエキスパート」よりもハードルが高いといえるでしょう。
中でもM&AシニアエキスパートではM&Aの実例を元に実務を学べることから、学んだことをすぐに現場で活かすことも可能。M&Aにおけるプロフェッショナルとしての証明になるので、M&A業界の第一線で活躍しようと考えている場合にはぜひとも手に入れておきたい資格の一つです。
M&Aスペシャリスト
M&Aスペシャリストは経済産業省の認可を受けた資格であり、「登録資格商号」として資格試験の品質において一定の評価を得ています。 実務特化型の資格で、資格取得後はすぐに実務で活かせるのも特徴といえるでしょう。とくに受験資格は設けられていませんが、スペシャリスト資格の取得支援講座も開設されています。
また、資格取得後には年に数回更新指定研修やイベントが催されるので、志を同じくする仲間や新たなコネクションを作ることができるでしょう。
JMAA認定M&Aアドバイザー
JMAA認定アドバイザーは、一般社団法人日本M&Aアドバイザー協会(JMAA)が運営および管理を行っている資格です。 JMAAが定めた一定の要件を満たし、正会員として認められてはじめてM&Aアドバイザーの肩書を得ることが可能。そのため、特に試験は存在せず特定の養成講座を受講後、協会に入会する流れとなります。
資格の特徴として、協会に入会後に手厚いサポートを受けることができます。中でも年に数回開催される会員の集いでは、士業の方々と知り合う機会を得られ、自身の人脈も広げることができるでしょう。 また、名刺に協会名やロゴを使用できるため、顧客からの信頼度をアップさせることもできます。
事業承継士
事業承継士は、一般社団法人である事業承継協会が運営・管理を行っている資格で、事業承継に特化した必須知識等を学ぶことができます。 資格を得ることで、資格取得講座を開催する各承継センターより、案件を優先的に紹介してもらう機会を得ることができるのも特徴のひとつです。
ただし、受験に当たっては一級建築士や土地家屋調査士、中小企業診断士などの士業資格の保有が要件となっているため、ここまででお伝えした資格より受験のハードルが高いでしょう。 とはいえ、取得するに値するほど魅力的な資格であることは間違いありません。
まとめ
今回はM&Aコンサルタントを目指す上で役立つ資格について、お伝えしました。いずれも取得しておいて損はない資格となっていますので、ぜひ前向きに取得を検討してみてはいかがでしょうか。
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