経理の仕事は責任重大!特に責任が重い仕事とは?
会社のお金を取り扱う経理にはミスなく正確な作業が要求されますが、それ以上に意識の高さと強い責任感が必須です。
経理業務は、ちょっとしたミスが社内や取引先に迷惑をかけることとなってしまいかねません。
この記事では、ミスが許されない経理業務の責任の重さについて再確認するとともに、特に大変な仕事についてもご紹介していきます。
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経理の仕事内容が責任重大な理由
経理業務の責任が大きい理由として、企業活動にともなうお金の動きを管理する以上、自分だけでなく同僚や取引先など周囲に迷惑をかけてしまう可能性があることが挙げられます。
ミスをしてしまえば、他の帳票とズレが生じてしまいます。
このような場合には、原因がどこにあるのか探さなくてはならず、自分だけでなく他の同僚も巻き込んでしまうことにもなりかねません。
また、発行した請求書への記載事項のミス、期日までに行うべき支払いのミスなどが生じれば、取引先に迷惑をかけることになるので、自社のイメージダウンに直結しかねません。
中小企業の場合は担当する経理業務の範囲が広く、資金繰りについても取り扱うこともあるので、より大きな責任を負うこととなります。
特に責任が重い仕事とは
経理業務の中でも責任の重い仕事として挙げられるのは、納税と経営に関わる業務です。前者の代表的なものは決算と確定申告です。
事業年度末より2カ月以内の決算を確定させて確定申告を済ませなくてはなりませんので、経理の現場は時間との戦いとなります。
単独ではなくチームとして業務に取り組むため、ひとつのミスが機能停滞を引き起こし、時間をロスさせてしまうことになります。コンプライアンスに厳しい目が向けられる今日、納税面においてミスがあれば会社のイメージダウンは避けられません。
チームとしてスムーズな業務処理を実現できるよう、その一員としてミスなく、スピード感ある業務が求められます。
経営に関する業務である、資金繰りに携わる場合も同様です。資金がショートしないよう会社に出入りするお金の管理を行い、融資を申し入れる場合には各種資料の作成を行うなど、経営寄りの業務を担います。
数字を追いながら経営状況を正確に把握し、経営者にその内容を報告するとともに、経営者の意向に沿った業務処理を期限内に行わなくてはなりません。
企業活動の存続を左右するかもしれないお金を取り扱う業務なのですから責任は重大です。
一人の担当者が経理すべてを担当する零細企業も多々あります。
その場合には、金融機関との折衝に経理担当者が駆り出されることも少なくありませんので、より一層、経理業務の責任の重さを実感するでしょう。
責任が重い業務はキャリアの幅を広げます
経理人材の市場価値は、専門的知識の豊富さや実務経験をもとに評価されるので、責任が重い業務をこなしている人材ほど高い評価を受けやすくなります。
ルーティンが多い経理業務ですが、適切に処理していくことで、決算業務にも携わるチャンスが訪れます。
その際には、ひとりで業務処理するだけでなく、同僚や専門家とも協力しながら業務に取り組むことができますので、責任の大きな仕事が経験できます。
また、資金繰りに関する業務では、経営者と意見を交換しながら進捗させていくため、経営的な視点も得られます。融資を申し入れる場合には、金融機関に提出するための試算表をはじめとする各種資料の作成も担うなど、責任が大きい貴重な経験が得られます。
決算や納税、資金繰りなど経営に関わる業務を通じて得られた知識と経験は翌年度以降にも応用できるだけでなく、他の会社でも活かせます。
自身の市場価値の向上につながり、キャリアの幅が広がっていきます。
【関連記事】
・管理会計ができる経理になってキャリアアップ!財務会計との違いは?
・経理のキャリアパスは?AI時代に求められる経理のスキル
まとめ
会社に出入りするお金は貴重な経営資源のひとつであり、会社にとっての血液のようなものに他なりません。
その出入りを管理する経理業務はミスなくスピーディーに処理されなければならず、それを実現できる人材であれば、決算業務や経営に携わる業務などを任され、より貴重な経験を積むことができます。
経理機能はもちろん、決算や資金繰りはどのような会社でも付きまとうものなので、それらの知識と経験を備えていれば、経理人材としての価値が高まっていき、キャリアの選択肢も広がります。
経理人材として、これからのキャリアプランを鮮明にするためには転職エージェントに相談するのがおススメです。
どのような経験をどれほど積めば、どういったキャリア形成につながっていくのか、アドバイスしてもらえますので、きっと今後の参考にできます。
弊社は管理部門に特化したエージェントであり、経理専門のアドバイザーによるキャリア相談や求人のご提案いたします。
できるだけ早期にキャリアビジョンを鮮明にしておいてはいかがでしょうか。
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