内部監査担当として評価される資格やスキルとは?

経営企画・内部監査
2020/01/23

内部監査担当として評価される資格やスキルとは?

日本の監査制度には、内部監査・外部監査の2種類が存在します。
それぞれで監査方法は異なりますが、事業規模が大きくなるにつれて、内部監査の重要性が高まる傾向にあります。
事業活動をより効率よく行えるようにする、社員のモラルや士気を高める意味でも、内部監査担当者に対する株主・経営者の期待は大きいものがあります。
今回は、そんな内部監査担当者として、一定の評価を得るための資格・スキルについてご紹介します。


内部監査担当として評価される資格「公認内部監査人(CIA)」

内部監査担当者と聞くと、例えば親会社・提携先の取締役レベルの人材を採用したり、経営者と親しい人物がなったりするようなイメージを持ってしまいますが、全ての会社がそうであるとは限りません。
内部監査に関する専門の資格もいくつか存在しており、それらを保有していることも一定の評価につながります。

代表的な資格の一つに「公認内部監査人(CIA)」があります。
内部監査人協会(IIA)が認定している国際的な資格であり、170以上の国・地域で180,000名以上が登録している、由緒正しい資格です。
合格するためには、内部監査の体系的な知識に加え、幅広いビジネス知識も必要とされます。
上場企業で資格保有者を開示しているケースもあることから、資格保有者は株主など投資家にとっても有益な存在と理解されているようです。

また、公認内部監査人認定試験の試験科目が一部免除となる「内部監査士」は、内部監査人協会が実施する「内部監査士認定講習会」を修了することで得られる資格です。内部監査に関する資格を得ようと思ったら、まずは内部監査士の資格を取得することを目指しましょう。

内部監査担当として評価されるスキルとは

内部監査担当者は、具体的にどのようなスキルがあれば評価されるのでしょうか。
結論から言えば、どれだけ組織を「マクロ・ミクロで見る能力」があるかがポイントになるでしょう。
内部監査の仕事は、予備調査を踏まえた上で、監査目標の設定を行い、規定がきちんと周知されているかどうか・規定の運用に問題がないかどうかを監査して、報告書と改善計画をフィードバックするという流れで進みます。
つまるところ、会社の運営状況に問題がないかどうかを、つぶさに観察して評価するのが仕事です。
少しでも違和感がある部分については、徹底的に調べ上げる必要があります。

また、経営者の目線で見た時に、あまりに不合理・非効率的なフローが見つかれば、その点を指摘して改善案を提案できる柔軟性も必要です。
全ての社員にとって動きやすいフローを構築するため、鳥の目で動きや流れを俯瞰することも大切です。
全体を通して細かい作業が求められるため、厳しい目線で忍耐強くチェックするメンタルも求められます。
年齢によっては、若くして内部監査に携わること自体に皮肉を言われるケースもあるでしょう。
内部監査に対し、あまり良い印象を持っていない社員も少なからず存在しているため、意見をすり合わせるタフさと、反論に負けないだけの指摘力・観察力・俯瞰力を身に付けたいところです。

公認内部監査人(CIA)など資格があると転職に有利なのか

仮に、内部監査担当者として転職を検討する場合、公認内部監査人(CIA)や内部監査士などの資格があると転職に有利に働くと言えるのでしょうか。
実務経験や職歴を優先するという声が多数派ではあるものの、資格が一定の評価につながるケースもあり、一概にはいえません。
そもそも、内部監査担当者は、企業の問題点を洗い出すとともに、経営面で業務改善の提案をすることが目的の立場です。
転職市場で内部監査担当者を募集している場合、監査法人勤務経験者を求めているケース・経営管理や経営企画の実務経験者を求めているケースなどが多く見られます。

一方で、応募資格として実務経験を付さない企業も見られます。
そういった場合は、公認内部監査人(CIA)や内部監査士を取得していると転職時に有利でしょう。
給与は安い傾向にありますが、キャリアアップを考えるのであれば、資格を備えて挑戦する価値は十分にあります。

内部監査担当者のキャリアプラン

先に紹介した資格の取得に加え、内部監査担当者としてのスキルを一定レベルまで積んだ人は、その後どのようなキャリアプランをイメージすることができるのでしょうか。
これは、一つの会社にとどまることを想定するか、それともより良い待遇を目指して転職を繰り返すかによって、選択肢が変わってきます。

新入社員として入社してからすぐ監査に携わるとしたら、学生時代に公認会計士の資格を取得している・法科大学院を修了しているなどの条件が該当するでしょう。
そこから内部監査一本でキャリアを積み上げるような場合は、転職するよりも現職で努力した方が、良いポジションにつける可能性はあります。

ただ、内部監査担当者は、必ずしも経営陣の仲間入りを果たせるとは限らず、監査のトップを外部から雇うような会社であれば、別のポジションに異動することも考えられます。
そこで、改めて内部監査だけを続けたい人にとっては、転職も検討する必要があるでしょう。
内部監査のプロフェッショナルとしてやっていくには、時として古巣を離れる覚悟が必要です。
その点さえ理解できていれば、キャリアプランをスムーズに組み立てることができるでしょう。

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