2016年07月14日

仕事×家庭 時短で働く女性弁護士のリアルな話

管理部門・士業の転職

弊社に転職のご相談にいらっしゃる弁護士の方のご相談内容は様々ですが、特に女性弁護士の方々に多いのは「子育てとの両立」という内容です。
今回は、6月に第二子の産休より復帰され、時短勤務で活躍されている安部弁護士にインタビューの機会を頂きました。仕事と家庭を両立させている女性弁護士のお話しは子育てとキャリアを両立したい弁護士の方々にとって有意義な情報になるかと思います。ぜひご覧ください。

管理部門・士業の転職

安部弁護士 インタビュー

-弁護士を目指したきっかけを教えてください。

高校の進路説明会に女性弁護士がいらっしゃった際、その方から「自身の頑張りによってお客様に貢献でき、それによって自己成長に繋がる大変やりがいのある仕事だ」ということを伺い、単純に「これだ!楽しそう!」と思ったのがきっかけで、弁護士になりたいと思いました。

-現職の前は関西の法律事務所に所属されていらっしゃいましたが、どのようにして現職に出会われたのですか?

結婚し、子供を出産したタイミングで夫との話し合いがあり、東京に拠点を移そうという話がでたため、MS-Japanにご相談したのがきっかけです。面接の際にお会いさせていただいた弁護士との相性も良く、ご縁がありました。それが約4年前になります。

-現在はどのように働いていらっしゃいますか?

現在は10時〜17時の時短勤務で働いています。民事分野をメインにお任せいただいており、中でも離婚分野中心に日々対応しています。面談やお電話にて依頼者の方からのご相談に応じたり、解決策を考えたり、法廷に出向いたりしています。
働き方ですが、緊急の対応や複雑な案件の際は、定時の時間より過ぎてしまうこともありますが、基本的には定時に退社できるよう調整しています。保育園の延長保育時間が長く無いので時間との勝負ですね。
仕事を進める上では、少ない時間でタスクを終わらせないといけないので、集中して効率的に行なうよう意識しています。今の事務所はパラリーガルや他の弁護士との関係も良好なので、1人で抱え込まず、頼める事があればお願いしやすい環境であることが大変助かっています。

-具体的に大変だったエピソードはありますか?
子供が急に体調不良になり迎えに行かなくてはならなくなった際、夫や親にお願いしようとしましたが、都合がつけられず、抱えている案件を他の弁護士に急遽お願いした事があります。その時は本当にどうなることかと思いましたが、他弁護士の強力なサポートもあって大事には至らなかったので本当によかったです。

-お子さんの体調不良などのハプニングは今後も起こってしまうと思いますが、日頃から気をつけている事はありますか?
まだまだ試行錯誤中なのですが、セーフティーネットを常にはっておくことは大切だと思っています。夫も士業者でハードワークですし、どちらの両親も遠方に住んでいるため、「こういったケースだと、こういうサポートをお願いしたい」など、両親とも話し合ってできるだけ緊急の場合でもサポートしてもらえるように話しています。

-今の職場の働きやすいと感じる点はありますか?
弁護士が多く在籍しており、共同受任の案件も多いです。またパラリーガルとの距離も近いため、日頃から交流する事ができます。そのため情報共有も自然とできており、緊急な対応の際も頼みやすい環境だと感じています。本当にありがたいです。他にも産休中の弁護士が1名・時短勤務の弁護士が私以外に2名在籍していますし、男性弁護士にもイクメンがおり、そういった方々がいる事も含め、子育てと仕事の両立をしやすい環境だと思います。

-子育てをしながら働いて良かった事はありますか?
子供を産んだ後も、頑張ってとった資格を活かし、お客さんへの貢献ができる達成感を感じる事を継続できていることは良かったと思います。ご相談いただくことによって、不安そうだった表情が笑顔になるのは嬉しいですね。
もちろん金銭的にも余裕ができます。気持ちの面では、育児・仕事と気分転換になるので育児ノイローゼにならなかったですね。後は、夫の理解があり、仕事モードの私を褒めてくれるので嬉しいですね。

-何かお伝えしたい事はありますか?

「案ずるより産むが易し」。なんとかなります!

おわりに

今回の安部弁護士へのインタビュー、いかがでしたでしょうか。
現在、法律事務所で勤務されている方、インハウス勤務の方、また弁護士に限らず、将来的に出産を考えている方や既に子育て中の社会人の方にとっても、1つの事例として興味深い内容だったかと思います。
取材中に感じた、安部弁護士の明るく・目標に対して真っ直ぐに進まれる芯の強さは、とても素敵でした。感謝を忘れない気持ちの強さが、人とのご縁の引きの強さに繋がっているのだなと感じました。
今回は、仕事と育児を両立させている女性弁護士のリアルな声を伺えたことによって、転職をサポートさせていただく上で、大変参考となりました。また一人、素敵な女性に出会え、貴重な機会をいただけたことに感謝しております。

【安部弁護士プロフィール】
大阪の一般民事系法律事務所から結婚・出産を機に、約4年前にMS-Japanの紹介で
現職の弁護士法人法律事務所オーセンスに時短勤務として転職。
法律事務所オーセンス初の女性弁護士として、入社当時から一般民事案件、特に離婚分野で活躍。昨年8月より第二子の産前産後・育児休暇に入り、今年の6月より復職。

【転職事例ページ】
・30代女性弁護士。やりがいも、ワークライフバランスも重視したい!

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