経理経験者は会社役員として適任!より経営に深く携わるCFOには要注目

更新日:2023/04/01
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経理経験者は会社役員として適任!より経営に深く携わるCFOには要注目

管理部門・士業の転職

経理として働いていれば、月次業務や年次業務に追われながら目先ばかりに目が行ってしまいがちであり、自分がキャリアアップした結果として得られる最終的なポジション(肩書)にも限界を感じやすいものです。しかし、経理担当者ほどその会社のお金の流れを把握できている人物はいないこともあって、経理担当者が役員となるケースは少なくありません。経理担当者が役員を目指すために必要なスキルを把握し逆算すれば、きっとキャリアアップのための近道を辿ることができるでしょう。

経理担当者がなることのできる会社役員とはどういうものがあるのか

会社ごとに異なるケースもありますが、そもそも会社の役員という立場自体が、"営業畑出身でなければならない"、といった制限に捉われるものではありません。
役員となれば会社の登記事項に氏名・住所が記載されるように、その会社を運営する者として公となる以上、会社運営に貢献できるかどうかがポイントとなってくるため、ずっと経理を担当してきた人物であっても役員となることができます。
むしろ、会社に出入りするお金を把握している経理担当者ほど、役員に適しているといっても過言ではないでしょう。
会社法における会社役員の定義を見ても、取締役・監査役・会計参与の3つが取り上げられているように、会社役員と経理業務のあいだには深い関係性があります。
経理担当者として目指すべきはこれら3種の会社役員だけにとどまりません。
より経営に深く携わることのできるCFO(最高財務責任者)という役職もあります。


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CFOの主な業務内容から逆算して、必要なスキルを知ろう

CFO(最高財務責任者)とは、財務に関するすべての職務に責任を負う役職です。
CEO(最高経営責任者)と立ち並び、相互に牽制し合うのが理想的な経営の在り方であるという評価もあり、CFOの業務内容は数字の面から企業経営に深く携わるものとなります。
具体的には、

  1. 各種の財務情報をもとに将来に向けた経営戦略の組成・提案を行う
  2. 資金調達のタイミングや規模を測る
  3. キャッシュフローの調整や投資案件の是非を判断するなどの業務を担当 etc...

CEOと同等以上のパフォーマンスが求められるといえます。
上記より、CFOに求められるスキルとは、経理・財務に関する十分な知識はもちろん、経営者としての視点や、組織内での意思疎通を円滑なものとするためのコミュニケーション能力が挙げられます。
いずれのスキルにおいても、専門的な情報をよりわかりやすく伝えることが前提となってきます。


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CFOとなるために、どのような勉強をしていけばいいのか

CFOとなるために、どのような勉強をしていけばいいのか

CFOとなるには、よりレベルの高い経理・財務知識が必須といえますが、単純に知識だけを求めようとすれば、あまりに範囲が広すぎるため的を絞れません。そのようなときにはFASS検定を目標としてみるといいでしょう。
FASS検定とは、日本CFO協会が実施している経理・財務のスキルやレベルを測定する検定です。試験内容は「資産分野」「決算分野」「税務分野」「資金分野」の分野に分かれており、試験結果は800点満点の総合点数から5段階評価されます。この検定に的を絞るだけでも、かなり効率的にCFOとして必要な知識を取得できるようになるでしょう。

経営者としての視点や、コミュニケーション能力については、日々の社内業務を通じて培うといいでしょう。それが難しいようであれば、各所で催されている研修やセミナーへ参加してみるのもいいでしょう。


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CFO求人も視野に入れておこう(条件が合えば、役員への最短ルートかもしれない)

CFOは、まだ日本では十分に浸透していないこともあり、現在の勤務先でCFOというポジションがない場合がほとんどだと思います。
財経本部長・財務担当役員など、CFOと類似したような役職はあるかもしれませんが、あくまで類似しているに過ぎず、CFOほど経営に積極的な関与ができるわけでもないでしょう。
しかし、先んじてCFOという存在に重要性を感じている日本企業があるのも事実であり、CFO求人も徐々に増えており、CFOというキーワードを使っていなくても、同様の業務内容とそれらを担当できる人材を求めている企業もあります。
そのため、CFOを目指すのであれば、転職するのも目標達成のための手段となってきます。
CFOへの理解や業務内容については各企業においてバラつきがありますので、事前に確かな情報収集をするためには、転職エージェントを活用するといいでしょう。


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まとめ

会社の財務を細部まで把握している経理担当者は、キャッシュフローが動力となっている会社組織にとって、自社のコンディションを知るために重要な存在です。
経営者は数字に強くあるべきですが、その機能を誰かに委ねることで、意思決定がより早期に合理的なものとなります。
この考え方のもとで登場したのがCFOです。まだ日本では馴染みのないCFOですが、財務戦略こそ企業戦略の根幹となる部分なのですから、これから先の時代、CFOはその存在意義をより増していくことでしょう。
経理を担当している人ほど、財務データから企業が歩むべき道のりを組成・提示しやすいため、CFOの候補者としては適任といえます。
経理担当者として今後のキャリア形成を考えているのであれば、CFOを目指し、より経営に深く携わっていくことを目標としてみてはいかがでしょうか。

<参考>
経理プラス 経理担当者がCFOを目指すなら読むべき記事まとめ

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