2019年12月13日

【法務の転職市場】2019年度上半期の総括と下半期の予想

管理部門・士業の転職

2019年度上半期の法務の求人数は多く、依然として法務担当の人材不足が続いています。 この記事では、法務の2019年度上半期の転職者の傾向を、「年収」・「年齢」・「経験年数」「資格・スキルの有無」などといった観点からまとめました。 是非、今後の転職活動のご参考にしていただけたらと思います。

1.法務の転職希望が増えた時期

法務の転職希望者が最も多かったのは6月でした。 その後、7月・8月は落ち着きましたが、9月に再び盛り上がる結果となりました。 前年の傾向を踏まえると、今後転職希望者の数は一旦落ち着き、春先にかけて再び盛り上がってくると予想されます。 他職種から未経験で法務職を目指す方は、転職希望者が減る年末はチャンスといえるでしょう。 また、4月入社の転職を検討している方は、今から少しずつでも転職活動を始めていきましょう。

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2.法務経験者が希望した職種とは

法務経験者の転職先の職種は、「法務」を希望する方が圧倒的な数でした。 法務で転職を希望している方は、積み上げた専門知識を活かして転職先を探す人が多い結果でしょう。 2番目に多かった「法律・特許事務所」に転職を希望される方のほとんどが弁護士で、企業法務から弁護士としてキャリアを積んでいくために転職を検討しています。

また、数は少ないですが、よりスキルの幅を広げたいという理由から「人事・総務」「経営企画・内部監査」を希望される方もいました。

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3.転職希望者の年収状況とは

転職希望者の現年収で最も多かった層は「400~699万円」でした。
700万円以上の年収を得ている転職希望者が33%と、弁護士も多いことから比較的年収層の高い職種であるといえるでしょう。
現年収が700万円以上の年齢は、40代以上が多く、
「スキルを広げよりキャリアップしていきたい」
「これまで培ったスキルを他の場所でも生かしたい」
といった転職理由がありました。

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4.転職希望者の年齢について

転職希望者の年齢は、30代・40代・20代といった順に多かったです。 実績をしっかり積んだうえで、さらにスキルや年収を上げるために、30代・40代で転職を希望する方が多い印象です。

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5.転職希望者の経験年数とは

転職希望者の中で、法務の経験年数が「5年以上」の方が半分以上を占める一方で、4年未満での転職を希望する方が40%近くいます。 早期の転職理由には、「年収アップ」や「マネジメントとしてのキャリア形成」が自助努力では得ることができないといった話もありました。
経験年数が「10年以上」の転職者は、40代・50代が大半を占めていました。

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6.転職を成功させた方の活動期間

ここからは転職を成功させた人のデータを見ていきたいと思います。 上記のデータは、求職者がカウンセリングしてから内定までにかかった日数を示したグラフです。

1番多かったのは「31日~60日間」、次いで「91日~180日」「61日~90日」といった結果でした。 3ヶ月以上かけて、転職先を決めた方が30%以上と、早期に転職先を決める方と転職活動に時間をかける方がはっきりと分かれています。 今後の法務職の人材不足が続くと予想されますが、早期に転職先を決める方・転職活動に時間をかける方のどちらも後悔のないように転職先を決めていただきたいです。

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7.転職を成功させた年齢

転職が決まった年齢は30代が過半数と圧倒的に多い結果となりました。 転職希望者の30代の割合が41%だったことを考えると、30代の経験者を企業が多く求めている結果といえるでしょう。 また、約4人に1人が20代となっており、人材不足を背景に、経験豊富な即戦力人材よりもポテンシャルの高い若手人材を採用している企業も増えてきています。

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8.転職を成功させた方の決定年収

転職を決めた方の最も多い年収は「400万円~699万円」の層で、年齢は20代後半から30代が大半を占めていました。 決定年収が「700万円以上」の方は、法務部長や課長候補などといった管理職系のポジションが多かったです。 決定年収の最高額は1,100万円で、40代の男性でした。

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9.転職を成功させている方の保有資格・スキルについて

転職決定者の保有資格(国家資格)・スキルをみると、弁護士に次いで法科大学院修了生も目立っています。 近年、深く法律を学んだ実績を見込んで、法科大学院修了生の採用を積極的に行う企業も増えているため、法科大学院修了生にとっては間口が広がっているといえるでしょう。 また、無資格でも年収を上げている方も多く、実績をしっかりと積んでいけば資格がなくてもキャリアを上げることは可能でしょう。

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10.法務の転職成功事例

①30代前半・女性

前職 大手化粧品会社
内定先 東証一部上場アウトドアメーカー
年収 425万円(45万円up)
資格 ビジネス実務法務検定2級
転職に要した期間 約1ヶ月半
キャリア 法律事務所に勤務後、前職では知財系業務を経験。今後、法務部門として業務の幅を広げるため、大手アウトドアメーカーの法務に転職。

②40代前半・男性

前職 資材メーカー
内定先 老舗機器メーカー
年収 720万円(70万円up)
資格 ビジネス実務法務検定3級
転職に要した期間 約2ヶ月半
キャリア これまで営業から人事・法務・マーケティングなど幅広く業務を経験。前職の会社は与信に不安があっため、老舗のメーカーに転職。

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11.2019年度上半期の転職動向を踏まえた、今後の傾向は?

法務の転職市場は活発であり、今後も売り手市場は続くと思われます。 冬場は求職者の数は落ち着きますが、また春先にかけて増えていくでしょう。 未経験から法務への転職を狙っている方は、競争が激しくなる前に転職活動を始めることをおすすめします。

実務経験やポテンシャルが重要視されるため、無資格の転職者も十分可能ですが、資格もアピールできる要素となります。 ビジネス実務法務検定は、2級以上を取得していると転職市場において評価されやすいそうです。

弊社は管理部門に特化した転職エージェントです。 企業法務の求人数はどこよりも多く揃えているため、様々なご提案をさせていただくことができます。 会員登録していただくと、非公開求人の紹介や専任のキャリアアドバイザーによるキャリア相談などといった就職サポートが無料で受けられるので、是非お気軽にご相談ください!

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