2021年11月19日

令和3年公認会計士論文式試験の合格発表!合格率は9.6 %!

管理部門・士業の転職


2021年11月19日、公認会計士論文式試験の合格発表がありました。 願書提出者が14,192人、答案提出者が9,524人、論文式受験者が3,992人、合格者1,360人、合格率9.6%(合格者/願書提出者)でした。

合格された皆様、本当におめでとうございます。また、残念ながら不合格だった皆様もお疲れ様でした。

これにて令和3年(2021年度)の試験がすべて終了しましたので、この記事では、試験の結果概要と今後のスケジュール、また試験の合格・不合格後のキャリアについて解説いたします。是非、ご参考ください。

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令和3年公認会計士論文式試験の結果概要

令和3年公認会計士論文式試験は、受験者が3,992人(対前年比273人増)で、合格者は1,360人(対前年比25人増)、合格率は9.6%(対前年比0.5pt減)でした。

論文式試験の結果を踏まえて、次の「過去5年間の公認会計士試験結果」の項目で令和3年(2021年度)の全体の結果をまとめていますので、ご覧ください。

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過去5年間の公認会計士試験結果推移

令和3年公認会計士試験は、願書提出者が14,192 人(対前年比961人増加)いました。内訳としては、6月18日に結果発表があった短答式試験の合格者数が受験者12,260人(対前年比662人増加)に対して合格者2,060人(対前年比199人増加)、11月19日に結果発表があった論文式試験の合格者数は受験者3,992人(対前年比273人増加)に対して最終合格者数1,360人(対前年比25人増加)、合格率は9.6%(対前年比0.5pt低下)という結果でした。

合格率は下がりましたが、受験者が去年と比べて7.3%上昇したことで、合格者の増加につながりました。

過去5年間の公認会計士試験結果は以下のとおりです。

平成29年
(2017年)
平成30年
(2018年)
令和元年
(2019年)
令和2年
(2020年)
令和3年
(2021年)
願書提出者数 11,032人 11,742人 12,532人 13,231人 14,192人
短答式試験受験者数 9,416人 10,153人 10,563人 11,598人 12,260人
短答式試験合格者数 1,669人 2,065人 1,806人 1,861人 2,060人
論文式試験受験者数 3,306人 3,678人 3,792人 3,719人 3,992人
最終合格者数 1,231人 1,305人 1,337人 1,335人 1,360人
合格率 11.20% 11.10% 10.70% 10.1% 9.6%

全体の合格率は、今まで9.5%~11%程で推移しており、受験者、合格者は上昇傾向にあります。この傾向は人手不足が続く監査法人業界にとっては、明るい兆しといえるでしょう。

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論文式試験に受験後はどうする?合格・不合格それぞれのキャリア


合格された方

公認会計士試験に合格された方は、監査法人に進む割合が最も高いです。

監査法人の中では「Big4監査法人」と言われている「有限責任あずさ監査法人(KPMG)」「新日本有限責任監査法人(EY)」「有限責任監査法人トーマツ(Deloitte)」「PwC Japan監査法人(PwC)」の4大監査法人は変わらず高い人気を誇っています。専門的な知識が活かされやすいことや、規模感が大きいことで部署によっては世界的に有名な企業を担当できたり、福利厚生面で安定しているといったさまざまな魅力があります。

監査法人の就活は、公認会計士試験に合格してから内定がでるまで2週間程度の超短期決戦なので、面接対策や志望動機など事前の準備がとても重要になるので、前もって確認しておくことが必要です。

また、最近では監査法人に限らず一般企業の経理・財務職として勤務を希望する方もいらっしゃいます。監査法人よりも年収は低いところが多いですが、ワークライフバランスが保ちやすいこと、監査法人に比べると慢性的な忙しさが少ないことから、働きやすさを求めている公認会計士に人気です。

【関連ページURL】
『【短期決戦】監査法人に就職するための面接対策、志望動機などのポイント』

『監査法人の年収は? BIG4と中小の監査法人、役職や年齢などで比較』

『公認会計士が歩む経理のキャリアとは?』

公認会計士論文式試験に合格された方が、資格を得て正式に公認会計士になるためには①実務経験の期間が2年以上であること②補習所に通学し、必要な単位を取得すること③修了考査に合格することが必要です。これらを終えて公認会計士名簿に登録すれば、晴れて「公認会計士」になることができます。

業務補助は、試験合格の前後に関わらず、監査法人または企業経理にて経験を積みます。 実務補習は、実務講習所にて講習を受け、必要単位を取得します。

修了考査は、実務補習の修了試験になります。合格率は、令和2年で49.5%でした。

詳細は、こちらをご確認ください。

【関連ページURL】
『公認会計士の登録に必要な実務経験とは?』

『公認会計士試験合格後のキャリア』

今回の試験で不合格だった方

不合格だった場合は、再度受験をするか、就職・転職を目指すことになるでしょう。 「不合格の場合、就職はできるのか…」と不安になる方もいらっしゃると思いますが、安心してください!

社会人としてのキャリアのお持ちの方は、実務経験での成果により、大手を含む企業の経理・財務部門などで採用される事例も数多くあります。

また既卒3年以内の第二新卒層の方は、就活に関して特に心配する必要はございません。 大企業の第二新卒枠だけでなく、新興上場企業やIPO準備企業、会計事務所でも、若手ポテンシャル層向けの採用活動が行われています。

下記ページでは、不合格後の就職活動について解説しているので、「不合格だった時の不安を少しでも取り除きたい」という方は、是非ご覧ください。

【関連ページURL】
『公認会計士試験の不合格者は就職・転職市場から歓迎されるのか?』

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今後のスケジュール

令和4年公認会計士試験のスケジュールを確認していきましょう。

第Ⅰ回短答式試験は、12月12日(日)に行われ、1月21日(金)に合格発表、第Ⅱ回短答式試験は、5月29日(日)に行われ、6月24日(金)に合格発表の予定です。

論文式試験は、8月19日(金)~21日(日)に行われ、11月18日(金)に合格発表の予定です。

区分 試験日程 合格発表(予定)
第Ⅰ回短答式 令和3年12月12日(日) 令和4年1月21日(金)
第Ⅱ回短答式 令和4年5月29日(日) 令和4年6月24日(金)
論文式 令和4年8月19日(金)~21日(日) 令和4年11月18日(金)

今回不合格だった方は、次の公認会計士試験にチャレンジするかと思います。 難関試験ですので、目指し続けることは体力的にも精神的にもかなりハードかと思いますが、体調に気を付けながら、自分の弱点を分析ししっかりと対策を立てて頑張っていきましょう!

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<参考>
公認会計士・監査審査会

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