労務の転職で有利なスキルとは？今後のキャリアプランは？

企業を支える従業員が高いパフォーマンスを発揮できるよう、従業員の勤怠管理や福利厚生などの管理を担う労務は縁の下の力持ち的な役割を担う職種です。
この記事では経験・未経験問わず労務に転職したい方に向けて、転職時に有利に働くスキルやキャリアプランなどをまとめながらご紹介していきます。
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労務への転職をご希望であれば、この機会にMS-Japanに利用登録してみてはいかがでしょうか。

労務が近年注目されている理由

従業員が高いパフォーマンスを発揮することで、より一層の好業績を期待できるようになります。これを実現するには従業員それぞれが安心して働ける環境づくりが不可欠であり、この環境づくりを主となって担うのが労務です。
労務管理を適切に行うことで従業員それぞれの残業時間や有給の取得状況を把握できるため、それらのデータをもとに残業代を正しく支払ったり、ワークライフバランスを調整したりすることができるようになり、その企業は従業員からの信頼を得やすくなります。労働時間の適切な管理は従業員の健康維持にも好影響を及ぼします。身体の健康だけでなく、メンタルヘルス対策にもつながるため、生産性の向上や従業員の離職率の抑制などのメリットにも通じていきます。
人材不足が慢性化した昨今において、働きやすい環境が整っていれば人材の確保もしやすくなるなど、企業活動での多岐にわたるメリットを期待できるため、労務の役割はかつてよりも重要性を増しています。

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労務担当にとってのやりがい

労務は日々の業務を通じて労働法・社会保険・税金などの法律をはじめとする専門知識を身に付けられるので、将来的なキャリアアップに向けて自分を磨くことができる点がやりがいのひとつです。ヒトのマネジメントを担う性質上、マニュアル通りにやるだけでは不十分であり、実務経験が大きな評価ポイントとなるため、日々の業務の積み重ねが労務のスペシャリストへの道へと通じていきます。勤怠管理・給与計算は数字を取り扱う業務であり、毎月決まった期限までに間違いのないように処理しなくてはならないので、数字に強くなれるのも労務の魅力です。
そして、社会保険や税金などについて寄せられる従業員からの質問について、それまで積み重ねてきた豊富な専門知識をもとにサポートするのも労務の仕事のひとつです。従業員に気持ち良く働いてもらえるように親身になってサポートすることで、対応力の幅も広げられます。

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企業規模別労務の仕事内容

労務の仕事は企業規模が大きくなるほど多くの工程をこなす必要があります。例えば、社会保険や労働保険関係の手続きは企業規模を問わず必須となっていますが、１０人以上の企業では就業規則の整備が必要となり、５０人以上の企業では労働基準監督署へ健康診断を実施したことの報告、ストレスチェックの実施結果の届け出を行わなくてはなりませんし、衛生委員会の設置が義務付けられています。
大企業と中小企業の労務では仕事の大変さも異なっています。大企業の場合には従業員数が多いので、どうしても個々への対応範囲が狭くなってしまうため、労務管理が手薄になってしまう場面が生じる点をカバーする必要があります。中小企業の場合には限られた従業員数で会社機能を賄っているので、労務を専任で担当するのが難しく、人事や総務、または経理などの業務も兼任することがあります。

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労務の転職で有利なスキル

労務の仕事は多岐にわたりますが、法律の知識をはじめとする専門性が求められる仕事も少なくありません。給与計算では社会保険料や雇用保険料、税金などを控除するための知識が必要となりますし、労働契約の締結および更新においては労働契約法の知識が、日々の党務管理においても労働基準法をはじめとする法知識が必要となりますので、これらの知識を身に付けておけば、労務への転職時に有利に働くと期待できます。
多くの従業員とコミュニケーションを交わす必要があるため、コミュニケーション能力も必須のスキルです。手取り額に影響する社会保険料や税金などについて質問を受けたり、残業時間や有給取得について相談を受けたりしたときに適切に対応するためにもコミュニケーション能力は大切です。それらの相談の背景には従業員のプライベートな事情が含まれているケースも少なくないので、業務上知り得た情報を適切に管理する姿勢も重要なポイントとなります。

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労務のキャリアプラン

労務のキャリアプランは大きく２つに分かれます。まずは、事業会社で労務を軸とした人事のキャリアを築くことです。事業会社では、基本的に人事業務全般の経験を積んでいくことが多く、労務の実務経験を重ねながら、採用や教育、制度等の幅広い経験を積むことになります。その中で、労務を軸に持たれながら、ご活躍していただくことが可能です。
もう一つのキャリアプランは、社会保険労務士の資格を取得し、社労士事務所や労務コンサルティング会社に転職する方法です。このキャリアではクライアント企業から労務相談を受け、専門知識をもとに課題解決に向けたサポートを担います。社会保険労務士の資格を取得していれば、独立開業という選択肢も考えられます。

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未経験から労務実務の経験を積むためには

一般的に、労務の実務経験を積むには、事業会社の人事部門もしくは社会保険労務士事務所での就業が必要です。事業会社では、労務業務に加えて、採用や研修、制度等人事業務全般の経験を積むことになります。一方、社会保険労務士事務所では、労務のスペシャリストとして、労務に特化してスキルを向上させていくことが可能です。未経験から労務の実務経験を積むために転職をする場合、事業会社に比べると、社労士事務所のほうが転職できる可能性が高い傾向がございます。社会保険労務士事務所ですと、実務経験が無くても、社会保険労務士資格取得者や勉強中の方を対象にしている求人が散見されます。
もし、労務へのキャリアチェンジを希望される方は、社会保険労務士資格取得を目指しながら、事務所で実務経験を積むことがお勧めです。

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MS-Japanで扱う労務の正社員求人をご紹介

労務の求人情報

MS-Japanで取り扱っている労務の求人を一部ご紹介します。これら以外にもMS-Japanでは多数の労務の求人を取り扱っていますので、気になる方はぜひ利用登録されてみてはいかがでしょうか。

『IPO準備中企業の人事労務担当』

IPO準備中企業　 IT・通信業界　人事労務担当
年収400万円～ 800万円
業務内容
・給与計算、社会保険手続き、交通費計算、入退社手続き等、人事労務業務全般
・社員の評価制度等の体制づくり

『IPO準備中企業の労務担当』

IPO準備中企業　サービス業界　労務総務リーダークラス
年収504万円～ 658万円
業務内容
・月次給与計算や年末調整・社会保険の手続き
・人事制度設計および運用
・未経験の労務チームメンバーの育成

『労務スペシャリスト（フルフレックス）』

IT・通信業界　人事労務担当
年収500万円～ 770万円
業務内容
・従業員の勤怠労務管理及び労務に係る対応
・労務関連規定の整備、人事領域における各種法令改正の対応
・ハラスメント、懲罰委員会等の運営

『東証プライム上場企業の労務』

東証プライム上場企業　 IT・通信業界　労務リーダー候補
年収520万円～ 735万円
業務内容
・得喪業務：入退社時の対応
・給付業務：給付金の対応、育児休業手当等※助成金は担当外
・月次/年次業務：月額変更、算定基礎
・衛生管理：衛生委員会の運営、産業医・保健師面談調整等

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まとめ

給与計算・勤怠管理などの労務管理、社会保険や労働保険関係の手続き、労働契約や就業規則をはじめとする諸規定の運用管理、従業員の安全衛生管理の４つを主な仕事とする労務は高い専門性を身に付けられる職種であり、さまざまなスキルを要求されます。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー

柴優太朗

大学卒業後、現職へ入社。
入社後は、RA(リクルーティングアドバイザー)として100社以上を担当し、スタッフクラス～管理職クラスまで幅広い中途採用支援に従事。
社内では珍しい異動の機会をいただき、2021年4月からCA(キャリアアドバイザー)として、人事総務領域専任担当として転職支援に従事。

プロフィールはこちら監修したトピックス一覧

経理・財務・人事・総務・法務・経営企画・内部監査・役員・その他・社会保険労務士事務所・公認会計士・弁護士を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です！本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい！