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2023年09月13日

【IRの転職】必要な資格やスキルは？未経験でも転職できる？

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株主や投資家、株式市場に向けた広報を担当するIRの仕事は、経理や財務、セールスなどの要素も絡み合い、多面的かつ総合的な力が求められる職種です。

この記事では、IRの具体的な業務内容について解説するとともに、転職に役立つ資格・スキルのほか、転職に成功するためのポイントなどをご紹介します。

IRとは
IRに必要な資格やスキル
未経験でもIRに転職できる？
IRは求人が少ない
IRの転職なら転職エージェント
MS-Japanで紹介できるIR求人
まとめ

IRとは

IRとは、企業が投資家や株主に対して経営状態や財務状況を通知する活動です。
IRで通知される情報は、投資家や株主にとって重要な判断材料であり、IRを通じて投資家や株主との良好な関係を構築することで円滑な資金調達を図れる点から、企業にとっても大切な役割を担っています。
IRの役割は多岐にわたりますが、中心となるのは以下の3つの業務です。

情報提供

IRの主要な役割としてまず挙げられるのは、株式市場や投資家に対する業績についての情報提供です。
株主総会や決算説明会でも自社の業績、財務状況、今後の方針などを報告します。
情報提供に必要な報告書やレポートの作成もIRの仕事であり、情報を正確に提供することは、企業価値評価の向上に不可欠です。

新規株主の獲得

前述の情報提供を通して、既存の投資家や株主への情報発信だけでなく、新規株主の獲得もIRの重要な役割です。
一般投資家に対する説明会を開催したり、自社のWebサイトやIR情報のコンテンツに投資家向けの情報を掲載したりすることで、新たな出資を呼び込みます。

経営陣への情報共有

業界や株式の動向、政治や経済の情報をチェックし、市場における自社の位置を把握します。これらについて重要な情報が得られた場合には経営陣と速やかに共有し、事業計画や経営方針の策定に役立てられるようサポートします。

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IRに必要な資格やスキル

IRとして活躍するために必要な資格やスキルとして、以下の3つが挙げられます。

英語力

IRは企業と投資家・株主を繋ぐ役割を果たしますが、その対象は国内だけではありません。
国際的に事業を展開している企業では、海外の投資家ともコミュニケーションをとる必要があるため、ビジネス英語が強く求められます。
要求される英語力の目安はTOEIC700点以上が一般的です。

CIRP検定（IRプランナー）

IRの専門家を育成する目的で設けられたCIRP（Certified IR Planner）検定は、IRに関する知識やスキルが問われる民間資格です。
実務未経験の場合、取得しておくことでIRに関する専門知識・スキルを保有している証明となります。

財務報告実務検定

IRを担当するうえで企業の財務状況を理解し、それを適切に伝える能力は必須です。
財務報告実務検定は、財務報告書の作成や読解能力を評価し、企業の経済活動や財務状況を的確に理解・表現する能力を身につけることができます。

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未経験でもIRに転職できる？

IRを担うには、幅広い専門知識とスキルを必要とすることから、実務未経験者がIRに転職するのは簡単なことではありません。
しかし、広報、経営企画、マーケティング、営業などの経験がある場合、これらのスキルがIRへの転職で評価される可能性があります。

IRは、企業と投資家や株主との信頼関係を築く役割を果たすため、優れたコミュニケーション力やプレゼンテーション能力が求められます。
企業の経営理念や戦略、財務状況を理解し、それを適切に伝える能力も必要であり、財務や経理の知識が欠かせません。

これらの理由から、未経験からIRへの転職を希望する場合には、まず同業界の広報や経営企画といった関連部署に入社し、そこで経験を積むことで道が開くことができるでしょう。
広報や経営企画の業務では、消費者の視点で物事を考える能力や、業界の深い知識など、IRとも共通する知識を身に着けることができます。
その上で、現職場での異動を申し出てIR実務経験を積むことが転職成功に向けた理想的なステップと言えるでしょう。

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IRは求人が少ない

IRへの転職が難しい大きな理由の一つとして、求人の数そのものが少ない点が挙げられます。
IRは、企業内部の重要な情報に詳しくなければならないという仕事の性質上、そもそも中途採用には適さないという点があります。
また、経理や財務、広報などの部署と兼任している企業が多く、欠員がでにくいため、IR専任としての求人は極少数です。

さらに、IR部門が必要なのは基本的に上場企業のみであり、そこで問われる高度な知識やスキルを持ち合わせている人材もごく限られていることから、IRの求人の実質的な求人数はとても少ないといえます。

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IRの転職なら転職エージェント

IRは経験者が少なく、認知度も低い職種であるため、不特定多数の人に公開する転職サイトで募集をかけている企業は少なく、転職エージェントを利用する傾向があります。

経営状態や財務状況など扱うIRの採用活動を行っていることを公にしたくない場合も多く、転職エージェントの非公開求人での募集が一般的です。
非公開求人は、応募条件を満たす人にだけ社名や条件を紹介される求人で、求人情報の公開範囲を最小限にすることができます。

弊社MS-Japanが提供する「MS Agent」は、管理部門・士業に特化した転職エージェントです。
無料利用登録することで、IRの非公開求人の紹介だけでなく、応募書類の添削や面接対策などの転職準備もサポートいたします。
IRへの転職でお悩みの方はぜひご登録ください。

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MS-Japanで紹介できるIR求人

MS-Japanで実際に取り扱っていIRの求人例を3つご紹介します。
以下の求人以外にもMS-Japanでは多数の求人を取り扱っていますので、気になる方は利用登録を済ませてみてはいかがでしょうか。

東証プライム上場・グローバルメーカーよりIRの募集です！

業務内容
・アナリスト、投資家への経営情報の説明
・四半期ごとの決算説明資料の作成、その他レポート資料の作成
・アナリスト、投資家の考え・意見などの情報収集
・経営層や社内関係者への情報提供およびフィードバック
・業界や同業他社の動向調査、分析
・ESGに係る社内外に対する活動推進
・上記に関連するスケジュール調整、アレンジなど

求める能力・スキル
・IR、経理、財務等での実務経験
・TOEIC800点以上もしくは相当する英語力
・プレゼンテーションや財務分析等に必要なPPT、EXCELの資料作成経験
・コミュニケーション能力　など

年収
500万円～ 1,200万円

業績好調のプライム上場製薬企業から広報・IR担当者の求人

業務内容
・資料作成（日本語、英語）
・IRスピーカー（投資家個別面談および説明会、電話問い合わせ対応など）
・イベント（プロジェクト）ディレクター　など

求める能力・スキル
・IR実務経験（目安：5年以上）
・I決算情報の専門的な知識を持ち、アナリスト・投資家との対話が可能な方

年収
500万円～ 700万円

東証スタンダード上場・グローバルメーカーよりIR（広報含む）スタッフの募集です

業務内容
・外部広報、IRに関する業務
・社内広報に関する業務
・株式に関する業務　など

求める能力・スキル
・IR（広報含む）実務経験を有する方

年収
400万円～ 550万円

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まとめ

IRへの転職は高度なスキルと知識が要求されるため、ハードルは高いものの、広報や経営企画、マーケティング、営業などの経験がある場合は有利に働く可能性があります。
IRという仕事について知名度がさほど浸透しておらず、経験者も求人数も多くない状況ですが、言い換えればライバルが少ない状態であるともいえるでしょう。

IRへの転職をご希望であれば、まずはMS-Japanへご相談ください。
これまでのキャリアやスキルの棚卸しから、IRの非公開求人のご紹介など、IRの転職支援経験豊富なキャリアアドバイザーがサポートさせていだきます。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

佐藤颯馬

大学卒業後、新卒でMS-Japanに入社。
法律事務所・会計事務所・監査法人・FAS系コンサルティングファーム等の士業領域において事務所側担当として採用支援に従事。その後、事務所側担当兼キャリアアドバイザーとして一気通貫で担当。

プロフィールはこちら監修したトピックス一覧

会計事務所・監査法人・法律・特許事務所・コンサルティング・金融・公認会計士・税理士・税理士科目合格・弁護士を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です！本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい！