法務の転職 好印象を与える志望理由の書き方!

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法務の転職 好印象を与える志望理由の書き方!

法務の転職 好印象を与える志望理由の書き方!

テクノロジーの進化や産業の構造改革により、法務部門の体制強化に力を入れている企業は増えています。この記事では、法務職として転職し、キャリアアップを目指すための志望理由の作り方のポイントをご紹介します。


法務職で多い転職理由(退職理由)とは

まず、法務としての転職を希望している人は、以下のような理由から転職または退職を考えることが多い傾向があります。

キャリア・スキルアップ

転職を通して多様な業界・分野において法務のキャリア・スキルを高め、法務のプロとしての自分の価値を高めていきたいと考える方。

年収アップ

現在の企業での実績や資格取得などによっては、転職により給与アップを図りたいと考える方。

会社都合(倒産、部門縮小による退職勧奨など)や希望しないジョブチェンジ

「今の会社が倒産する見込みとなった」「今の会社で法務以外の部署への異動を命じられた」といった場合、引き続き法務の仕事を続けたいと考え、転職を考えられる方。

ワークライフバランスを整えたい

家庭の事情や自身のキャリアの考え方として、ワークライフバランスを整えたいと考え、メリハリをつけ時間に融通が利く勤務体制の企業への転職を希望する方。

(一般的に法務部は平均20~40時間以下の残業である企業が多いですが、例えば限られた人員で膨大な業務を任される場合や、会社が上場を目指している・新規ビジネス展開をかなり積極的にしているなどのフェーズでは忙しくなります。)

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法務職での転職活動では、どのような志望理由が多い?事例から見る書き方のコツ

志望理由を考える上でのポイントとして、まずはご自身の転職活動の軸を明確にしてください。また、その転職活動の軸は、転職の理由と一貫性があるか、この点は先方が受け取る納得感の観点で大きく違いが出ます。

例えば、「スキルアップしたい」という転職動機の場合は、現職でどのような点でスキルアップができないと考え、どのように今後スキルアップしたいかを明確にします。その上で、応募先に対し、「現職では~の経験を積んでましたが、さらに○○の経験をしたいと考え転職を検討しています。

よって貴社では、今までの経験を活かしつつ○○の業務に触れることができ自身としてもスキルアップできると考えています。」という志望動機にすることで、転職動機との一貫性もあり、応募先企業でのキャリアプランやどのように貢献したいかまで一貫してお伝えすることができ、先方からの納得感を得やすい回答となります。

従って、転職動機に基づきご自身の転職活動の軸を明確にした上で、その点を解消できる貴社を志望していると方向づけることがポイントとなります。

ただし、年収アップ・働き方改善に関して、その点を第一の志望理由とおいてしまうと、会社への興味関心や意欲より待遇のみを求めている印象となってしまうため、少し注意が必要です。

基本的には前向きな転職動機を前面にお伝えすることがポイントとなりますが、現状の年収・働き方が客観的に見てどう捉えられるものなのか次第になるため、エージェントなど転職に詳しい方に相談しアドバイスをもらいながら、伝え方(言い回し)を考えることがおすすめです。

加えて、ご自身の“転職活動の軸を満たせる転職であるため志望している”ということに追加して、応募先企業に応じて以下のような点でも意欲を伝えられるとベターです。

1.事業・ビジネスへの興味・関心

2.会社のフェーズへの興味・関心(上場企業、IPO準備企業、アーリーベンチャーなど)

3.理念(会社の方向性)への共感

4.社会への貢献性への共感

5.競合他社に比べる優位性

5.業務の進め方への興味・関心

6.社風の魅力 など

ただし、スキルアップしたいという前向きな気持ちと意欲はとても重要ですが、会社は社員をスキルアップさせるためにあるものでは、必ずしもありません。

自身のスキルアップに対しての意欲に加え、それの意欲をもって仕事をすることで「応募先企業に対してどのような貢献ができるのか」を考え、ご自身の考えるスキルアップと会社にニーズが合致しているかどうかを踏まえて志望動機を作りましょう。

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好印象を持たせる志望理由作成において 3つのポイント

前述のポイントに加え、より好印象を持たせるためには、作成時に3つのポイントがあります。

応募先の企業研究は入念に!

志望動機作成にあたり、応募先の企業について事前に調べておくことは、前提条件です。 調べられる範囲で調べておくことで、面接時に話を膨らませることができ、採用担当者に入社意欲の高さや、仕事のやる気を伝えることができます。

ただ企業について調べるだけではなく、志望企業の法務者として働くことを見据えて企業研究をすると、より企業理解が高い候補者として、採用担当者から好印象を持たれるでしょう。この点について不明点があれば、エージェントやその企業・業界に詳しい人から情報収集をした上で作成するのがおすすめです。

論理的に構成する

法務業務を遂行するためには、論理的な思考が求められます。そこで、論理的な思考があることをアピールするために、志望理由も論理的な書き方や、わかりやすい実績を記載することがポイントです。 担当者は、内容だけでなく志望理由の書き方も選考材料にしている場合が往々にしてあります。

話の筋が通ったわかりやすい文章であるかどうか、応募前に作成した志望理由を改めてチェックしたり、第三者に確認してもらったりして、添削することを忘れないようにしましょう。

マイナスな印象を持たせるような答え方は注意!

転職を希望する人の中には、現職への不満があって転職を決意する人もいるでしょう。しかし、基本的に、ネガティブな転職動機等マイナスな回答や背景を前面に伝えることは避けましょう。

転職理由がネガティブなものであっても、「現在の会社に不満がある」→「より自分の能力を活かせる会社を希望している」など、前向きな言葉に言い換えるよう努めましょう。採用担当者の心象が良くなります。

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法務職職での志望動機例文

志望動機の例文を、未経験者・経験者それぞれについて見てみましょう。

未経験者の志望動機(法科大学院卒や第二新卒の場合)

法学部を卒業後、食品販売会社の事務職として庶務業務を担当していましたが、業績悪化で事業縮小となり退職しました。この経験で、専門性を身に付けることの重要性を感じるようになり、大学で学んだ法律の知識を活かせる法務職を志すようになりました。

貴社を志望した第一の理由は、貴社では入社後のOJTで、未経験の私であっても法務の知識と経験を積ませて頂ける点です。また第二に、貴社は新規ビジネス展開を積極的に進められており、定型業務以外の業務もゆくゆく任せて頂けることを想定できるとのことで、私が考える専門性を高めるという点で寄りビジネスに寄り添った法務人員としてのスキルアップにチャレンジできる点が魅力的です。

必要な知識を素早く身に付け、早期に戦力となれるよう努力いたしますので、何卒よろしくお願いいたします。

未経験者の志望動機(弁護士でインハウスを目指している場合)

司法試験に合格後、司法修習を経て、東京都内の法律事務所に5年間勤務しました。一般民事をメインに扱う法律事務所で、さまざまな案件を取り扱っていましたので、地元に戻って法律事務所を開業するつもりだった私にとっては理想的な環境でした。

ところが、顧客である企業から持ち込まれる依頼に関わり、自分の将来についての考え方が変わりました。契約内容に関する取引先とのトラブル、あるいは従業員との労働関係のトラブルなどは、いずれも未然に防ぐことが可能であり、企業の予防法務に興味を持つようになったからです。

貴社では、日常の契約書チェックなどを励行するのはもちろんのことですが、特に予防法務に力を注ぎたいと思っております。

法務経験者の志望動機(無資格法務実務経験者の場合)

法科大学院を修了し、前職ではリース会社の法務担当として3年間、契約書チェックや、社員からの法務関係の問い合わせ対応の業務を行っておりました。法務職としてのやりがいを感じるようになり、さらに法務職としての専門性を高めたいと思い、貴社を志望いたしました。

求人募集によりますと、貴社は上場を目指しており、内部統制についても本格的に構築されていくとのことです。法務の経験を積みつつ、会社の体制整備に取り組んでいきたい私にとっては理想的な環境と思っております。自分でもしっかりと勉強しながら貴社に貢献していきたいと思っております。何卒よろしくお願いいたします。

法務経験者の志望動機(弁護士)

司法試験に合格後、法律事務所に勤務した後にシステム開発会社に転職し、インハウスとして7年間のキャリアを積んできました。係争事件対応も数多く経験し、最近では、度重なる仕様変更のため開発が遅れた案件で、発注者側の損害賠償請求を撤回させるまでの対応も担当しております。

今回、ソフト開発会社として数多くの訴訟に勝訴してきた貴社が法務部員を募集していると知り、ぜひ入社したいと考え応募させていただきました。貴社の訴訟については私も勉強し、業務の参考にさせていただいてきております。

今後訴訟があった場合は、勝訴のため、これまでの経験を存分に活かしたく思っております。何卒ご検討のほどよろしくお願いいたします。

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法務の志望動機NG例

一方で、志望動機のNGとなる例を見てみましょう。

法務未経験者の志望動機NG例

【 ○○大学法科大学院を修了し、司法試験を3度受験しましたが不合格だったため、企業の法務部を志望することといたしました。司法試験は不合格だったものの、法律の知識には自信があります。貴社は他社より待遇が良いため理想的な職場と思っております。法律の知識を活かし、法務面から貴社をサポートしたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。 】

この志望動機がNGである理由は、アピールポイントが「法務の知識で貴社をサポートする」というものであることです。法務部門に応募する人材は多くが法律の知識を持っているため、法律知識は差別化のポイントにはなりません。

また企業は、法律の知識はもちろんとして、「ビジネスに対する理解」がある人材を求めています。会社のホームページを熟読するなどし、応募先企業の事業内容について理解を深める必要があるでしょう。

NGである第2の理由は、「待遇」を応募の理由としていることです。待遇を理由とするのは、あまり印象が良くないため、できるだけ避けた方が良いでしょう。

法務経験者の志望動機NG例

【前職ではソフトウエア開発会社で法務を担当していました。しかし、業務内容がソフトウエア関連の契約書チェックばかりで広がりがありません。もっと幅広い業務を経験し、スキルアップしたいと思い、貴社を志望いたしました。何卒よろしくお願いいたします。】

この志望動機がNGである理由は、前職の不満が強く出すぎていることです。組織の状況や、その状況に基づいて求められている自分の立ち位置を感じている様子がなく、不満を感じているばかりに受け取られてしまうため、、面接官に「うちに入っても、気に入らないことがあればまた転職してしまうのでは?」と思われる可能性があります。

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同じ業界への転職は有利?ニーズが増している法務は売り手市場

法務の仕事は専門性が高く、広範な業務を担当します。

志望動機は、自身の経験を掘り下げて、応募先企業の法務業務に活かせそうな実績を棚卸しし、どのように貢献できるかをわかりやすく伝えることが大切です。

目立った実績がない場合は、なぜその企業を希望したのか、これまでの法務実務経験と絡めて興味・関心があることを積極的にアピールすると良いでしょう。 実績の有無にかかわらず、前向きな印象を与えられるような志望理由を作成し、自身が望む転職先を掴みとってください。

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この記事を監修した人

岡山大学卒業後、新卒でMS-Japanへ入社。2年企業側の採用支援を経験した後、現在の求職者側の担当(キャリアアドバイザー)へ異動。横浜支社も経験の上、東京本社ではファイナンス系分野を専任経験した上で、現在はリーガル分野専任のチームリーダーとして転職のご支援に従事。ロースクール修了生、法務スタッフ、管理職人材、弁護士等、スタッフからハイクラス層まで幅広く担当する。

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