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税理士

本当に税理士に将来性はあるの?生き残るための方法とは【コラム】

2018/02/16

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昨今、将来的になくなる仕事の話題が盛り上がっています。AIやRPAの浸透により単純作業は早々になくなると言われていますが、実は国家資格が必要な税理士も例外ではありません。なぜ、税理士が将来的になくなってしまう可能性があるのか、その中でどう生き残っていくべきかについて考えてみましょう。

税理士の仕事は本当になくなる?

英国のオックスフォード大学が出した論文で、「10年後に消える職業・なくなる仕事」が世間の話題をさらいました。その中にあった「税務申告書代行者」「簿記、会計、監査の事務員」は税理士が行う仕事の中心にあたります。しかしながら、税理士の仕事は細かなものを含めると多岐にわたるため、これらの仕事がなくなったからといって税理士が消えるとは言えません。とはいえ、仕事内容が大幅に減ってしまえば、税理士間の競争は激化し、必然的に税理士を辞めざるを得なくなる人が出てきます。そういった観点から、「将来なくなる仕事」と言われるようになったのではないでしょうか。

では、なぜ難しい資格を取らなければなることのできない税理士の仕事が減るのでしょうか?
それはAIやRPA(人工知能)の台頭にあります。計算に強くないと向かない職業である税理士ですが、その仕事内容の特徴として挙げられるのは「作業的要素が多い」ということです。作業的な仕事はAIやRPAの得意分野であるため、AIやRPAが社会にさらに幅広く浸透すると、こうした作業的な仕事はAIやRPAに任せられるため、人間である税理士にまで頼まなくてもよいと考えるでしょう。こうなると、AIやRPAは進化する一方ですから税理士が担える部分がどんどん減っていってしまうのです。

税理士が生き残るためにすべきこと

こうした将来性の危機にさらされている税理士ですが、その中でも生き残る税理士は必ず現れます。そうした「強い」税理士になるためには何をすべきなのでしょうか?

・AIやRPAを駆使できるスキル
まず、一つ目にあげられるのが「AIやRPAを駆使できるシステムエンジニア的スキルを身につけること」です。AIやRPAが社会に広く普及しても、個々の会社等でそれらを制御できるかといえば、システムエンジニアを雇っている会社でなければ難しいでしょう。そこで、税理士が「税務申告書代行者」「簿記、会計、監査の事務員」という仕事をこなしてくれるAIやRPAをたくみに操るスキルを持っていたら、その税理士に仕事が集まります。仕事をこなしてくれるAIやRPAを味方に付ければ、仕事内容がぐっと短縮されるため効率化につながります。

・コミュニケーションスキル
二つ目にあげられるのが「人対人のコミュニケーションスキルを向上すること」です。これは、AIやRPAを活かす努力ではなく、AIやRPAにできない分野を強化することが目的です。人間であるクライアントと着実なコミュニケーションをとることで、そのクライアントに寄り添った人間ならではの対応ができれば、税理士であるあなたに信頼が生まれ、根強いパイプができるでしょう。「AIやRPAがあるから」と簡単に切られてしまわないようにするためにも、コミュニケーションスキルの向上は必須です。

・専門分野を持っていること
三つ目にあげられるのが「専門性の高い分野の税務も担当できるようになること」です。特に「国際税務」や「相続」は昨今のグローバル化と日本における少子高齢化から、今後増えてくる案件でしょう。「国際税務」は高度な知識と英語力が必要になりますし、「相続」は人間の事情が錯綜し、データ化するだけでも煩雑で大変な仕事になります。法律の知識をしっかりと身につけることで、クライアントからの信頼度を得ることができるでしょう。

また、相続のような問題は、その家族構成や不動産の有無などでも内容が異なります。曖昧な内容を精査したり、個別の案件ごとに対応したりすることは、AIやRPAより人間が得意です。

このように、より専門性の高い分野の税務をこなし、さらにプラスαの知識があれば、税理士としての価値がぐっと高まります。

・ITマーケティングに強い
四つ目にあげられるのが「ITマーケティングに強くなること」です。例えば、会計コンサルティングや企業の節税対策などに、親身になって有効な意見を言えるようにITマーケティングの素地を身につけるだけでクライアントに喜ばれ、重宝されるようになります。

努力次第で、税理士はまだまだなくならない

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これらのスキルを身につければ、10年以内に税理士の仕事を失うということは日本ではまずないでしょう。しかし、技術的な問題やコミュニケーションスキルは得意不得意が個人によって色濃く表れるので、一朝一夕にはいかないものです。すべてできれば理想的ですが、この中の一つだけでも十分でしょう。

あなたが開業している地域の税理士との差別化を図れば、その地域の中ではあなたに仕事が自然と集まるはずです。「10年後に税理士はなくなってしまうのか…」と肩を落としている場合ではありません。その中でもあなただけは生き残れるように、今から税理士としてのスキルアップを図ってみませんか?慣れない勉強は孤独でつらいものですが、力が身についた時に、きっと今まで以上に税理士としての自分に自信が持てるはずです。

<参考>
講談社-オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」
NIKKEI STYLE-10年後になくなる仕事、残る仕事 あなたの仕事は?
LEC東京リーガルマインド-税理士の仕事


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