2023年10月18日

法務の適性が高い人の特徴!向いていないと思う場合の対処法

管理部門・士業の転職
法務の適性が高い人の特徴!向いていないと思う場合の対処法

企業にとって必要不可欠な法務。近年は企業を守る予防法務だけではなく、積極的に事業の価値を高める戦略法務の仕事も重要性が増しています。
法務の仕事に興味がある方の中には、自分が向いているかどうか気になる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、法務の適性が高い人の特徴をまとめてご紹介します。向いていないと悩む人向けに対処法も紹介していますので、参考にしてみてください。

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法務の仕事とは

法務の主な仕事に関して紹介します。

予防法務

予防法務とは、企業が紛争を避けるためにあらかじめ予防対策を講じるための取り組み全般です。
例えば契約締結前に契約書を精査することや、自社の社員へのコンプライアンス研修などが予防法務にあたります。

臨床法務

実際に発生してしまった問題に対処する業務を臨床法務と言います。
もし紛争が発生した場合には、可及的速やかに解決まで導きます。迅速に対応しないと問題が深刻化し、解決まで長期の時間を要することになり、企業にとって損失につながる可能性があるため、注意が必要です。
近年では臨床法務で解決した問題を予防法務にフィードバックし活かす取り組みを行っている企業もあります。

戦略法務

戦略法務とは、事業活動などが円滑に展開されるように法務面からサポートを行う業務全般です。
新規事業へ進出する際に事前調査を行うことや、事業再編をする際にM&Aを検討することなどの業務を行います。
グローバル展開をする企業が増える中で、戦略法務の重要性は高まっています。

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法務の適性が高い人の特徴

法務の適性が高い人の特徴を5つにまとめて紹介します。

几帳面である

物事を隅々までよく見られる几帳面な人は法務への適性が高いです。
例えば契約書において、一文でも自社にとって不利益なことがあるとビジネス上大きなリスクを背負うことになります。
細かな文言にも気を配れる几帳面さは、法務の仕事に必要不可欠です。もちろん、専門的な知識も必須と言えます。
几帳面な人は、あらかじめよく確認をするので、一般的にミスが少ないです。
この特徴がある人は、企業にとって重要な法務の仕事を任せる適性が高いと考えられます。

ルールを守れる

法務は法律に関連した業務全般を担当します。
国によって定められたルールである法律の中で事業を行うため、モラル意識や法令遵守の意識が強く求められることが特徴です。
ルールを守れる人は、法務に適性があると言えます。

コミュニケーション能力が高い

法務は社内外とやりとりを行います。社内の法務以外の部署と連絡を取り合うことは日常茶飯事ですし、顧問弁護士など社外の専門家とやりとりすることもあるのです。
時にはあまり法律に詳しくない人を相手にすることもありますので、専門的な知識を噛み砕いて説明できる力や相手に合わせてバランス調整できる力のある人は重宝されます。

柔軟性がある

法務は法律などのルールを守ることが必要です。ただし、杓子定規ではなく、時には法律の範囲内で柔軟に代替案等を提案できる力が求められます。
自社の利益を伸ばし、損失を少なくするためにはどうすれば良いのかを柔軟に考え提案できる力がある法務人材は、高く評価される傾向がございます。

学び続けられる

法務の仕事は多岐にわたり、また法制度は時代の流れに合わせて頻繁に変わっています。
法務として仕事を続けていくためには、法令改正などにキャッチアップし続けることがとても大切です。
特に近年は人生100年時代と言われており、例えば学生時代に学んだ知識だけで長い人生を生き抜くことが困難になっています。
一度学んだだけで満足することなく、日々自己研鑽をし続けられる人は、法務への適性が高く、向いています。

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法務に向いていない人とは

簡単に言うと、第2章で紹介した適性が高い人の特徴の真逆の特性がある人材は、法務に向いていません。詳しく見ていきましょう。

大雑把である

細かいことに気づきにくい大雑把な人は視野が広いという特徴があると思うので、新規の企画提案をする企画職などには適性があります。

ルールを守れない

決められたルールを重視しない型破りな人は法務に向いているとは言えません。
既存のルールを壊し、新しいことを作り出すことが好きな人は、別の向いている仕事を目指した方が良いでしょう。

コミュニケーション能力が低い

法務は、相手に合わせて臨機応変に対応することが必要です。コミュニケーション能力が低い人は向いているとは言えません。

固定観念が強い

固定観念が強く柔軟性に乏しい人は法務に向いているとは言えません。
真面目さは法務に向いている要素ですが、生真面目すぎて世の中の変化についていけない場合は、法務は避けた方が良いでしょう。

学び続けることが苦手

法務には自己研鑽力と合わせて情報収集力が必要ですので、学び続けることが苦手な場合は別の職種を目指した方が良いでしょう。

注目されたい人

法務は、どちらかというと裏方仕事です。比較的サポートの要素が強いため、自分が注目を集めたいという方には不向きです。チームワークが必要な仕事でもあります。

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適性があるのに法務に向いていないと悩む人は意外と多い

本当は適性があるにも関わらず、自分は法務に向いていないのかもしれないと悩む人は実は少なくないです。
悩む理由として、適性の問題ではないケースもあります。各企業によって、法務のあり方は異なります。
法務組織は、会社によって規模や役割、立ち位置が違うのです。
社内における法務部門の位置づけや部門の方針が自分に合っていないと、法務への適性があるにも関わらずやりたい仕事ができないため、法務そのものに向いていないのではないかと悩むケースもあるのです。

このような場合、個人の適性だけで解決できない悩みもあります。
適性の問題ではなく悩んでいる場合は、同じ会社の法務の人に話を聞いてもらうと良いでしょう。
その際は、あなたのことを適切に評価してくれる信頼できる相手に相談することがポイントです。

また、社内の人に相談しづらい場合などは、転職エージェントに相談する方法も有効です。
外部の人の立場から、適切な助言をもらえる可能性が高くなります。
ただし、相談する転職エージェントは法務の仕事に理解がある人を選びましょう。
法務に詳しくない人だと、適切なアドバイスがもらえない可能性があります。

悩んだ場合は、一人で悩まずに対策を講じることがおすすめです。
冷静な第三者の意見を聞くことで、自分の向き不向きや法務人材としてのあり方を客観的に振り返ることができ悩みが解消する場合もあります。
冷静に判断した上でもっと自分に合った職場があると考えられる場合は、転職を視野にいれる手法も有効です。

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まとめ

企業にとって重要な法務。几帳面で学ぶことが好きな人などは、法務に向いています。
法務に向いている人の特徴に当てはまる場合は、法務への就職も視野に入れると良いでしょう。
ただし、個人の適性以外の問題で、法務に向いていないのではないかと悩む人もいます。そのような場合は、外に目をむけて見ることも大切です。
もともと法務への適性がある人の場合は、自分に合ったあり方の法務へ転職することで、より自分らしく活き活きと仕事ができるようになる場合もあります。

法務に向いていないのではないかと悩んでいるときは、転職エージェントなどに相談してみると良いでしょう。
転職のプロに相談することで、自分に合った企業や職種を見つけやすくなります。
法務は非常にやりがいのある職種ですので、興味がある人は検討してみてはいかがでしょうか。

管理部門・士業の転職

この記事を監修したキャリアアドバイザー

小島 亜里紗

大学卒業後、ウェディングプランナー、業界大手で求人広告の企画提案営業を経て、MS-Japanへ入社。
企業担当のリクルーティングアドバイザーを経験した後、現在は転職を考えられている方のキャリアアドバイザーとして、若手ポテンシャル層~シニアベテラン層まで多くの方の転職活動のサポートをしています。
人材業界での経験も長くなり、いつまでも誰かの記憶に残る仕事をしていたいと思っています。

経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 会計事務所・監査法人 ・ 役員・その他 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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