「20代」の管理部門・士業における転職成功者実態レポート2024
近年では「基本は終身雇用」という考え方が変わっており、20代でも転職をする方が増えてきています。
この記事では、2023年にMS-Japanが提供する管理部門・士業に特化した転職エージェント「MS Agent」で転職先を決定した20代の方のデータを元に、「20代の転職成功者の実態」について解説いたします。
未経験での転職成功の割合や決定年収など、様々な視点から20代の転職成功者を調査しました。ゆくゆく転職をお考えの20代の方が、今後のキャリアを考える上で役立つデータをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
20代の決定職種における最多は「経理・財務」の47.9%
20代の決定職種において最も割合が多かったのは、「経理・財務」の47.9%でした。次点で、「会計事務所スタッフ」が19.0%、「法務」が12.7%と続きました。
なお、事務所勤務の士業は士業事務所の弁護士・公認会計士・税理士・社会保険労務士を、会計事務所スタッフ・監査法人スタッフ・その他士業スタッフは弁護士・公認会計士・税理士・社会保険労務士の資格を所持していない方を指します。
20代の68.4%が未経験での転職
20代の転職成功者のうち、決定したポジションの経験がない方の割合は全体の68.4%を占めていました。
職種別で比較すると、最も未経験者の割合が多いのは「会計事務所スタッフ」の81.2%でした。経理・財務からのキャリアチェンジや働きながら会計士・税理士などの資格取得を目指す方が一定数いるため、ポテンシャルで採用することが多いと考えられます。
一方で、人事・総務は未経験者の割合が39.4%と、経験者を優先的に採用していることが分かりました。
20代の32.3%は上場企業へ転職
20代の転職先の企業規模を見てみましょう。「上場企業」へ転職した方の割合は32.3%、「上場子会社」は15.2%、「未上場」は52.5%でした。
社員数で比較すると、「99名以下」が32.4%と最多でした。総務省と経済産業省が実施している「令和3年の経済センサス-活動調査」によると、法人企業約178万社のうち、約173万社は従業員数が99名以下となっています。1社における採用の頻度は少ないものの、母数が多いため、必然的に割合が増えやすいと考えられます。
20代の転職先の業界は「製造」の21.6%
転職先の業界を見てみると、最多は「製造」の21.6%という結果でした。また、会計事務所スタッフの就業決定が多いこともあり、「会計事務所」が20.5%と続きました。
なお、その他の内訳としては、流通・小売(その他の25.7%)や金融(20.5%)、マスコミ・広告(12.6%)などがありました。
20代の転職先におけるリモートワークOK率は47.2%
転職先がリモートワークかどうかを調査したところ、47.2%はリモートワークOKでした。
職種別で見てみると、「法務」は59.6%と6割近くがリモートワークということが分かりました。一方で、「会計事務所スタッフ」が36.1%と出社率が高い結果となりました。
20代の決定年収の平均は406万円
20代が転職先を決定した際の平均年収は406万円でした。年収帯別に割合を見てみると、「399万円以下」が53.2%を占めていました。
職種別に年収を比較すると、経理・財務、人事・総務、法務、会計事務所スタッフの中では「法務」が最も高い431万円でした。 また、未経験者と経験者の年収の差が最も大きいのは「会計事務所スタッフ」で、その差は40万円という結果となりました。
今回初めて転職する20代は59.4%
転職回数を見てみると、今回「初めて」転職する人の割合が59.4%で最多という結果となりました。 次点ですでに「1回」転職している人が27.2%、「2回」転職している人が8.9%と、転職回数の増加するほど割合は減っていました。
20代が転職先を決定するまでの日数は「31日~60日」が最多で40.3%
「MS Agent」に登録し、キャリアアドバイザーと面談した日から転職先を決定するまでの日数は、「31日~60日」が最多の40.3%を占めていました。
79.5%の人が「90日(3ヶ月)以内」に転職先を決めているものの、「180日(半年)以上」かけてじっくり探す人も4.0%いることが分かりました。
調査概要
2023年1月1日~2023年12月31日に人材紹介サービス「MS Agent」で就業決定した20代
調査主体:株式会社MS-Japan(https://www.jmsc.co.jp/)
※本調査のグラフ内の構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がございます。
■■本リリースの転載・利用に関するお願い■■
本調査結果を掲載・利用される場合は、
出典「MS-Japan調べ(https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12440.html)」
と明記をお願いいたします。
確実に転職を成功させたい管理部門・士業の20代の方は、専門のキャリアアドバイザーにご相談を!
今回は「20代の方」に焦点をおいて、実態を調査しました。20代はポテンシャルで採用されやすいものの、事前にしっかりと準備をしないと、「希望に合った企業から中々内定がもらえない」「入社してみたら想像していた職場ではなかった」ということも起こってしまうでしょう。
今後管理部門・士業でキャリアを考えていく際には、専門のアドバイザーにキャリア相談をしてみるのもおすすめです。
弊社は管理部門と士業に特化した転職エージェントです。経理・人事・法務・経営企画・内部監査などの管理部門職に加え、弁護士、公認会計士、税理士などの資格者の方を専門にキャリアのサポートをしてまいりました。
業界に詳しいアドバイザーによるキャリア相談を無料で受け付けておりますので、是非お気軽にご相談ください!
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