2023年09月26日

ボーナスをもらってから転職はアリ?転職スケジュールや諦めた方が良いケースについて解説

管理部門・士業の転職
ボーナスをもらってから転職はアリ?

多くの企業では、夏のボーナスが6月から7月、冬のボーナスは12月に支給されます。
会社員にとって、ボーナスは大きな収入源であり、支給日を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
転職をする場合も、今まで働いた対価としてボーナスを支給されるべきですが、退職を切り出すタイミングや退職時期によっては、支給対象外になる可能性もあります。

そこで、今回は転職時にできる限り損をしないよう、確実にボーナスをもらって転職するスケジュールの立て方を解説します。

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ボーナスをもらってから転職するのはアリ?

「これから退職する企業からボーナスを受け取ることができるのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。

一般的にボーナスは査定期間の貢献度や企業業績によって査定されるものなので、在籍していた期間の範囲でいただきたいところです。
ただし、ボーナスの支給は、労働基準法などで義務付けられていないため、所属企業の賃金制度によることを理解しておきましょう。
貢献度を図る基準が明文化されていない企業や、将来への期待度を込めて賞与を決めるという企業もあります。
また、「退職が決まっている方への支給はしない」という判断をする企業もあるようです。

そのため、退職の意向を伝えるタイミングや退職時期を考慮する必要があります。


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ボーナスを受け取るための条件とは

上述の通り、ボーナスは給与と違い、法律で義務付けられているものではないため、企業ごとに支払いのルールが異なります。
一般的に、「毎月の給与額×〇ヶ月分」といった数ヶ月分の給与と成績や貢献度などの個人の評価によって査定された金額をボーナスとして支給する企業が多いようです。小規模な企業の場合、社長や経営者の判断でボーナスの支給額が決まることもあります。

ここでは、ボーナスを受け取るための条件として、考慮すべき2点を解説します。

ボーナス査定期間

ボーナスの算出方法は企業によって異なりますが、一般的に算出の根拠となる「査定期間」が定めされています。
まずは、この「査定期間」に在籍していることが重要です。「査定期間」に在籍した実績をもとに支給額を計算します。
下記に一例をご紹介します。

査定期間 支給額計算期間 支給
夏のボーナス 前年10月~3月 4月~5月 6月~7月
冬のボーナス 4月~9月 10月~11月 12月

ボーナス支給日

次に、実際にボーナスが支払われるボーナス支給日当日に在籍していることも重要です。
査定期間に在籍していていも、ボーナス支給日より前に退職していると、ボーナスを受け取ることができません。
この2点を考慮すると、査定期間を終えてボーナスが支給される日まで在籍することが、退職前にボーナスを受け取るための鉄則と言えるでしょう。

上記の2点を、ボーナス支給の条件として就業規則に定めている会社が多いです。
これはボーナス支払いに関する判例でも有効となる事例であり、このような規定を「支給日在籍要件」と呼びます。


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退職届を出すのは「ボーナス支給後」

前述で、ボーナスを受け取るための条件として、「査定期間と支給日に在籍すること」とお伝えしましたが、この条件を満たしていても支給されないケースもあります。
それは、「支給日の前に退職届を提出した場合は、ボーナスを支給しない」と規定している企業です。
この規定がある企業では、査定期間と支給日に在籍していても、退職届を出すタイミングによっては、ボーナスを受け取ることができません。

ボーナスをしっかり受け取るためには、退職を決意したら、まずは社内規定を確認することが重要です。


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「夏」のボーナスをもらってから転職するスケジュール

ここでは、できるだけ多くのボーナスをもらうための転職活動スケジュールをご紹介します。
以下では、一般的な社内規程を例にして、夏のボーナスを受けとってから転職するスケジュールをまとめました。

【前提条件】
・ボーナス支給日: 7月
・査定期間:前年10月~3月
・支給条件:ボーナス支給日に在籍していること

前年10月~3月 ・査定期間
4月 ・転職活動開始
・引継ぎマニュアルの作成
7月以前 ・転職先の内定獲得
(ボーナス支給日に合わせて入社日を調整する)
7月 ・現職ボーナス支給
・退職の意思を伝える
7月~10月 ・業務の引継ぎ
・退職
・転職先に入社


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「冬」のボーナスをもらってから転職するスケジュール

次に、冬のボーナスをもらってから転職するスケジュールをご紹介します。

​【前提条件】
・ボーナス支給日: 12月
・査定期間: 4月~9月
・支給条件:ボーナス支給日に在籍していること

4月~9月 ・査定期間
9月 ・転職活動開始
・引継ぎマニュアルの作成
12月以前 ・転職先の内定獲得
(ボーナス支給日に合わせて入社日を調整する)
12月 ・現職ボーナス支給
・退職の意思を伝える
1月~4月 ・業務の引継ぎ
・退職
・転職先に入社


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ボーナスを諦めた方が良いケースとは?

ボーナスを 諦めた方が良い ケースとは?

ボーナスを受け取るためには、退職届の提出時期や退職時期を調整することが重要です。
しかし、理想的な転職先があった場合は、そのチャンスを逃さないことを最優先とした方が良いでしょう。

中途採用を行う企業の多くは、早期に解決したい組織課題や人員不足の問題を抱えています。
退職者からの引継ぎ期間を確保するために、「〇月までに入社して欲しい」と予定しているケースも一般的です。
そのため、現職でのボーナスばかり気にして、入社時期を遅らせると、せっかくの転職先を逃してしまう可能性があります。

ベストな転職をするためには、現職のボーナスを諦める判断も必要です。中長期的に多くの収入を得るためには、一時のボーナスを優先するよりも、転職先で早めにスタートを切る方が良いでしょう。


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計画的に転職するためには、転職エージェントを利用しよう

今回お伝えした通り、ボーナスを確実に受け取るためには、計画的な転職活動が重要です。
しかし、1人で転職活動を進める場合、思い通りに進まないことも多いでしょう。

転職エージェントでは、希望の条件に合った求人の紹介だけでなく、面接日程の調整や、応募先書類の添削、面接対策なども無料で行っているため、効率よく転職活動を進めることができます。
また、応募企業ごとの選考フローを把握しているため、ボーナス支給日までに合否が出るかなどの判断・調整も可能です。

さらに、内定後の入社日・給与などの条件交渉も代行できるので、「入社日をボーナス支給後の日程にしてほしい」などの伝えづらい要望も、代わり依頼・調整してもらいましょう。


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まとめ

この記事では、会社員にとって重要なボーナスについて、確実にもらうために確認すべき条件や、転職スケジュールについて解説しました。
現在退職・転職を検討している方は、この記事で解説したポイントを見直し、退職届を出す日や退職日を計画してください。

スケジュールに合わせた転職活動をうまく進めたい方は、ぜひ弊社MS-Japanが提供する管理部門と士業に特化した転職エージェント「MS Agent」にご相談ください。

管理部門・士業の転職

この記事を監修したキャリアアドバイザー

佐藤 颯馬

大学卒業後、新卒でMS-Japanに入社。
法律事務所・会計事務所・監査法人・FAS系コンサルティングファーム等の士業領域において事務所側担当として採用支援に従事。その後、事務所側担当兼キャリアアドバイザーとして一気通貫で担当。

会計事務所・監査法人 ・ 法律・特許事務所 ・ コンサルティング ・ 金融 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 税理士科目合格 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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