2023年09月01日

経理の求人が集中する時期は?未経験者・経験者別に転職成功のポイントも紹介

管理部門・士業の転職

経理職の場合、増員募集は繁忙期を避けた時期に求人が集中しやすい傾向があります。
もちろん欠員募集の求人は都度行われますが、そのタイミングで転職活動を行えば、他の時期よりも多くの求人から選ぶことができるでしょう。

この記事では、経理職の求人が集中する時期や転職成功のためのコツについて、未経験・経験者別に詳しくご紹介します。

経理のおすすめ転職時期は1,2月と6,7月

求人が集中しやすい時期を考えるのなら、経理と採用担当者の事情を考えるとイメージしやすくなります。
増員募集の場合、採用担当者は経理部門から人手不足の解消を求められて採用活動を行うため、経理部門の繁忙期の2か月ほど前に求人を出すと考えられます。

1年間の中で、最も業務が多く人手が必要な時期は決算時期であり、年度末決算より少し前に経理の求人が集中します。
日本企業の場合には3月末を決算とする企業が多く、5月末までに税務申告を終えなければならないため、1~2月に求人を出して4月の採用を目指すという企業が多数見られます。
また、株主総会が終わる6〜7月頃も半期決算を控えているため経理の求人が増加する傾向があります。

1,2月や6,7月と聞くと、中途半端な時期であると感じる人も多いかもしれませんが、中途半端な時期こそが、企業にとっては経理の増員を図りやすい時期になっていると考えられます。
"経理"と一言で言っても、会社により業務の進め方は異なるため、まずは一定期間のOJTを実施し、業務に慣れていかなければいけません。
そのため、業務に慣れるまでは他の経理メンバーのサポートが必要となりますが、入社時期を繁忙期に重ねてしまうと、研修や教育に時間を割けず、充分なサポートができなくなる可能性が高まります。

こういった理由から、繁忙期を迎える2か月ほど前に求人を出す企業が増える傾向があります。
加えて、選考から採用までの時間を考慮すれば、入社は4月や9月がふさわしいタイミングです。
そのため、1〜2月6〜7月に掲載されている求人は、入社時期的にもキリがよいと考えられます。

まずは転職エージェントに無料相談する

おすすめの時期を逃すとどうなる?

繁忙期を控えた時期に集中する経理の求人は、繁忙期を迎えた途端、大幅に減ってしまいます。
先にも触れているように、繁忙期に新しく入社した人員のOJTを担当できる人員が足りず、経理部署内で教育体制が整えられないためです。

経理業務は年次業務で繁忙度の波が生じる特性があります。求人数にも波が影響することは事実です。
ただし、求人が集中し選択肢が増える時期とはいえ、その時期には求職者も活発に動くため、希望の求人で必ず内定がでるとは限りません。
余裕をもって転職サイトや転職エージェントに登録しておき、いつでも求人が見れるようにしておくと、時期に関係なく希望の求人に出会える可能性が高くなります。

【未経験者・経験者別】経理の転職を成功させるためのポイント!

転職エージェントを上手く活用するのは賢い選択!

経理の求人が多くなる時期については、経理への転職を希望する人々の多くが意識を寄せているため、より良い条件の求人は競争率が高くなり、即戦力同士の競合となればまさに早い者勝ちとなってしまいます。
求人が少ない時期であれば、競争率がより高くなるのは想像に容易いでしょう。
このため、経理として転職を希望しているのであれば、常日頃から転職市場の動向を意識しつつ、情報収集に努め、いち早くアクションを起こせるようにしておかなければなりません。

そのようなとき、素早く情報を提供してくれる転職エージェントを活用するのは賢い選択といえます。
転職エージェントは情報提供以外に、求人企業への水面下でのアプローチや待遇面の調整を目的とした交渉も行ってくれるので、自分に合った条件を企業から引き出しつつ、内定獲得までのハードルを低くしてくれるための役割も担ってくれます。
そのため、転職をしたいと考えた時点で転職エージェントに登録することをおすすめします。

ただし、転職エージェントがより効果的なサポートをするためには、転職活動者がどのように行動するかも重要です。
未経験者の場合と経験者の場合とでおさえるポイントが異なりますので、それぞれ解説します。

経理未経験の転職成功のポイント!

未経験者の場合は「経理を目指す理由」を明確にします。
なぜ経理を希望するのかを企業側に伝えられるよう、説明できることが望ましいです。たとえば「前職の業務は経理との二人三脚が多かった」というように、前職での経験を交えるのもおすすめです。

資格を取得しているのであれば、取得した経緯を含めてアピールしていきます。資格がなければ新たに取得することも効果的です。
経理財務への転職の場合におすすめなのは「日商簿記検定」「ビジネス会計検定」「給与計算検定」「FP」「MOS」などの資格が挙げられます。

はじめは経理事務からスタートする意欲を伝えるのも転職活動を成功させる鍵です。
経理財務の求人は経験者を募集していることが多く、経理事務からスタートすることを伝える事で、企業側に募集する際の視野を広げてもらいやすくなります。

経理経験の転職成功のポイント!

経験者の場合は上記に加え、企業が求める人材をより詳細に把握できると理想的です。
求められる経験、スキルを知り、自分のスキルや経験と照らし合わせます。
過去に積んだ経験を明確にすることも大切です。経理としての豊富な専門知識のほか、経験から得た知識や突発事項への対応力をアピールし、有能で頼もしい人材だという印象につなげましょう。

必要であれば新たに資格を取るのも効果的です。先に紹介した未経験者向けの資格に加え、「FASS検定」「公認会計士」「財務報告実務検定」など、難易度が高い資格に挑戦することを視野に入れてみてください。
英語力があれば「TOEIC」「米国公認会計士」もおすすめです。どちらも難易度が高い資格ですが、グローバルな企業からは注目されやすい資格です。
このようなポイントを押さえ、自分の特性や価値を洗い出しておくことにより、転職エージェントがサポートしやすくなります。

経理の転職事例をご紹介!

上場企業のグループ会社に転職し年収アップ!

Mさん

Mさん(28歳・女性)資格:簿記3級

IT系ベンチャー企業の経理
年収:360万円

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大手上場企業の子会社の経理
年収:420万円


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大手監査法人
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矢印 矢印

ベンチャー企業の経理マネージャー
年収:1,000万円


他にも転職でキャリア・年収アップした経理の転職成功事例を多数紹介しています。詳しくは、「経理・財務の転職成功事例」をご覧ください。

まずは転職エージェントに無料相談する

まとめ

転職を希望する企業との相性や、転職における自分の強み、企業へのアピール方法などに不安や迷いがあるのなら、転職エージェントへの相談がおすすめです。

管理部門や士業の転職に特化したMS-Japanは、経理の転職活動も得意とした転職エージェントです。

転職では過去の業務経験や成果の棚卸し、今後のキャリア形成の明確化がとても重要です。
ひとりでは困難を感じるそのようなステップも、MS-Japanがサポートし、経理転職の成功率をアップさせます。

MS-Japanへ無料会員登録していただくだけで、応募書類の添削や面接対策、求人紹介など幅広いサポートが受けられます。
求人の選定から内定獲得までの対策を効率よく進め、希望の転職を成功させましょう。

この記事を監修したキャリアアドバイザー

楢本 裕也

大学卒業後、リクルート広告代理店に新卒入社し、中小企業、飲食・小売店などに向け、求人広告営業に従事。
その中で、実際に転職をされていく方などの生の声や気持ちの変化・実情などを知りたいと考え、MS-Japanに入社。
その後はキャリアアドバイザーとして、主に20代~30代の経理財務・会計事務所スタッフを中心に担当する。

経理・財務 ・ 会計事務所・監査法人 ・ 税理士科目合格 ・ USCPA を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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