営業職から未経験の人事職に転職できるのか？

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営業職は直接稼ぐ部門であり、外へ出て顧客と積極的に交流して案件を獲得し、売り上げで会社に貢献します。
一方、人事職は管理部門なので、基本的には社内での仕事が多くなります。
このように両者は相対するようですが、実際には営業職から人事職へとキャリアチェンジしている例は少なくありません。
その理由は、２つの職種に必要とされているスキルに共通点があるためです。
以下では、営業職から人事職の転職についてポイントを紹介していきますので、今後の参考としてみてください。

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営業の経験を活かして人事に転職できるのか？

営業職と人事職で必要とされるスキルには共通点が2つあります。
まず１つはコミュニケーション能力です。
顧客との折衝や新規開拓のために、営業職にコミュニケーション能力が欠かせないスキルなのは言うまでもありませんが、それは人事職においても同様です。
採用では応募者とのやり取りが必要となりますが、初対面の相手との話し合いから必要な情報を引き出すにはコミュニケーション能力が欠かせません。
また、人事管理においても何かしらの課題が生じたときには、経営陣や従業員と話し合いを重ねていかなければなりませんので、円滑なコミュニケーションが必須となります。
２つ目に、コスト意識が高い点です。
営業職の場合、売り上げと費用を天秤にかけながら、その仕事が収益に見合うかどうか判断しつつ業務に勤しみます。
人事職も、採用した社員の売り上げや生産性を上げる仕事は、高いコスト意識を持たないと務まりません。
営業の仕事を通して培われたコスト意識は、人事でも活かせるでしょう。

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どうすれば営業から人事に転職できるのか？

転職する際には、“なぜこれまで従事してきた職ではなく、別の職種を希望するのか”が問われます。
人事職を志望するからには、誰しもそれなりの動機を持っているでしょうが、憧れをはじめとする漠然とした想いだけでは、採用担当者にすぐ見抜かれてしまうでしょう。
なぜなら、その採用担当者こそが人事職である場合がほとんどなので、人事職について甘い見通しを立てているようであれば、敏感に察知されてしまうからです。
そのため、人事職についてしっかり研究し、相手に伝わる明確な志望動機を考えておく必要があります。
人事職として働いていくために労務管理について勉強しているなど、具体的な努力をアピールすることや、営業職として培ってきたコミュニケーション能力やコスト意識をアピールするように努めましょう。

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営業から人事への転職した事例

・JASDAQ上場ソフトウェア会社人事部　Kさん（32歳）
一部上場の建設会社で営業職として働いていたKさん。
会社の業績不振、また、ジョブローテーションが頻繁にあり、よりスペシャリストとしてキャリアアップをしていきたいという思いから転職を決めました。
年齢的にも若いことから、ポテンシャルとして熱意・やる気を見出されたことと、人事の専門性はなくても、営業のプレゼン経験などが評価され入社に至りました。

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営業から人事に転職した場合のキャリアプラン

人事職は採用または労務管理を担当するところからキャリアがスタートするケースがほとんどです。
中堅となってくれば、採用計画や人材開発のための教育計画を立案し、更にステップアップすれば、人員計画や評価制度の構築にも携わるようになります。
このように現場からバックオフィスへとキャリアを重ねていくようなプランがある一方、ずっと現場で活躍し続けるキャリアプランもあります。
採用担当者としてキャリアをスタートさせ、採用計画を立てながらプレーヤーとしても参加する、採用のプロフェッショナルとなっていくプランです。
一概には言えませんが、営業職から人事職へと転職した場合、それまでの現場経験を活かしながら人事として働いていきたいと思うのであれば、後者のキャリアプランが向いているといえるかもしれません。
自社にとって必要な人材を確保し続ける人事職ならではの醍醐味を味わい続けることができます。

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まとめ

営業職から人事職へ転職は、必要とされるスキルに共通点が多く、親和性が高いといえます。
転職を成功させるには、営業で培ったコミュニケーション能力やコスト意識などといったスキルを人事としても活かせることを、しっかりとアピールしていきましょう。
転職エージェントを活用すれば、応募先の精度の高い内部情報が得られるだけでなく、応募書類や自己PRをブラッシュアップも図れるため、有効な選択肢の一つだといえるでしょう。

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