2018年09月25日

人事の転職で年齢は選考に影響するのか?

管理部門・士業の転職

人事の転職は、他職種同様に年齢を重ねる毎にさまざまな能力を求められますが、年齢が高いからといって不合格にされることは多くありません。
その理由は、人事職は従業員・経営陣側の間に入るシチュエーションが多いため、調整力やコミュニケーション能力の高さなどが重要視されるからです。 そのような傾向を踏まえると、年齢の高い方も人事経験者であれば転職の際に「人事経験を多く積んできている」と前向きに評価してもらえることも多いでしょう。
とはいえ、シビアな目線で年齢を考慮し、採用の判断を下す企業ももちろんあります。

今回は、採用業務をメインとした人事の転職における、「年齢」との関連性についてご紹介します。

「35歳転職限界説」は、果たして人事職にも当てはまるのか?

転職市場でよく言われるのは、35歳を過ぎると転職が難しくなるという「35歳転職限界説」です。
まことしやかにささやかれている説ですが、これは人事の転職に限った話ではありません。結論から言えば、年齢が転職に影響すると考えられる要因として、その職種が「未経験かそうでないか」によって分かれていきます。

まず、人事業務経験者の場合はというと、単純に年齢だけで転職の機会が失われるということはありません。求められる実力と経験に能力がマッチしていれば、年齢に関係なく採用に繋がるケースは十分考えられます。
さらに、人事の幹部候補を採用する場合は、実務経験の他にも人柄や社内外の人とのコミュニケーション力も重視されるため、長年人事業務に携わってきたベテラン層を採用のメインターゲットにすることもあります。

これに対して人事未経験者の場合、転職がスムーズに進まない可能性があります。
今までやってきたことを活かせる分野であれば採用の望みはありますが、全くの畑違いとなると、キャリア形成や人材育成の観点から、企業側は新卒採用や第二新卒をはじめとした若手層をターゲットに採用を行い、人材を補充することが多いです。

未経験でも人事への転職に挑戦したいというのであれば、それ相応の理由に加え、新しい分野でも応用できる経験を兼ね備えていることが重要です。

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年齢はどのくらい考慮されるのか

転職で考慮される年齢は、明確な一線があるわけではありません。
会社の社風・過去の実績・人格なども含めると、候補者を見極める上で年齢はあくまで一要素に過ぎません。

それでは、人を見極める仕事である「人事」の場合、年齢についてはどのように考えているのでしょうか。こちらもやはり、未経験か経験者かによって、考慮する条件が変わっていきます。

未経験の場合、中途採用を積極的に行っている企業を除き、30歳以下を採用ターゲットにしている企業があります。これは、人事職が会社の根幹にかかわる職種であることが理由です。

大きな会社であればあるほど、会社が一つの「家族・社会」であるかのように機能します。
一人ひとり個性の違う社員たちが纏まるためには、例えば「愛社精神」のような、社員の心のよりどころが必要になってきます。

人事職は、一人でも多く自社を愛する社員を育てるため、最大限に心を砕く側面があるのは否定できません。そのため、できるだけ会社や社員と馴染みやすい人材を確保したいと企業が考えていれば、若手層の候補者が評価されるかもしれません。

それでは経験者はどうなのかというと、判断する要素が人事未経験者の場合と全く別になります。人事職として、どのような経験を積んできたのかが重要になっていきます。
人事職の仕事は、採用業務だけというわけではありません。採用業務と併せて、社内コンプライアンスに関する仕事に携わる機会もあれば、部署によっては給与計算などのように経理とのセッションが必要になる場合もあります。
よって、自分の部署にフィットする能力や経験を持つ人材であれば、年齢に関係なく即戦力として採用される分野も少なくないのです。

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未経験で年齢も高い場合の転職は厳しい?

これまで述べたように、人事職も転職希望者の能力と経験によっては、年齢に関係無く十分転職するチャンスがあります。しかし、「未経験かつ年齢が高い」という人材の場合、採用側としては、年齢相応の経験を求めていて、それなりの年齢で人事未経験というのはネックになる場合もあります。

とは言うものの、人事職の転職は、年齢が一番の選考基準となっているわけではありません。年齢を考慮したうえで、人事の採用を検討している企業が必要としている能力・適性を備えているかどうかを総合的に判断します。

人事経験者であれば、蛇の道は蛇、自らの境遇を客観的に見極める目が発達しているはずです。
「自分が志望先企業の採用担当者だったら、どんな人を採用するのが良いか」を考えれば、自ずと自分がその企業にとって必要な人材かどうかをイメージできるでしょう。
また、未経験者であれば人事職について事前にリサーチした上で、自らの経験・スキルをどのように応用できるかを念頭に置いてアピールすることが大切です。
年齢だけにとらわれず、自分が応募先に貢献できる要素をしっかりとまとめ、転職活動に臨みましょう。

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