中小企業の経理に転職するメリット、大手企業との違い

経理・財務
2021/01/21

中小企業の経理に転職するメリット、大手企業との違い

中小企業の経理に転職するメリット、大手企業との違い

求人に掲載されている経理の多くは中小企業のものです。 経理職につきたいと考えると、やはり大企業という選択肢も捨てがたいですが、中小企業への転職が妥当とお考えの方もいるでしょう。 そこで今回は中小企業の経理職がどのようなものなのかについて解説します。


中小企業の経理業務

一口に中小企業といっても経営規模には大きな開きがありますが、一般的に中小企業の経理担当は大企業と比較すると人員が少ない傾向にあります。 大企業ほどには資力が豊かではないため正社員としてたくさん雇用するのが難しく、繁忙期にパートタイムで増員したり、業務自体を外注したりしています。 人員が少なければ当然一人当たりの経理業務の範囲は広くなります。 現金出納管理や伝票管理といった日々の業務から、経費精算や請求書発行などの月次業務、年次決算や年末調整などの年次業務まで、大方の会計・経理業務はひと通り任されます。

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中小企業の経理の特徴 大企業との違い

中小企業の経理と大企業の経理の主な違いとして、業務範囲と待遇の差があります。

業務の範囲の違い

中小企業の経理の最も大きな特徴は業務の幅が広範にわたることです。 大企業と比べると経営規模が小さくなるため、そこまで高度な知識や経験がなくてもひと通りこなせるという特徴もあります。

それに対して大企業の経理業務は細分化され、多数いる経理スタッフがそれぞれ専門で担当する分業制となっています。 経営規模が巨大なため、経理業務は複雑で高度になり、専門性も深くなります。

給与・福利厚生の違い

給与や福利厚生の面でも違いがあります。 どの役職についているかでも異なりますが、一般的には大企業のほうが中小企業よりも2~3割給与が高い傾向にあります。 福利厚生もしっかりしていて、住宅手当や育児休暇、ワークライフバランスへの対応なども大企業のほうが手厚いようです。 中小企業は経営基盤が弱く、人員も薄いため、大企業ほどには福利厚生が充実していないところが多いといえます。

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中小企業の経理に転職するメリット

それでは給料が高く福利厚生もしっかりした大企業が圧倒的に望ましいかというと、必ずしもそうとはいえません。 中小企業の経理に転職したほうがメリットのある場合もあります。

経理以外の幅広い業務が経験できる

同じ経理部門であっても業務の細分化している大企業とは違い、少数の人員で会社全体の経理業務をこなすのが中小企業です。 そのため中小企業の経理は多岐にわたり、ときには経理以外の業務、例えば総務、人事、生産管理といった部門も任されることがあります。 幅広い業務を経験できるため、会社経営の全体を見渡すことができるようになるのでやりがいを感じられるでしょう。

どんな業務もこなせるということは、どんな会社にも転職しやすいともいえます。 日本の企業の99%以上が中小企業であり、従業者数は約70%。求人の大半は中小企業によるものなのです。
前述のとおり、大企業の経理は分業制で専門性の高い仕事ですが、一方で担当業務はあまりわからない、ということも多くあります。大企業でキャリアを積んだからといって、業務範囲の広い中小企業の経理をこなすスキルがあるとは限らないのです。

その点、守備範囲の広い中小企業の経理でキャリアを積んでいれば、もし今後のキャリアアップを考える場合も、有利になるでしょう。

出世が早い

中小企業のほうが大企業よりも早く出世できる可能性があります。 大企業にはたくさんの経理が同じ部署で働いており、組織で動きます。組織に必要なのは個人の突出したスキルよりも、全体のチームワークやバランスです。

能力があるからといってあまり若いうちから出世させてしまうとほかの従業員の嫉妬や反感を招きかねず、出世は年功序列になりがちです。 実力主義を標榜する企業であっても、時間をかけて順々に昇進していくのが穏当でしょう。

一方で、中小企業ではそもそも雇用している従業員が少ないので、ライバルが少ないといえます。前任が退職・離職してしまえば、ほかの従業員を気にすることなく出世させてくれることもあります。
決算業務などの大きな仕事も早いうちから経験させてもらえますし、社内の業務改善といったプロジェクトなどにも深く関わることができます。 「早く出世したい」「早く実績をつくりたい」という人は中小企業に向いているといえるでしょう。

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中小企業への転職事例

転職事例①【M.Hさん(40代前半)・男性】

大学卒業後に新卒採用された大手文具メーカーで営業部門に。しかしすぐに自分はデスクワークのほうが向いていることに気づき、3年後に簿記1級を取得したことを機に転職しました。
食品流通会社の支部で経理や商品管理などをひと通り経験し、5年後に本社勤務。働いた分だけ実力を買われて昇進していくことにやりがいを感じていましたが、一方で残業時間も増えていきました。
結婚を機にワークライフバランスについて考えるようになり、妻の妊娠で転職を決意。 自宅から車で30分の距離にある食品加工メーカーに応募して採用されました。 前職の経験から食品業界に精通していたことに加え、経理だけではなく商品管理の経験も社内コミュニケーションに生かされるとの評価を受け、早くもマネージャー職のポストを期待されています。

転職事例②【O.Jさん(30代前半)・女性】

経理専門学校を卒業後、信用金庫に就職。もともと勉強が好きだったこともあり、簿記やFPを取得し、趣味の英語でもTOEIC800点を超えるレベルでした。出産で一時休職、すぐに職場復帰したい気持ちが高まりましたが、職場には保育サービスがなく復帰は諦めかけていました。そんなときに、海外にも支部を持つ金融会社のグループ企業で、育児の福利厚生が整い、英語のできる経理の求人に目に留まりました。
英文経理の経験はありませんでしたが、面接での高い英会話能力と学びに対する積極性を買われて採用。BATICの認定試験という新たな目標ができ、育児と仕事に充実した生活を送っています。

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中小企業から大企業キャリアアップするケースもある

幅広く高度な業務を若いうちから経験できる中小企業出身者であれば、大企業へのキャリアアップも可能です。 大企業には大企業なりの専門的な業務もありますが、中小企業でバリバリと経験を積んできた経理マンであれば、ほどなくして覚えられることばかりでしょう。
むしろ中小企業出身の経理のほうが、分業で与えられた業務しか知らない大企業の経理職よりもはるかに勝るスキルを身につけているケースも少なくありません。
中小企業のキャリアだからといって諦める必要はなく、大企業への転職も狙ってみてはいかがでしょうか。

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まとめ

中小企業の経理は、分業、専門型の大企業とは違って業務が多岐にわたります。 場合によっては総務など経理以外の業務につくこともあり、いろいろなことを経験してみたい人には中小企業のほうがやりがいを感じるかもしれません。経理部門の従業員数もかなり少ないため、大企業よりも早く出世できる可能性があります。
また給与や福利厚生は大企業のほうが待遇はいい傾向にありますが、給与よりも仕事に対するやりがいを優先させる人はけっしてめずらしくありません。その後のキャリアアップを考えるときには、中小企業から大企業への転職も十分可能です。中小企業を含め選択肢を多くもって、キャリアを考えていくとよいでしょう。

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