令和4年度(第72回)税理士試験が8月2日から開始!

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令和4年度(第72回)税理士試験が8月2日から開始!

今年の税理士試験は、2022年8月2日(火)から8月4日(木)の3日間にかけて実施され、11日30日(水)に結果発表がされる予定です。
令和4年度の税理士試験受験申込者数は36,852人で、昨年令和3年度の税理士試験受験申込者数35,774人と比べると対前年比103%と少し増加しています。

記事の前半は税理士試験受験申込者数・受験者数・受験率の推移、試験時の注意点を整理していきます。
そして後半では、試験後の求人動向についても解説します。
試験後のキャリアパスについて気になる方は、目次の4以降からがおすすめです。

受験申込は増加、実際の受験者は増えるのか?

■税理士試験受験申込者数・受験者数・受験率の推移

平成21年度(第59回) 平成22年度(第60回) 平成23年度(第61回) 平成24年度(第62回) 平成25年度(第63回) 平成26年度(第64回)
2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度
受験申込者数(実人数) 62,830 62,996 59,975 58,453 55,332 49,876
受験者数(実人数) 51,479 51,468 49,510 48,123 45,337 41,031
受験率 81.9% 81.7% 82.6% 82.3% 81.9% 82.3%

平成27年度(第65回) 平成28年度(第66回) 平成29年度(第67回) 平成30年度(第68回) 令和元年度(第69回) 令和2年度(第70回) 令和3年度(第71回)令和3年度(第71回)
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度2022年度
47,145 44,044 41,242 38,525 36,701 35,135 35,77436,852
38,175 35,589 32,974 30,850 29,779 26,673 27,339

81.0% 80.8% 80.0% 80.1% 81.1% 75.9% 76.3

税理士試験申込者数は、平成22年度(第60回)を境に減少し続けていましたが、昨年増加に転じ、今年も前年比103%(1,078人)と、会計業界に明るい兆しをもたらしています。

しかし、新型コロナウイルス感染症が流行、いわゆるコロナ禍での実施となった、令和2年度・令和3年度の税理士試験では過去平均で約80%程度だった実際の受験者率(※)が、70%台に低下していたことを考慮すると、実際の受験者数の動向が気になります。

※受験者率の算出式…受験者数(実人数)÷受験申込者数(実人数)=受験率

税理士試験受験を国税局等に申込書類を提出する期限の5月中旬と比較して、感染者数が増加しています。
平日に実際に試験会場に足を運ぶ必要があることを考慮すると、実際の受験者率が昨年並み、又はそれ以上に低下する可能性があります。

受験率の低下は税理士人口の減少を意味するため、単純には喜べませんが資格取得後の転職などを考えれば競争率が低下し、良い条件の求人に採用される可能性が高まるため、転職希望者にとって有利と言えるでしょう。

仮に過去10年平均の受験者率(80.17%)となった場合、実際の受験者は30,108人で昨対比110%(2,809人)の大幅増加となります。
一方で、昨年同等の受験者率(76.3%)の場合は実際の受験者数は28,118人となり、昨対比103%(819人増)に留まります。

受験申込者数(実人数)

受験申込者数(実人数)

36,852

 

シミュレーション

受験者率

受験者数見込(実人数)

昨対増減率

昨対増減数

過去10年平均

80.17

30,108

110

2,809

昨年並み

76.3

28,118

103

819

科目別受験申込者数

簿記論

財務諸表論

所得税法

法人税法

相続税法

今年

17,400

14,406

1,839

4,700

3,252

前年

16,032

13,696

1,954

4,917

3,517

対前年比

108.5

105.2

94.1

95.6

92.5

増減数

1,368

710

-115

-217

-265


消費税法

酒税法

国税徴収法

住民税

事業税

固定資産税

8,923

796

2,729

702

396

1,360

8,786

804

2,824

616

481

1,439

101.6

99.0

96.6

114.0

82.3

94.5

137

-8

-95

86

-85

-79

【参考URL】
令和4年度(第72回)税理士試験 受験申込者数(科目別・試験地別)

受験申込者数は若干増加していますが、科目別の受験申込者数の増減を見ると増加しているのは簿記論、財務諸表論、消費税法、住民税で、それ以外は昨年よりも減少しています。

一般的に税理士試験は、簿記論、財務諸表論を受験してから税法科目に挑戦する傾向があります。
税理士試験の受験者数が減少を続ける中で、当資格の登竜門である簿記論、財務諸表論の受験者数が増加したことは、来年度以降にその他の科目受験者の増加に繋がる可能性が伺えます。
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令和3年度(第71回)に続き会場分散で感染対策


昨年に続きコロナ禍での税理士試験実施となっており、試験会場の分散などの対応が取られています。
試験会場は12都道府県で20か所に分散されています。
また、国税庁では税理士試験の情報ページにて、
「新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を踏まえた注意事項について」を掲載し、
令和4 年度(第 72回)税理士試験を受験者向けに、注意喚起を行っています。


【参考URL】
国税庁「新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を踏まえた注意事項について」

この注意事項には、以下7つの項目があります。

1.検温の実施、体調不良の方の受験
2.マスクの着用、アルコール消毒・手洗いの実施
3.試験会場内の混雑緩和
4.試験室内の喚起
5.試験実施時の対応
6.その他

受験者に体調管理を徹底して試験に臨むことや、試験会場側でも十分な感染対策を講じることを促していますが、受験者側で対応する必要のある項目だけを抜粋します。

咳を繰り返す場合は受験拒否又は停止

「咳を繰り返すなどの症状が見られる方には、他の受験者への感染のおそれがあるため、健康状態を確認した上で、受験を拒否又は停止することがあります。」との記載がありますので、のどの調子が悪いなどの症状がある方は、注意が必要です。

マスク着用方法の指定

「マスクを着用していない場合は入場できません。」はもちろんですが、「マスクの着用に当たっては、鼻と口を確実に覆ってください。」という具体的な指定がされています。
サイズが合わないマスクをしていて、試験中に注意を受けるなどすると、集中が途切れる可能性があります。
普段使い慣れたマスクを持参するようにしてください。

係員の指示に従うこと

「感染拡大防止対策の徹底に関して、本注意事項を守らない場合や、係員の指示に従わない場合等には、受験を拒否又は停止することがありますので、ご注意ください。」と、管理監督する係員のルール厳守に対する記載があります。
不要なトラブルを避けるため、係員の指示や案内には注意を払っておきましょう。

ゴミの持ち帰り

「ゴミは各自持ち帰ってください(ゴミ箱の使用は禁止します。)」は、昨今、多くの施設で行われていますが、ゴミを持ち帰る袋などを用意し忘れてしまうことは良くあります。
ちょっとしたものが持ち帰れるビニール袋などを用意しておくと良いでしょう。
当該注意書きに記載がある内容に該当して、受験できなかった場合でも、追試験や受験手数料の還付等の特別な措置は予定されていませんので、注意しましょう。

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会計業界のキャリアパスを考えるなら8月・9月がお勧め

税理士試験の受験をされている方は、多くの時間を試験勉強に費やしているため、キャリアについて考える時間が取れていない方も多いのではないでしょうか。
そんな方にとって、税理士試験直後の8月後半から9月は、情報収集に最適な時期です。
すぐに転職をしないという方にとっても中長期的なキャリアパスを考える絶好のタイミングなので、一度、ご自身のやりたいことを振り返ってみてはいかがでしょうか。

実際に、税理士試験が一段落する8月後半から、例年、会計事務所の採用活動が活発になります。
多くの会計事務所で求人募集が発生するので、具体的にどのような選択肢があるのか?希望するキャリアに辿り着くために必要な要件はなにか?を、実際の求人情報を見ながら検討することができます。

また税理士の求人数は近年増加傾向にあり、これから更に求人数増加が予想されます。
税理士だけでなく、科目合格者も歓迎する会計事務所が増加しており、特に20・30代の科目合格者であれば、実務未経験者でも採用者が出ています。
人口とともに税理士受験者数は減っていますが、税務の転職市場では求職者の希望が通りやすい売り手市場が続いています。

求人数に対してライバルは少ないので、ワークライフバランス・勉強できる環境・働き方など、自分が優先したい条件を重視しながら勤務先を選ぶことができるでしょう。
税理士試験に合格せずとも、最低限5科目取得していると、就職・転職の間口が広がりますので、5科目合格以上の成果を目指すことがひとつのポイントです。

当社は税理士受験者就職・転職支援実績がありますので、試験の結果に合わせたキャリアをサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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税理士試験受験者におすすめのカウンセリング(個別相談会)のご紹介

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最後に

いよいよ税理士試験が開始します。
受験勉強や体調管理をし、日々努力を重ねられたことと思います。
皆様の頑張りが結果につながるよう願っております。

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