20代税理士は高く評価されるのか?キャリアアップの秘訣は?

税理士
2019/09/12

20代税理士は高く評価されるのか?キャリアアップの秘訣は?

国家試験である税理士資格は、学識・資格・職歴による受験資格は定められていますが、年齢制限はありません。
そのため、20代のうちに試験に合格して税理士として活動を始めることもできます。 では、20代で税理士となった場合、平均年収はいくらいなのでしょうか。
また、その後、どのような道筋のキャリアアップが考えられるでしょうか。
今回は「20代税理士」に焦点を当てて、その実態について詳しく紹介します。

税理士の合格者 20代は最も少ない

国税庁は毎年、その年度の税理士試験の結果を発表していますが、合格者数の年齢別の人数についても公表しています。
それによると、平成28~30年度までの3年間における、「25歳以下」と「26歳から30歳」の合格者数は以下の通りです。

平成30年度 税理士試験結果表(年齢別)

年齢 受験者数 合格者数
41歳以上 11,309 247
36~40歳 5,268 142
31~35歳 5,716 133
26~30歳 4,900 99
25歳以下 3,657 51

合格者数を年代別に見ると、最も多いのは41歳以上で、年齢が下がるにつれて合格者数は減少しています。
20代、30代、40代、50代と年代別に見た場合、20代の合格者の数は最も少ないです。
難関試験であるため、働きながら何年も時間をかけて資格取得を目指す人が多く、20代のうちで合格する人は極めて少ないのが実情です。

20代の税理士は高く評価されるのか?

一般的に20代では業務経験が浅いです。
特に、20代のうちに税理士試験に合格している人は、それまで試験勉強を中心に生活してきた人が多いので、基本的な社会人経験が少ないケースが多くあります。
そのため、転職・就職の際、即戦力を求めている会計事務所などでは、経験と人脈が豊富なベテラン税理士を高く評価することもあります。

ただ、20代であれば将来的に成長し、1からキャリアアップを図れる年代です。
将来的な戦力を求める会計事務所では、20代で実務経験が不足している税理士であっても、将来性が見込めれば積極的に採用します。

20代税理士の年収は?

国税庁の「平成29年分民間給与実態統計調査結果」によると、
20~24歳の給与所得者の平均年収は約236万8,000円、
25~29歳では約398万8,000円です。

そのため、20代全体で見れば、年収は約300万円が平均額といえます。
一方、20代税理士の年収は、勤務している会社やその人の能力によってももちろん前後しますが、おおむね500万円台前半が目安といわれています。
そもそも20代で税理士試験に合格すること自体が非常に難しいため、多くの人は税理士試験に何科目か合格して就職、または働きながら合格を目指して勉強する人がほとんどです。
その場合は、5科目合格して税理士資格を取得した人よりも年収は低くなるでしょう。
500万円というと同世代の他の業界に比べると給与面でかなり恵まれているといえますが、それだけ試験合格が難しいことを示しているわけです。

20代で税理士がキャリアアップするためには?

キャリアアップを目指す方法・秘訣は、自分が将来的にどのような税理士になりたいかによっても異なります。
先に述べた通り20代では税理士としての経験が少ないため、まずは実務経験を積んでいかなければなりません。
もし税理士として専門分野を持ち、特殊業務に従事したいと考えているのであれば外資系の企業に就職・転職することがおすすめです。
外資系企業であれば、海外拠点とやり取りすることも増え、税理士としての交渉力、語学力を大きく高めることができ、専門性の高いスキルを身に付けることが期待できます。
一方、安定した高収入を得て、将来的に税理士としての年収を着実にアップさせていきたいならば、大手の税理士事務所・会計事務所に就職・転職するのがおすすめです。
税理士全体の年収は700万程ですが、勤務先によって年収は大きく変わります。
大手の事務所であれば、「税理士資格保持者」は、給与も高くなるのが一般的です。
また、将来的に独立を希望しているなら、個人で経営している会計事務所で働くことも有益といえます。
実地で税理士としての経験を積めることに加えて、勤務時代に培った「人脈」を、独立後に活用できるでしょう。

まとめ

20代で税理士試験に合格することは困難ですが、有資格者であることを正当に評価してくれる事務所であれば、就職・転職にあたって一定の処遇を約束してくれます。
通常、20代のうちは働きながら税理士を目指す人が多く、既に資格を持っている人は、就職・転職において非常に優位です。

どのような税理士を目指すかによって、キャリアアップの仕方は変わります。
自分が得意とする専門分野を持ってキャリアアップを図るのか、安定した企業で年収を着実に増やしていきたいか、独立開業したいか等、まずは自分の将来像を20代のうちにしっかりと固めておくことが大切です。

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<参考>
国税庁『税理士試験』
国税庁『平成29年分民間給与実態統計調査結果」

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