税理士もキャリアを上げるために英語が必要!?

税理士
キャリア
2019/02/12

税理士もキャリアを上げるために英語が必要!?

 税理士もキャリアを上げるために英語が必要!

税理士といえば、お金の計算、数字の操作や管理が得意な専門家であり、その点が重宝されてきました。しかし、近ごろでは税理士にも英語力を求める声もあります。実際に税理士が英語力を身につけると、働き場の選択肢も広がるといわれますが、どのような背景があるのでしょう。

なぜ税理士のキャリアアップにも英語が必要なのか

納税の義務が憲法で定められている日本では、どんな個人も法人も、納税から無縁ではいられませんので、税理士に対する世間からの需要や期待はとても大きいものがあります。ただし、税理士の国内人口は増加する一方であり、すでに需要に対して供給過剰であると指摘する声もあります。

税理士の業務は、納税に関する申請代行や、その前提としての記帳代行や出納管理、そして税務に関するコンサルティングなどが主流です。しかし、そうした税理士の独占業務はすでにコモディティ化しており、それだけで有り難がられることは少なくなっています。地方都市であればまだ一般的な税理士も頼りにされるでしょうが、税理士が集中している首都圏や大阪、名古屋周辺では、独占業務を正確にこなすだけの税理士は飽和しており、他との差別化ができないため、クライアントの獲得が難しく、事務所の経営も厳しくなりやすいでしょう。

一方で、需要に対して供給が決定的に足りないのが、外国語スキル、特に英語スキルの高い税理士です。つまり、国内だけに偏らず、国境を超えて外国の案件とも積極的に関わったり、実際に海外拠点に赴任したりできる税理士が大変不足しているのです。

需要に対して供給が不足しているからこそ、英語のできる税理士に対しては好待遇で迎え入れられることが多いのです。

英語を使用する税理士の仕事とは

税理士が英語を使う場面は、意外に多くあります。代表的なところでは「ビッグ4」とも呼ばれる大手の税理士法人における国際税務を挙げることができます。

世界的に展開する4大会計事務所として、

  • プライスウォーターハウスクーパース
  • デロイト
  • KPMG
  • アーンスト&ヤング
があります。そして、これら4大会計事務所の日本法人の税務関連ファームとして、国内税理士法人の「ビッグ4」が存在しているのです。具体的には次の通りです。
  • PwC税理士法人
  • デロイト トーマツ税理士法人
  • KPMG税理士法人
  • EY税理士法人
それぞれの税理士法人が順番に、各4大会計事務所と関連しています。

こうしたビッグ4の税理士法人には、世界展開するグローバル企業や外資系中小企業なども多く含まれていますので、そのコミュニケーションや資料の読み解きなどで、英会話能力や英文読解力などが求められるようになります。

もし、外国の企業が日本に進出してビジネスを行おうとするときには、日本国内の税制のしくみや具体的な税額などについて英語に翻訳してクライアントに説明できると説得力があります。

また、日本法人における納税処理や決算対応を任されることもあります。この場合も英語でのコミュニケーションができるといいでしょう。経営者との税務コンサルティングも英語でこなせるだけの会話力があれば十分に活躍できます。また、タックスヘイブン税制(租税回避)などに関する知識や事務処理技能を身につけていれば、外資系企業の本国経営者からも頼りにされることでしょう。

加えて、日本国内の大企業をクライアントとしていたり、その経理部などに勤務している組織内税理士も、国際税務や英語と無縁ではいられません。大企業がグローバル進出する場合には、日本語が通じない拠点に赴任することもありますし、国内で仕事をする場合でも、IFRS(国際財務報告基準)が導入されていれば、その最新情勢について情報収集したりする場面などで英語力が求められるのです。

英語ができる税理士は、できない税理士に比べて年収が高い?

英語のスキルが高い税理士は、そうでない税理士と比べても年収は上がりやすいです。英語能力だけでなく、他国の税制について直接法律の条文を読み取って理解したり、日本の税制を外国人経営者に対して説明したりする力を身につけておくと重宝されます。

一般的な税理士であれば、日本の税制についてわざわざ税法の条文を紐解いて調べる機会は少ないかもしれません。しかし、海外の経営者に税制を説明するときには具体的な法律の条文まで紹介を求められることがあります。

もっとも、税理士が英語能力を求められるとしても、求められる水準は様々です。英語で書かれた領収書の費目さえ読み取れれば十分な場合もあれば、高度な経済用語も含む高い英会話能力が必要となる場合もあります。

いずれにせよ、英語ができる税理士は日本において貴重な存在であり、年収は上がりやすい傾向にあります。派遣など非常勤の税理士であっても、手厚い待遇で迎え入れられるほどです。

今後のキャリアアップの為に税理士は英語を取得しておこう!

 今後のキャリアアップの為に税理士は英語を取得しておこう!

税理士と英語という組み合わせは意外に思う人も多いかもしれませんが、このグローバル化時代の波に税理士業界も例外なく揉まれているのは確かです。今後のキャリアアップのためにも、税理士はできるだけ英語を取得しておき、転職先の選択肢を広げておくようにしたいものです。

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<参考>
・Jewelry ∞ Life 税理士は英語が必要ないお仕事?

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