病院が募集する経理の求人が増加中!病院内での経理職の仕事を解説

更新日:2023/04/01
経理・財務

病院が募集する経理の求人が増加中!病院内での経理職の仕事を解説

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経理はどの業種でも必要とされています。 経理を目指している方の中には、病院の経理にチャレンジしてみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、病院と一般企業では経理の業務にどのような違いがあるのかについて解説していきます。
病院での経理を志している方は参考にしてみてください。


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病院内での経理の仕事とは?

病院内の経理といっても、基本的な仕事内容は一般企業の経理と同じです。
病院を一般企業のように考えていただくとわかりやすいかもしれません。
一般企業での他部署のメンバーにあたるのが、病院に経理として就職した場合は、院内関係者(経営陣・医師や看護師などの専門職・事務員など)となります。

なお、病院内で働いていますが、経理が病院を訪れた患者さんと直接交流することは基本的にはありません。
また病院での勤務と考えると、不規則な勤務になりがちというイメージを持たれる方もいるかと思いますが、バックオフィス業務は一般企業とほぼ同じ待遇です。
勤務時間は窓口が開いている時間であることが多く、正社員であれば有給取得も可能です。
病院の方針によってはシフト勤務以外にも土日休みで勤務できる求人もあります。

仕事内容は、病院の規模によります。比較的大きな病院であれば、経理の仕事に専念しやすいですが、小さな病院の場合は、時には経理以外の業務を兼任することもあります。
主な仕事を見ていきましょう。

決算業務

一般企業では、会計期間(通常1年)ごとに決算日を設けて決算手続きを行います。医療法人である病院でも、決算があることは同じです。日次業務・月次業務を積み重ね、決算を行います。
なお、医療法人は、病院会計準則に従い、財務諸表を作成します。
財務諸表は、貸借対照表・損益計算書・キャッシュ・フロー計算書・附属明細表の4つを指します。

理事会など経営幹部への資料作成

経営幹部が、病院の経営状態を把握し、予算計画等を立てるための資料を作成することも経理の仕事です。資金繰り表など、様々な資料を作成します。

請求書作成・支払処理

請求書作成や支払処理があることも一般企業と同じです。
医療機器メーカーなどの取引先に請求書を作成し送付したり、あるいは受領した請求書の内容を確認し請求額が正しければ期日までに支払うなどの業務を行います。

出納業務

お金の出し入れを管理する出納業務。病院の場合、窓口での入金管理や、入院費等の回収、取引のある金融機関への振込処理などの業務が行われています。

人事労務業務

病院によっては、経理部門と人事労務部門が分かれていないところもあります。分かれていない場合は、人事や労務の業務と、経理業務と兼任します。
給与計算、所得税の納付、賞与計算、社会保険や労働保険の加入手続きなど、様々な業務を行います。

総務・庶務業務

総務・庶務の部署が分かれていない場合は、こちらも兼任する場合があります。備品の発注や、来客・電話対応、施設管理など、多様な業務を行います。

【参考URL】
MoneyForwardクラウド会計『経理とは?業務・仕事内容と流れを解説!会計・財務との違いは? 』


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病院の経理の仕事に資格は必要?

病院の経理の仕事に資格は必要?

病院での経理と聞くと、医療事務と混同してしまう方もいますが、両者は別の仕事です。
経理の場合は、医療関係の資格は基本的には必要ありません。
ただし、病院の経理として働くので、病院に関する基礎知識はあった方が良いと言えます。
企業研究の一環として、医療経営関係の入門書を読んだり、応募先の病院が専門にしている診療科目の基礎知識や、診療報酬の流れなどを事前に学んだりしておくことが有効です。
病院での経理は、病院経営に関わってくる仕事なので、応募先の病院についてある程度学んでおくと良いでしょう。

なお、経理と医療事務は別の業務なのですが、病院によっては人員の関係などから兼任して業務をこなすことが求められる場合もあります。その場合は、医療事務の資格が基本的には必要です。

医療事務とは、主に医療機関において患者様の応対をする受付業務や、会計・診療報酬請求業務などを行う仕事です。
病院の経営に関わる業務は基本行いません。
この点だけ見ても経理と異なることがわかります。
なお、医療事務は国家資格ではありませんが、民間の資格は数多くあります。
医療事務を希望する場合、資格がなくても応募できる求人がないわけではありませんが、資格があった方が有利ですし、日々の業務にも役立てることが可能です。

また、病院の経理に応募するのに資格が必須というわけではありませんが、一般的な経理資格は持っておくと有益です。
日商簿記であれば2級以上を取得しておくと良いでしょう。
日商簿記2級は、努力次第で独学での合格も目指せます。
より確実に合格したい方は、スクールなどに通う方法も有効です。
近年ではオンライン講座なども充実しています。
日商簿記2級を持っていると、病院に限らず経理職に応募するときに役立つことが多いです。
また、資格を取得することで日々の業務を体系的に理解できるなど、実務にも役立ちます。

他にも、公認会計士や税理士の資格がある方はより高度な知識の証明になります。
ただし、なぜその資格を持っていて病院の経理を希望しているのかは説明できるようにしておくことが大切です。


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病院経理への転職を成功させるために自分の希望を洗い出しておこう

一口に病院経理と言っても、病院の規模感は様々です。病院の規模によって、求められる仕事に違いがあります。
経理業務に専念したい場合は、ある程度規模が大きく、経理部門が独立している病院を選ぶことがおすすめです。
逆に様々な業務を幅広く経験したい場合は、経理以外の部門を兼任している病院を選ぶ方法が効率的と言えます。事前に自分の希望する条件を洗い出しておくと良いでしょう。
実際に応募先の病院にかかっている人の口コミを参考にして、どのような病院なのかイメージをしておくことも大事です。
もし不安がある場合は、病院の経理への転職サポート実績が豊富な転職エージェントに相談してみると良いでしょう。
転職エージェントのアドバイスをもとに活動することで、よりスムーズに転職活動を進められる場合もあります。

病院の経理は未経験から応募できる場合もありますが、一般企業であっても多少なりとも経理の経験が求められることが一般的であるため、簿記などの資格を取得した上で実務経験を積んだうえでチャレンジすることをおすすめします。
もちろん、未経験応募可能な病院経理案件が全くないということはありませんので、資格取得をした上、漏れなく求人情報を網羅して収集するとよいでしょう。
既に経理業務の経験がある方は、自分はどのような業務をこなすことができるのか第三者にわかりやすく説明できるように、棚卸しして整理しておくことがポイントです。

【参考URL】
HuproMagazine『病院の経理はどんな仕事内容?一般企業と異なる?』
資格の学校TAC『医療事務とは?』


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まとめ

病院の経理についてご紹介しましたが、業務へのイメージを膨らませることができましたでしょうか。
病院の経理は医療事務とは違います。
病院経営を陰で支える縁の下の力持ち的な存在で、なくてはならないものです。
働く場所が医療法人になるので、一般企業の経理とは日常業務で使用する用語などが異なる場合はありますが、基本的な待遇や業務内容は同じところもあると言えます。

ただし、病院の規模によっては、経理に専念する形式ではなく、人事労務・総務庶務・医療事務などを兼任する場合があるので注意しましょう。
自分の望むキャリアを明確化しておき、自分の望むスタイルで働ける職場を選ぶことが大切です。
転職について迷った場合は、転職エージェントに相談することもおすすめと言えます。
特に病院経理の転職に強い転職エージェントに話を聞くと、有益なアドバイスをもらえる可能性が高いです。

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この記事を監修した人

カナダ州立大学卒業後、新卒でMS-Japanへ入社。求人企業側の営業職を経験した後、2014年にキャリアアドバイザーへ異動。2016年からは横浜支社にて神奈川県内の士業、管理部門全職種を対象にこれまで3000名以上のカウンセリングを担当。現在は関東全域を対象に経理・財務・経営企画・CFO・公認会計士・税理士・税理士補助スタッフなどの会計系職種を幅広く担当。
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