キャリアアップを狙う第二新卒者の転職先に経理をおススメする理由
第二新卒者がキャリア構築をする上で、次の転職先は重要な選択になります。
多くの企業にとって20代半ばである第二新卒者は歓迎できる人材であるため、未経験の職種であっても十分採用される可能性はあると言えます。
もし第二新卒枠を狙った転職を考えているのであれば、経理への転職はいかがでしょうか。
第二新卒の次の転職先として、経理はとてもおススメの職種です。
その理由を詳しく解説していきますので、是非今後の参考にしてみてください。
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目次
- まずは経理の求人をご確認したい方はこちら
- 第二新卒者の転職先に経理をおススメする理由
- 未経験でも経理に向いている人とは?
- 経理への転職で有利になる資格は?
- 【例文】経理の志望動機・自己PR
- 第二新卒歓迎の経理求人の探し方
- 当社で紹介できる第二新卒向けの経理求人
- まとめ
第二新卒者の転職先に経理をおススメする理由
第二新卒者とは、学校を卒業して就職したものの、数年のうちに離職して転職活動をする求職者のことを言います。
おおよそ3年以内に離職した場合を指すため、年齢は20代半ばとなりますが、学歴も多様化しているため、厳密に25歳前後でなくてはならないというわけではありません。
厚生労働省が発表している離職率統計によると、大学新卒者の3割ほどが新卒として入社した企業を3年以内に退職しているため、
人手不足に悩む企業から見れば、転職市場に安定して流入してくる若手の人材である第二新卒者はとても魅力的であり、多くの企業が積極的に採用しています。
このような背景により、第二新卒者の目の前にはキャリアの選択肢が豊富に用意されていると言えますが、中でもおススメの職種は経理です。
経理はどの企業にも必要な部門である
管理部門である経理は売上をはじめとする会社の業績に直接寄与するポジションではないものの、会社の状況でお会計という観点から適切に把握し、
その後の経営戦略を立てる上で非常に重要なポジションです。
どんな企業にも経理機能は必要となるため、汎用性の高いスキルを身に付けることができます。
キャリアアップに必要なスキルが明確である
経理の転職では実務経験が大きな評価ポイントとなるため、日々の業務への取り組みは自分の人材価値の向上へと直結していきます。
第二新卒者・未経験として経理のキャリアをスタートさせた場合、まずは現預金の管理や納品書・領収書の発行およびチェックなどの日次業務からスタートし、
請求書の発行や経費の支払いといった月次業務を担うようになり、決算や税務申告などの年次業務に従事したり、予実差異分析などの管理会計に業務幅を広げたり、
とステップアップしていきますので、20代のうちから時間をかけて実務経験を積んでいけば、転職市場でより高い評価を得やすくなります。
業務を通じて経理に関する専門知識も身に付けられるので、資格取得に向けた勉強にも通じ、資格取得することで更なるキャリアアップにつながっていくなどの好循環を期待できます。
経理は他の職種に比べて年収が高い
ビジネスメディア「Manegy」の調査によると、20代以下の経理職の平均年収は384万となっており、20代の平均年収が341万円であるのと比べれば、経理職は高年収であると言えます。
経理の年収は年齢に比例して上がっていく傾向が見られるので、第二新卒者として経理のキャリアをスタートすれば、30代で日本人の平均年収を上回る500万円前後の年収を得やすくなります。
【参考URL】
・
経理の平均年収はいくら?年収アップのポイントをご紹介
未経験でも経理に向いている人とは?
業務未経験であっても、以下のような特徴・性格をもつ人は経理への転職に向いています.
コミュニケーション能力の高い人
会計に関連するスキル以外にも、これまでに培ってきた能力がアピール材料になる場合もあります.
たとえば、営業職で培ったコミュニケーション能力が挙げられます.
経理では複数人がチームとして業務に取り組むことが多いため、同じ部署のメンバーとの円滑なコミュニケーションが欠かせません.
部署内に限らず、営業部に売掛金の取り扱いについて確認したり、経営陣が財務のために必要としている資料についてやり取りしたり、コミュニケーション能力が求められる場面は多々あります.
数字に抵抗感がない人
経理は会計データ、すなわち数字を一日中扱う業務なので、数字に強い人に向いている職種です。また計算ミスや数字の入力ミスにすぐに気づけるなど、数字に対する感度が高い人は、スムーズに業務を進められるでしょう.
さらに子どもの頃にそろばんを習っていた人、暗算が得意な人、学生の頃に算数・数学が得意だった人など、数字に苦手意識や抵抗感がない人も、経理部門に向いています.
コツコツ仕事ができる几帳面な人
経理の仕事は基本的にデスクに座ってコツコツと業務を行います。そのため、何時間にもわたってPCの画面を見て業務を続けられる集中力、几帳面さが不可欠です。「椅子に座っているよりも、外回りをするほうが好き」「頭を動かすよりも、体を動かすほうがよい」といった人は、経理に向いているとはいえません.
また、細かいところに気を配れる人、仕事上のミスが少ない人も経理に向いています。「大雑把でもとりあえず最後までやっておく」「多少のミスは気にしない」といったことを日常的に行っている人は、経理には不向きといえます.
経理への転職で有利になる資格は?
第二新卒者が経理に転職する場合、以下の資格を取得しておくと有利です.
簿記2級以上の資格取得
経理への転職に成功するためのポイントとしてまず挙げられるのが、簿記2級の資格を取得することです.
ワンランク下の簿記3級の取得もアピール材料になりますが、基本的な商業簿記のスキルだけでなく、工業簿記まで習得している証しとなる2級を取得したほうが、高く評価されやすくなります.
簿記の資格には大きくわけて「日商簿記」「全経簿記」「全商簿記」の3種類がありますが、このうち商工会議所が主催している日商簿記は、転職活動において評価されやすい資格です.
全経簿記は全国経理教育協会が主催する資格試験で、専門学校の学生向けの試験として位置づけられています。また全商簿記は全国商業学校協会が主催する簿記検定であり、商業科の高校生が多く受験する資格です。つまり全経簿記、全商簿記ともに学生が取得を目指す資格であり、転職市場で評価されるのは、社会人が受験者の多くを占める日商簿記であるわけです.
日商簿記は難易度が低い順に、簿記初級、3級、2級、1級のランクがあり、3級までは商業簿記のみですが、2級以降は商業簿記と工業簿記の両方を学ぶ必要があります。1級になるとさらに会計学、原価計算も出題範囲となり、合格までに多くの学習時間が必要です。それだけに取得すると会計事務所への転職活動の成功率は一気に上がります.
しかし日商簿記1級は出題範囲が広い上、合格率は毎年10%程度です。1級を取得してから転職するというプロセスでは時間がかかりすぎるので、まずは2級の合格を目指すとよいでしょう。2級の出題範囲は3級までに学ぶ内容を前提としているため、特に学生時代から簿記・会計学についてまったく学んでいない人であれば、最初に3級の取得を目指して、それから2級を目指すのが無難です.
【例文】経理の志望動機・自己PR
第二新卒で経理を目指す場合の志望動機と自己PRの例文をご紹介しましょう.
志望動機例文
20代前半女性 日商簿記2級 医療事務の資格を取得
現職の病院事務での業務を通して、経理部門が企業経営において重要な役割を担っていることを知り、将来的にぜひ経理の専門職として働きたいと希望するようになりました。先日、日商簿記2級を取得したため、それを機に経理部門への転職を決意し、業務未経験でも経理職としてキャリアアップを目指せる貴社を志望いたしました。前職では事務職としてコミュニケーション能力を身につけることができ、経理の能力だけでなく調整力も求められる経理部門でも、これまでの経験を活かせると考えております。将来的には貴社の経営基盤強化に貢献できるような人材に成長していきたいです。
「志望」について書く場合、未経験者の場合は「経理職を目指した理由」と「その企業を選択した理由」の二つについて触れておく必要があります。また、自分の将来像についても述べておくのが望ましいです。
NGなのは、自分の志望動機ばかり述べて、「企業側が自分を採用することでどのようなメリットがあるのか」という点を明記しないことです。自分の経験が転職希望先の企業において、どう活かせるのかを伝えないと高評価は得られないので注意しましょう。また、「まじめに取り組みたいです」や「懸命に努力を続けたいです」など、社会人としてもつべき当たり前の仕事への姿勢・態度を記述してもアピールにはなりません。
自己PR例文
現職の営業部門では、売上を上げるのはもちろん、原価・経費などに目を配って利益率を高めるために必要な改善点を発見し、営業所全体として前年同期比10ポイント以上の経常利益率向上に貢献しました。この経験から、企業の収支状況を把握する経理の重要性を理解し、将来的に経理職としてキャリアを積んでいきたいと考え、先日簿記2級を取得しました。貴社に就職後はこれまで培ったコストを抑えることへの意識、さらには簿記の知識を活かし、業績アップに貢献できるよう経理業務に取り組んでいきたいと思っております。
前職で自分がもたらした成果・実績、さらには取得した資格についてわかりやすくアピールすることが大切です。実績を示すときは、数値など具体性のある成果を記述すると説得力が高まります。
NGなのは自分の実績・成果について「盛る」ことです。嘘はいつかばれる恐れがありますし、何よりも「偽りを言って採用された」という事実は、自分に自信がもてない要因になったり、「いつかばれるのではないか」とビクビクしながら仕事をすることになったりするため、実際のところ自分のことを後々まで苦しめることになります。
第二新卒歓迎の経理求人の探し方
経理求人を第二新卒者が探す方法としては、以下の二つがあります。
転職サイトに登録する
オーソドックスな方法の一つが、転職サイトに登録をして「第二新卒歓迎・未経験OK」の求人に応募していくという方法です。しかしこの方法では検索条件が限定されるため、自分が考えている将来的なキャリアに合った求人を見つけられるとは限りません。
転職エージェントを利用する
より効率的、かつ自分の希望に合った転職先を見つけたい場合は、転職サイトよりも転職エージェントがおすすめです。転職エージェントでは業界の知識を豊富にもつキャリアアドバイザーのサポートを受けることができ、面接対策、履歴書の添削、非公開求人の紹介、面接のスケジュール調整、待遇面の交渉などを行ってくれます。
当社で紹介できる第二新卒向けの経理求人
以下に、MS-Japanで取り扱っている第二新卒者向けの経理の求人をご紹介します。
MS-Japanは経理をはじめとする管理部門に特化した転職エージェントであり、第二新卒者の経理への転職実績を豊富にもっています。ご紹介する経理の求人はMS-Japanが取り扱っている求人のごく一部なので、もっと多くの求人をチェックしたい場合には、ぜひMS-Japanへお問い合わせください。
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1)経営管理課:管理会計(決算、海外子会社の決算関連業務含む)
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【業務内容 】
今回ご入社いただく方には、まずは事業部の経理業務を行っていただき、ジョブローテーションで本社経理や連結決算、経営企画などの業務を行っていただくことを想定しております。
転職を希望する第二新卒者がMS-Japanを利用する場合には、完全無料で利用できます。利用登録を済ませたら、担当のキャリアアドバイザーとキャリア相談を行い、どのようなスキルをもっているのか、どういったキャリアプランを描いているのか、 などを共有した後、皆様それぞれに合った求人の紹介を受けられます。
応募書類のブラッシュアップや、面接対策の協力を受けられたり、内定後の交渉を代行してもらえたり、と手厚い転職サポートを期待できますので、 まずは利用登録だけでも済ませてみてはいかがでしょうか。利用登録することで、上でご紹介した以外の求人も多数閲覧できるようになります。
まずは経理の求人をご確認したい方はこちら
経理の求人情報
上場企業の経理マネージャーやIPO準備企業の経理部長候補などの高年収が見込める求人から、20代・30代向けのスタッフ層求人、
未経験OK求人など、幅広くご用意しております。
サイト上に公開されている求人はごく一部です。会員登録でより多くの求人をご確認いただけます。
まとめ
人材不足が続く転職市場において、若さという武器をもつ第二新卒者を積極的に採用したい企業は多く、スムーズに転職できる可能性が高いです。
しかし、今後のキャリア選択でミスができない以上、どの職種を選ぶのかはとても大切です。もしも職種選びに迷っているようであれば、ぜひ、経理への転職も検討してみてください。経理は比較的高い年収を得ながら、日々の業務を通じて将来に向けた着実なステップアップを叶えやすい職種であり、未経験であってもキャリアをスタートさせやすいのが魅力です。
経理という職種についてもっと知りたい、自分に経理としての適性があるのかわからない、といったときにはMS-Japanへとぜひご相談してみてください。第二新卒者の転職サポート実績をもつMS-Japanであれば、相談だけという方も安心してお問い合わせできます。
転職エージェントの活用は転職サイトの利用と同じく、今日の転職活動の主な方法の一つとなっており、より効率的な転職活動を実現しやすくなります。経理への転職であれば、管理部門に特化した転職エージェントであるMS-Japanの利用がおすすめなので、まずは利用登録だけでも済ませてみてはいかがでしょうか。
この記事を監修したキャリアアドバイザー
大学卒業後、大手出版系企業を経て現職へ入社。
主に大手・新興上場企業を対象とする法人営業職を4年、キャリアアドバイザーとして10年以上に及ぶ。
経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 会計事務所・監査法人 ・ コンサルティング ・ 役員・その他 ・ IPO ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!
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