キャリアブレイク経験者は何割?過ごし方や期間、満足度などを調査



皆さんは近年注目されている「キャリアブレイク」をご存じでしょうか。キャリアブレイクとは、一時的に離職・休職し、資格取得などのスキルアップやキャリアの見直しをすることを指します。
仕事をしていない期間としてネガティブな印象を持つこともある「キャリアブランク」と異なり、「キャリアブレイク」は将来のキャリアのための必要な期間としてポジティブな意味で使用される言葉です。
今回は、「キャリアブレイク」の知名度やイメージ、経験有無などに関するアンケートを実施し、結果をまとめました。
経験者へ期間や過ごし方、満足度も調査したので、ぜひ参考にしてみてください。
キャリアブレイクの知名度は47.6%
始めに、キャリアブレイクを知っているかどうかを聞いてみました。
「意味を知っている」は19.8%、「聞いたことがあるが、意味は知らない」が27.8%と、半数近くの人がキャリアブレイクを知っていることが分かりました。
職種別、年代別で詳細を見てみましょう。
業務上関連性の高い人事において、41.1%が「意味を知っている」と回答しています。「聞いたことがあるが、意味は知らない」と回答した人も合わせると、64.3%がキャリアブレイクを知っているようです。
また、どの年代でも4~5割の人がキャリアブレイクを知っていると回答していました。
キャリアブレイクのイメージは?
アンケート調査時に、「キャリアブレイクとは、一時的に離職・休職し、資格取得などのスキルアップやキャリアの見直しをすること」と説明した上で、イメージを聞きました。
「新しいスキルや知識を習得する良い機会」が56.0%と最多で、「経済的な不安がありそう」が38.0%、「リフレッシュして心身を整えるために重要」が37.8%と続きました。
以下では、年代別、男女別で上位3つをまとめています。
どの年代も最多は「新しいスキルや知識を習得する良い機会」とポジティブな印象を持っているようです。
しかし、40代は「経済的な不安がありそう」と回答した割合が他の年代よりも多く45.4%を占める結果となりました。要因の一つとして、子育て中の方が多いことが挙げられます。
男性は、1位が「新しいスキルや知識を習得する良い機会」の57.9%、2位が「リフレッシュして心身を整えるために重要」の36.0%、3位が「経済的な不安がありそう」の35.7%でした。
一方女性は、1位が「新しいスキルや知識を習得する良い機会」の50.5%、2位が「経済的な不安がありそう」46.6%、3位が「リフレッシュして心身を整えるために重要」が43.7%でした。
男性の方が、比較的ポジティブな印象を持っている傾向が見られます。
キャリアブレイク経験者は10.4%
キャリアブレイク経験の有無を聞いたところ、10.4%の人が「経験したことがある」と回答していました。
職種別でみると、認知度・知名度共に高い「人事」が17.9%と最多で、「士業・士業事務所スタッフ」が15.6%、「管理部門・士業以外」が10.1%と続きます。
また、年代別では「40代」が13.0%と最多で、最も経験者の割合が少ない「50代」の8.5%と4.5%の差がありました。
さらに、男女別では「女性」の方が「男性」よりも7.0%経験者の割合が多い結果となりました。
キャリアブレイクの期間や過ごし方は?
キャリアブレイク経験者に詳細を調査してみました。
期間を聞いたところ、最多は「1年以上」の37.0%でした。一方で、1ヶ月未満と短期間の方も全体の19.6%を占めており、ご自身の状況や目的に合わせて期間を設定しているようです。
また、キャリアブレイク中の過ごし方を聞いたところ、「資格取得のための勉強」をしている人が58.7%と6割近くを占めていました。
キャリアブレイクの満足度
キャリアブレイク経験者に満足度を聞きました。
「非常に満足」が42.2%「どちらかというと満足」が37.8%と、80.0%が満足していることが分かりました。
キャリアブレイク未経験者のうち、40.5%が「経験してみたい」と回答
最後に、キャリアブレイク未経験者にキャリアブレイクを経験してみたいかを聞きました。
40.5%が「経験してみたい」と回答しており、年代別では20・30代が58.5%を占めています。前述のキャリアブレイクに対するイメージに関する調査内容の通り、経済的不安はありつつも、今後のキャリアのために時間をつくってみたいと考えている方が多いようです。
男女別では、男性は41.5%、女性は37.7%が「キャリアブレイクを経験してみたい」と回答していました。
調査概要
調査方法:WEBアンケート
調査テーマ:「「キャリアブレイク」に関する調査」
有効回答数:450名
調査実施日:2024年9月14日~9月22日
調査主体:株式会社MS-Japan
※本調査のグラフ内の構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がございます。
■■本リリースの転載・利用に関するお願い■■
本調査結果を掲載・利用される場合は、
出典「MS-Japan調べ(https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12564.html)」と明記をお願いいたします。
まとめ
今回は、「キャリアブレイク」に関するアンケート調査をまとめました。
経験者は約1割ではあるものの、働き方も多様性を持っている方が増えているため、今後より増えていくのではないでしょうか。
キャリアブレイク以外に、転職で理想のキャリアを叶えるのも手段の一つです。
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