会計事務所転職準備

2024年03月15日

会計事務所業界の転職における特化型エージェントの活用方法

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MS-Japanキャリアアドバイザーの鈴木です。
私はこれまで、主に会計事務所、弁護士事務所の担当を持ちながら士業領域での転職を検討している方のカウンセリングを担当しています。

本記事では、会計事務所業界で働く人、これから働きたいと考えている人に向けて、会計事務所業界の転職でどのように特化型エージェントを活用すればいいのかを解説いたします。

これから転職を考えている方は、是非参考にしていただけますと幸いです。

そもそも転職エージェントとは…

求職者と求人事務所の間に立ち、求職者が新しい仕事やキャリアの機会を見つけるのを支援するプロです。求職者のスキルや経験、キャリア目標を評価し、それに適した仕事や企業を紹介します。
また、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、求人情報の提供、交渉の支援など転職プロセス全体をサポートします。

＜エージェント利用の流れ＞
登録 → 面談 → 求人紹介 → レジュメ添削 → 面接 → 内定

☑ 詳細はこちらのページでご確認いただけます。
MS Agent サービスの流れ

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会計業界の転職事情

現在の会計業界における転職事情はまず「売り手市場」ということです。
ここ数年、求人を出しても応募がこない、内定を出しても求職者が他の事務所に転職してしまう等、採用に苦戦する事務所が多く存在しています。

このような市況感のため、会計事務所経験者や資格保有者の市場価値は年々高まっており、この価値を最大限に活用する可能性を転職活動は秘めています。
つまり転職によってキャリアアップや希望を叶えやすい状況ということです。

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専門的な業界だからこそ特化型転職エージェントを

転職エージェントは大きく二つに分かれます。

総合型転職エージェント	多種多様な案件を広く取り扱っています。
特化型転職エージェント	一定の業界や職種に精通したアドバイザーが業界事情を考慮したうえで転職のサポートを行います。

税理士や会計士等いわゆる専門的な士業業界では、特化型エージェントに非公開求人を含む多くの求人が寄せられます。特化型エージェントは非公開の取り扱い求人が多く、特化した業界への圧倒的な知識量、過去実績をもとに転職成功へと導きます。
また、業界に精通したプロのアバイザーから支援してもらえるので、業界事情やキャリアパスを含めなんでも相談することができます。

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特化型エージェントの活用方法

それではエージェントの活用方法を選考フェーズ別に紹介します。

面談

面談では専任のキャリアアドバイザーが付き、これまでの経歴の確認や希望に沿った求人の紹介がされます。面談を有効にするポイントは以下の通りです。

・転職理由や希望条件は本音ベースでしっかり伝える
・紹介された求人の応募可否は理由も添えて答える

以上2点を意識していただくことで、キャリアアドバイザーは求職者の志向を正確に把握することができ、精度の高い求人の紹介に繋がります。
仕事をしながらの転職活動は時間的な余裕もなく労力を強いられるので、エージェントをうまく活用して理想の事務所へ最短ルートでたどり着けるようにフォローしてもらいましょう。

応募

どういった求人に何社ほど応募するのか、また最初のハードルである書類選考の通過率を上げるために書類の添削やアドバイスをもらいましょう。応募時のポイントは以下の通りです。

■レベル別、志望度別に何社応募するのか相談する

ハイレベルな求人ばかり応募するのではなく、レベル及び志望度別に適正な応募数のアドバイスを貰い、応募先を選定していきましょう。
※インターネットに掲載されている求人はごく一部で、非公開の求人を扱っているのがエージェントです。自身では出会うことができなかった求人を紹介してもらえるのもエージェント利用のメリットです。

■書類の添削

選考通過率の上がる書類になるように添削してもらいましょう。

面接

書類選考を通過したら次は面接です。面接の日程調整から面接前の対策までキャリアアドバイザーに適宜フォローしてもらいながら進めていきましょう。

■日程調整

就業しながら複数の事務所を受けていく求職者がほとんどですので、日程調整は一括してキャリアアドバイザーに任せましょう。
面接回数を考慮、また志望度の高い順にうまく調整してもらい、選考の足並みが揃うようにしてもらいましょう。

■面接対策

エージェント利用の醍醐味である面接対策は、志望度の高い事務所の面接の前に必ず受けましょう。エージェントはこれまでの実績から過去の質問例や、どういった人が内定をもらっているのか等、多くの情報を握っています。これをもとに面接の対策をしましょう。

■内定時期の調整

企業・事務所によって面接回数はそれぞれなので、内定が出る時期が同じになるように調整をお願いしましょう。
内定が出てからの回答期限は事務所によってそれぞれですが、1週間程度が目安となることが多いです。選考中の他事務所の結果を待たずに返事をしなければならないことがないように注意しましょう。

■年収交渉

年収アップを見込み転職される方も多いように、年収は少しでも高い方がいいものです。
特に年収のように自分から交渉しづらい点に関しては、エージェントをうまく活用して、代わりに交渉してもらうことも転職成功のポイントです。

内定

無事に内定をもらえたら、本当にこの事務所でいいのか、希望の働き方ができるのか、懸念点はないかなど、納得のいく決断ができるようにエージェントを活用しましょう。

■懸念点を解消する

合否に影響があるかも…と面接では聞きにくかった質問（残業時間や、離職率等）は内定承諾前にエージェントから聞いてもらうことで、最終的に懸念や不安なく転職先を決定できます。

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事務所側のエージェントを使うメリット

これまでの説明でエージェントの利用は求職者側に多くのメリットがあることを理解いただけたと思いますが、実は事務所側にもエージェントを使うメリットはあるのです。

工数削減

人材を採用しようとすると求人の作成、掲載、書類審査、面接と時間・人材面でかなりの工数が発生します。また、求人媒体などに長期間求人情報を掲載し続けるのは莫大な費用がかかり、採用が成功しなかった場合には掲載費用は無駄になってしまいます。
一方でエージェントは採用が成功した場合のみ費用が発生する仕組みのため、大幅なコスト削減を期待できることから、エージェントには求人媒体に乗っていない求人も集まってくるのです。

ミスマッチを防ぐ

会計事務所業界のような専門性の高い採用では、多くの求職者に働きかけるというよりは限られた人材にのみアプローチしていく必要があります。
媒体のように広く求人を露出した場合、数多くの応募がくることはメリットに見える一方で、応募条件を満たさない、つまりニーズにマッチしない応募も多く、そこに時間的なコストが発生します。
そこでエージェントを利用することで企業側の採用したい人材にピンポイントでアプローチでき、人材のミスマッチを防ぐことができます。

このように事務所側にもエージェントを使うメリットが大きいため、エージェントを積極的に活用して採用活動を進める事務所も多くなっています。その結果として、求職者の方に幅広い求人の選択肢を提示できる構造になっているのです。

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